ライスシャワーを特盛雑穀米にしてしまったTS転生系ウマ娘トレーナーの話 作:雅媛
お父様とお母様の提案で買い物に出かけることになった。
お金なんてほとんど持ち合わせていないのでお断りしたいところだったが、買ってあげると言われて余計お断りしたい気持ちになりつつ、流されてアウトレットのショッピングモールに行くことになった。
アウトレットなら、まあ、そこまで高くないだろう、きっと。
そう信じて、申し訳ない気持ちになりつつ4人で行くことになった。
そうして最初に向かったのがランジェリーショップである。
なんでだよ!? パパんすごい気まずそうにしてるじゃん。「ちょっと喫茶店で待ってるね」ってさっそく離脱しちゃったじゃん。
ボクもパパんについていっちゃだめかな?
「駄目だよ、ヴィオラちゃんの下着を買いに来たんだから」
と、ライスちゃんに却下された。
ライスちゃんの言いたいことは全くわからないでもない。
ライスちゃんに合わせて食べまくって走りまくっていたのでボクの体も随分いろいろ成長してしまったのは確かだ。身長以外。
くそっ、身長は1mmも伸びないのに胸ばっかり大きくなるのはどういうことだ。
おかげで入学時に買った下着は全滅して、一度買い替えたものまで全滅して、一時期ノーパンノーブラで過ごした挙句交渉してどうにか今は手に入れた試供品で過ごしている状況である。
まあ着替えとか全部知ってるライスちゃんはその状況を知っているからこんなところに連れてきたんだと思うけど……
今はちゃんと下着着てるし……ライスちゃんに買ってもらった上下2セットを使いまわしてる形だけど……
「ということでライスとヴィオラちゃんの下着を新調しましょう」
「いや、ボクは別に……また大きくなったら無駄になっちゃうし」
「逃がさないよ」
「ライスちゃん!?」
目が座ったライスちゃんにつかまった。
いやまあ、ノーパンノーブラはさすがにまずかったと思うけどもう多分しないから勘弁してよ。
何にしろ抵抗できずにボクは女の園に連れ込まれてしまったのだった。
それから測定は1時間以上かかった。
下着屋さんの測定、本当にめんどくさい。
すべて数字を取った後に試供品を胸に当ててあれでもないこれでもないとやるのだから本当に疲れる。
大きな胸に夢が詰まってる? こんなの脂肪で何の面白みもないわ、とやさぐれてしまう。
でもライスちゃんのお胸には夢が詰まってるからボクは好きですが。自分で持っていて面白いものではないことを痛感した。
そして測定したところから選ばれる数々の下着。
正直恥ずかしくて自分でとても選べないので、ライスちゃんとお母さまに選んでもらうことしかできない。
というかセミオーダーとかなので1枚がかなり高い。
少なくとも学園指定の下着の数倍の値段である。
「あの……ボクあまりお金が……」
「大丈夫よ」
「今までも随分お世話になっているのにこれ以上は……」
「大丈夫、これは契約金だと思ってもらえれば」
「契約金?」
「そう、ライスとトレーナーとして契約してもらったからそのお金よ」
「いやところによってはそういうのもあると聞きますがライスちゃん普通に優秀ですからそういうの貰う関係では……」
トレーナー契約を予約したり、いいトレーナーに優先して契約してもらうためにお金を払うという文化は一部ではあり、それ自体は違法でも何でもないが、ボクとライスちゃんはそういう関係でもないし……
「じゃあ結納金でもいいわよ」
「ほえ?」
「お母さま!!」
「冗談よ冗談、半分ぐらい。ね、ライス」
「むぅ」
何を言っているかよくわからなかったが、結局は契約金という形で立て替えてもらうことにした。
なんか逃げられなさそうなのだけ怖いけど、まあそれはライスちゃんに捨てられたときに考えることにする。
この後服なども購入し、ライスちゃんとお母さまに振り回され続け、ボクとお父さまは疲れ切ってしまうのであった。
本作のライスちゃんの戦績(参考)上の方が当然いいです
-
当然無敗全勝だよ
-
何回か負けるけどキュウカンバーになるよ
-
半分弱勝ってGⅠを4,5章ぐらい
-
史実ぐらいのG1を3勝ぐらい
-
なかなか勝ちきれずにG1一回勝てれば
-
G1も勝てないぐらいじゃない?
-
残念ながら未勝利