マン兄さん「ワシ、○○しようと思う」   作:ゼロケン

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なぜだろう、新しい話をとうこうするたび、1話の文字数がどんどん増えていく…



ワシ、カードゲームしようと思う。

「やっほ〜タロウ君、元気してるか?」

 

 

「兄さんが来るまでは元気でした。」

 

 

「何でそんな悲しいこと言うんや?まるでワシが何かやったら面倒なことが起きてその始末に追われるからできればじっとしてもらいたいみたいな口調で…」

 

 

「大正解ですよ何もかも!兄さんがやれこれをしよう、やれあれをやろうとしたら大体直前に私のところに来て宣言してから静止聞かずに行くから始末書書くの私ですよ!」

 

 

「え!?光の国って始末書あるん!?」

 

 

「あろうがなかろうが今は関係ないでしょうが!はぁ、もう良い加減にしてくださいよ…昔の冷静でカッコよかった兄さんはどこ行ったんですか…」

 

 

「その兄さん目の前におるけど?」

 

 

「あんまり調子乗ってるとダイナマイトしますよ?」

 

 

 

「それだけは堪忍してや!」

 

 

「はぁ、もういいです。で今回は何をしたいんですか?」

 

 

「それがな、ちょっと前からワシ動画投稿始めたやん?その撮影をタロウ君達に手伝って欲しいねん」

 

 

「なんだ、珍しくまともじゃないですか。いやでも前回みたいな大惨事もあり得るからな…ちなみに今兄さんはどんな動画を出してるんですか?」

 

 

「う〜ん、最近だと『3分で分かる!適切な技の使い分け方!』とか、『各怪獣別、戦闘中兄さんが何を考えてるのか』、とか、『兄さんの大胸筋、どこまでなら無傷なの?』とかやな。」

 

 

「くそ、どれもめっちゃ面白そうだ…それに前回のアレと比べて100倍マシだ…」

 

 

「ここ最近で一番評価高かったのは『本人協力の元!ジラースの襟巻き剥いでみたやな。」

 

 

「大丈夫ですかそれ…怪獣王さんブチギレじゃありません?」

 

 

「大丈夫やで。だってオチは、襟巻き剥いだジラースと勘違いして突っかかたのが本物のゴジラ先輩やったってやつやから。」

 

 

「ホントよくできましたねそれ!まぁでも人様に迷惑は最近かけてないみたいですし…良いですよ空いてる時間教えますのでその時間に呼んでください。」

 

 

「本当かタロウ君!ホンマありがとう!」

 

 

「でも人様に迷惑かける系はやめてくださいよね…」

 

 

「大丈夫や、今回の企画は光の国内で終わるやつやから!」

 

 

そうして数日後私は兄さんに動画を撮影するため呼び出された。

 

 

「今日の内容は〜?兄さんと愉快なゲストでカードゲームをやってみようや!」

 

 

「イェ〜イ…」

 

 

その日の収録には私しかおらずマン兄さんの呼び掛け(という名の職権濫用)に応じた者は私一人だった。

 

 

「なんやタロウ君、イェイゆーてる割には元気ないやんけ?」

 

 

「いや私たちが一緒に遊んでていいのかなぁって。」

 

 

「大丈夫やで!もし何か悪いことが起きようもんなら撮影中断してウルトラマンとタロウが向かうってお知らせを昨日宇宙SNSに発信しといたからな!」

 

 

「へぇ〜、確かにそんなこと言われたら誰も悪さしないですよね。」

 

 

「やっぱりツブッターは偉大やで!さて、雑談はここまでにして今日やるカードゲームを発表しようと思う。」

 

 

そういうと、兄さんはどこからともなく布のかかった台車を持ってきた。

 

 

「兄さん、それは一体なんなんです?」

 

 

「フッフッフ、これはな、ウルトラマンカードゲームや!」

 

 

「ほぇ〜、ついに私たちもトレーディングカードゲームになったんですね。」

 

 

「意外やなタロウ君、正直もう少し驚くかと思ったんやけど?」

 

 

「まぁ、ポケットなモンスターとかもカードになってますし、特段驚くことでもないなぁ、と思いまして。」

 

 

「まぁそれもそうやな。よし!じゃあ今から兄さんとルール確認しながらやっていこか!」

 

 

そうして兄さんと一緒にカードゲームを楽しみつつ、撮影が進んでいった。

 

 

「よし、これで私が先に3勝したので私の勝ちです!」

 

 

「おぉ!ホンマや!いやぁこの短時間で上手くなったなぁ。」

 

