ライスシャワーを特盛雑穀米にしてしまったTS転生系ウマ娘トレーナーの話 作:雅媛
ライスちゃんとご両親のバカンスにお邪魔する形になってしまったが、ボクは隅っこの方で静かに暮らしているつもりだった。親子水入らずに邪魔するつもりは全くなかったので。
とおもっていたのだが、ご両親とも「二人目の娘みたいなものだよ」と言ってくれてすごくよくしてくれるのでついつい甘えてしまう。
「ヴィオラちゃん、今日はエステに行きますよ」
だけどこの金持ちのお金の使い方には一生慣れる気がしない。
今日はお母さま(親みたいに思ってくれていいと譲らないのでボクもこう呼ぶようになってしまった)に連れられて、ウマ娘3人で美肌リラクゼーションエステというものを受けることになってしまった。
マッサージならばトレーナーとしての技術にもあるのでライスちゃんにちょくちょくやっているが……まあ専業の人の技術を盗む機会になるだろうとお母さまとライスちゃんに引きずられるようにしていくことにした。
いや別にマッサージとかそういうのは嫌いじゃないんだよ。美肌とかも、されるのはあまり興味がないけど技術があればライスちゃんにしてあげられるし。でも値段がね……調べると一人十万とか言う値段と聞くとさ、ただの担当トレーナーなのにしてもらうのすごい遠慮が出るじゃない。
お金持ちの避暑地ということで大体のサービスの値段がすさまじく高い。その分質がいいのはわかるけど……
ボクのイメージする値段より二桁ぐらいは余裕で上の値段が付くのはやばいですよ。
別にボクは部屋でごろごろしながら論文でも読んでいればいいので毎回断るのだが、お母さまとお父さまが「娘だと思って甘えていいんだよ」と言われて抱きしめてくるので、いつも押し流されていた。
今世親なんていなかったから親みたいに甘えさせられると抵抗できないんだよね……
でもこの借りをどう返せばいいかわからないのが怖すぎてしょうがないです……トレーナー業、頑張ろう……
「掃除は大変そうですが、マッサージオイルもいいですね。ライスちゃんにするときも使おうかなぁ。どの香りが好きだった?」
「ライスはバラの香りのが好きだったね」
「じゃあ試しに買ってみようか……うげ、すごい値段……」
エステ自体は値段だけあってすごくすごくよかった。やり方も雑談である程度聞いたから、トレセン学園に帰ってもできるだろう。
ただ道具類、というか消耗品がすごく高い。特にライスちゃんが選んだバラの香りのマッサージオイルはほかのものと比べてもワンランク値段が上だった。
悩んでいるとお母様が店員さんを呼ぶ。
「すいません、この薔薇のマッサージオイル、あとで届けてください」
「お母さま!?」
「ライスのために用意してくれるんでしょう? 遠慮はしなくていいわよ」
「お母さま、こっちのも買って。ヴィオラちゃんラベンダー好きだし」
「じゃあこっちのオイルもお願いします」
「お母さま!?」
ライスちゃん用のはまあいいけどなんでボク用のまで買うんですか!?
そんな思いはあれどツッコミする前にすでにお母さまは注文してしまった。
万事そんな感じである。
なお、買ってもらってしまったから仕方ないと、滞在中はお父さまとお母さまにオイルマッサージをしたら二人ともすごい喜んでくれたので、それだけは救いである。
本作のライスちゃんの戦績(参考)上の方が当然いいです
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当然無敗全勝だよ
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何回か負けるけどキュウカンバーになるよ
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半分弱勝ってGⅠを4,5章ぐらい
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史実ぐらいのG1を3勝ぐらい
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なかなか勝ちきれずにG1一回勝てれば
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G1も勝てないぐらいじゃない?
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残念ながら未勝利