ライスシャワーを特盛雑穀米にしてしまったTS転生系ウマ娘トレーナーの話 作:雅媛
「あれ、お父さまとお母さまは?」
「ちょっと席を外すって」
「というかヴィオラちゃん何を話してたの?」
「ライスちゃんの成長具合とかですね」
さすがにライスちゃんの好きな人の話題は出すべきではないだろう。
ボクは空気が読めるウマ娘なのだ、たぶん。ライスちゃんの好きな人はちょっと気になるけど。
「そういえば避暑地でバカンスって何すればいいの?」
「休めばいいと思うよ?」
「休む……」
休むとはどうすればいいのだろうか……
よく考えたら今までの人生9年間で休んだことなんて基本ない気がする。
今も休みの日は大体トレーナー用の論文とか読んでるし。
いや、ライスちゃんとかクラスメイトとかと遊びに行くことがあるからあれは休んでるか。
「何もしないでボーっとしてればいいんだよ」
「なるほど……?」
「ひとまず部屋に行って休もうか」
「はーい」
よくわからないことは他人に任せることにするのがボクの主義だ。
ライスちゃんに連れられてお部屋に行く。
ライスちゃんに連れられてきた部屋はそこそこ広めのベッドルームだ。
キングサイズっていうんだったか、大きいベッドがででん、と置いてあって、部屋の隅にボクの荷物がすでに運び込まれていた。
家具も高級そうだし、さすが別荘、と感心していたらいきなりライスちゃんに抱きしめられて、ベッドに押し倒された。
「ふみゅっ?」
「こんな感じでお休みすればいいんだよ」
「ふわふわ……」
ライスちゃんの豊満になった胸に顔をうずめさせられる。
ここ半年の体づくりの成果により、ライスちゃんの胸はとても豊満になっていた。
B75のBカップという最低限あったライスちゃんの胸部だが、今はB89のGカップという巨乳にボリュームアップしているのだ。
体づくりをした甲斐があるというものだ。いや、怪我しないためにしていたものだけど。
そのままポカポカふわふわしていると、ボクの意識は自然と遠のいていくのであった。
目を覚ましたら夕方であった。
ライスちゃんはすでに隣におらず、ボク一人で爆睡していたらしい。
初めての長時間移動で疲れていたのかもしれない。
下に降りると、ライスちゃんとご両親がお話している声が聞こえてくる。
「ふふふ、ライスちゃんに好きな人がねぇ……」
これはライスちゃんのお母さんの声だろう。
さっき話していたライスちゃんの好きな人の話をしているようだ。なんとなく隠れて聞き耳を立てる。
「ライスは頼れる大人が好きかと思っていたけど、まさか年下が好きになるとは思わなかったね」
「むー、別にいいでしょ、お父様。それに頼りにはすっごくなるんだから」
ライスちゃんの好きな人は年下らしい。
年下ってトレセン学園にいたかなと思いを巡らすと一人思いついた人がいた。
ニシノフラワーさんだ。飛び級だからあの人は年下なはずだ。
優しくて頼りがいもあるし、なるほどそうだったか……
しかし、ニシノフラワーさんはボクが見る限りミホノブルボンさんとすごく仲がいい。
いつも二人で仲良くしてるし…… これはなかなか手ごわいライバルですよ。
ミホノブルボンさん、クラシックのライバルだけでなく恋のライバルにもなるとは……
そんなことを考えつつ、これ以上盗み聞きも悪いと思い扉をノックする。
「はーい」
「すいません寝ちゃってました」
「大丈夫だよ。ヴィオラちゃんも疲れてたんだと思うよ。ゆっくりしてていいからね」
ライスちゃんはそう言ってくれるが担当トレーナーとしてはもうちょっとしっかりしたところみせたいし……
そんなボクとライスちゃんのやり取りをご両親は温かい目で見守ってくれていた。
本作のライスちゃんの戦績(参考)上の方が当然いいです
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当然無敗全勝だよ
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何回か負けるけどキュウカンバーになるよ
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半分弱勝ってGⅠを4,5章ぐらい
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史実ぐらいのG1を3勝ぐらい
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なかなか勝ちきれずにG1一回勝てれば
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G1も勝てないぐらいじゃない?
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残念ながら未勝利