 

「いやいや、兄さんの教え方が上手だからですよ。」

 

 

「嬉しいこと言ってくれるやん、そうや!忘れとったけどまだ撮影は終わってへんで!」

 

 

「え?まだ何かするんですか?」

 

 

「そうや。今回はカードゲームを楽しむだけやなくてブースターパックを開けていくで!」

 

 

「おぉ!いいですね、じゃあ開けていきましょう!」

 

 

この時には私も撮影なのも忘れてただ純粋にこのカードゲームを楽しんでいた。

 

 

「それでは視聴者の皆さんまたご視聴ありがとうございました〜。バイバ〜イ!」

 

 

「バイバ〜イ」

 

 

そんな感じで撮影は終了した。パックからは色々の怪獣やウルトラ戦士のカードが出てきた。Zやゼロ、ティガにトリガー(兄さんは頑なにティガ君と言い張っていたが)、ジードなんかも出てきていた。そこで私は私や兄さんはまだ選ばれてないけど、タイガやトライスクワッドの面々ならもうラインナップされてるのではないか…と。そこで私はウルトラマンカードゲームのホームページにアクセスして調べてみた。だがこれは私にとって、取ってはいけない行動だった。

 

 

「おぉ、タロウ君!この前は撮影の協力ありがとな!お陰でまた登録者も増えたし、再生数もいい感じや!ん?どうしたん?元気なさそうやん?」

 

 

「あぁ、例の動画好評でしたか…よかったですね。」

 

 

「なんやねん、まるでカードゲームが出たのに周りの先輩後輩は全員出てるのに、息子とその仲間たちはハブられてる親のような顔しよって?」

 

 

「その通りですよ兄さん!何でタイガたちだけ新世代ヒーローでカードゲームの出てないんですか!?確かに私たちは使える資料も古いから使いづらいかもしれないですけど!タイガは、令和初のウルトラマンですよ!何であいつらだけハブられてるんですか!?」

 

 

「おぉう!?そんなこと考えてたんや…そうは言ってもなぁ、兄さんは制作には関わってないし…」

 

 

「そうか!その手があったか!」

 

 

「何や?その手って?」

 

 

「いや今から地球に行って制作陣に次のブースターパックにはタイガたちを入れろ、さもなくばダイナマイトするって交渉しようかなぁって。」

 

 

「タロウ君、それ交渉ちゃう、脅迫っちゅうねん。」

 

 

「うるせぇ!大丈夫ですよ地球人は怪獣の頭から落ちてもピンピンしてるんですからダイナマイトの一発や二発耐え切りますよ!」

 

 

「それはタロウ君もところの地球人だけや!待てぇい!ワシが言うのも何やけど何も言わずに地球に向かおうとするなや!おぉ、タイガ君にティガ君!兄さんと一緒にタロウ君止めてくれ〜!」

 

 

「と、父さん!何やってんですか!?」

 

 

「わ、分かりました!あとウルトラマンさん、僕はティガ先輩じゃなくてトリガーです…」

 

 

その後、タロウは3人に捕縛され、タイガにしばらくお説教されたそうだ。




ホントに何でトライスクワッド組だけハブられてるんですかね?やっぱルール的に登場させるのが難しいんですかね?
評価、感想、その他諸々お待ちしております。

〜今回の登場人物〜

初代ウルトラマン
言わずと知れた我らが兄さん。前回の動画から別に客演しなくても人気は取れることに気づいて動画投稿を頑張っている。タロウ君に怒られないように周りに注意しながら知り合いと一緒にふざけた動画を撮って人気をどんどん上げている模様…。某怪獣王先輩の言葉はいまいち分からないのでジラースの動画は内心ヒヤヒヤしていたらしい。

ウルトラマンタロウ
いつもならツッコミ役だが、珍しくボケだった。自身も教官として理性的であるべきだと思いつつ、息子やその友達のことになるとつい感情的になってしまう親バカが少しある。例のダイナマイト交渉事件ののち生徒たちから親バカ先生とあだ名を付けられた。

ウルトラマンタイガ
最後に少し登場したが、自身の父を捕縛してお説教していると、自身の家系は代々親バカの血が受け継がれてれていていつか自分も親バカになるかもと心配になった。

ウルトラマントリガー
同じく最後に少し登場。兄さんが散々動画内で(わざと)ティガ君と呼び続けた結果、関係は薄いのに知り合いからティガ君とイジられ続けて、胃を痛めている。最近スマイルが少し硬くなっているらしい(デッカー談)
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