ライスシャワーを特盛雑穀米にしてしまったTS転生系ウマ娘トレーナーの話 作:雅媛
デート当日の日曜日は梅雨の時期には珍しい快晴であった。
ボクは服がないので当然のように制服を着たが、ライスちゃんは私服である。
クリーム色のおしゃれなワンピースだ。襟がフリフリしてるし、スカートの裾のところも黒いフリフリがついているし、女子力高い感じのかわいい服だった。
「ライスちゃんの私服、かわいいねぇ。よく似合ってるよ」
「ふえぇ」
素直に褒めたらライスちゃんは真っ赤になってしまった。
真面目で素直でかわいいライスちゃんだが、あまり褒められ慣れていないらしい。自己肯定感をあげるためにも積極的に褒めていく所存である。
しかし、ライスちゃんのおしゃれ外出着に対して制服なのはさすがに浮いている気がする。トレセン学園の制服もかわいらしいとは思うが……
今後担当としてライスちゃんと一緒にお出かけする可能性も考えるとボクも何か持っていた方がいいのだろうとは思う。
もっともフリフリでかわいらしいのとかは似合わないだろうし勘弁してほしいが…… 動きにくそうだし。
「ということで今日一日よろしくお願いします」
「ひゃい!」
今日のお出かけはどこに行って何を買うかはすべてライスちゃん任せなのである。
ウマ娘用の服がどこで売ってるかも知らないし、そもそも財布もライスちゃんもちなのでボクはなされるがままである。
まあユニク〇とかし〇むらとか、そういう安いところでいいんだけどなぁ。そういうところでウマ娘用の服を売っているか知らないけど。
そんなことを考えてライスちゃんに連れてこられたのは、府中駅前のデパートであった。
その中にあったウマ娘用の服の売り場に連れてこられる。
途中飾ってあった服の値札にうん万円と書いてるのを見かけ、腰が引けてしまった。
「ら、ライスちゃん?」
「? どうしたのヴィオラちゃん」
「ここ、すごくお高くない?」
「普通だと思うけど……」
ヤバい金銭感覚が違いすぎる!! こちらは1枚1000円ぐらいのイメージできてたのに!!
すでにその何十倍もの値段を普通というライスちゃんとの格の差を感じてしまう。
尻込みしているボクの気配を感じたのか、ライスちゃんが天使のような笑みを浮かべた。
「大丈夫、ライスが買ってあげるから。ヴィオラちゃんはライスに養われていればいいんだよ」
「ヒモにされる!!」
基本的に悲観的で消極的な傾向があるライスちゃんだが、時々こうやってボクに謎のマウントを取ってこようとする。確実に勝てそうなときだけ押しの強さが半端ないのだ。
でもボクのほうがトレーナーだし絶対に担当ウマ娘に負けたりしないのである!!
ライスちゃんに導かれるまま、目的の売り場にたどり着く。
異様にフリフリした服しかないことと、値札は必死に見ないようにしていた。
ライスシャワーの路線は?
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当然クラシック路線
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あえてのティアラ路線
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裏路線で賞金重視
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障害路線とかもある
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無茶ぶり短距離路線
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とにかく数を出る。