ライスシャワーを特盛雑穀米にしてしまったTS転生系ウマ娘トレーナーの話   作:雅媛

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7 熱狂の後で

「うう、言いすぎてしまいました」

 

 

 パーティ後、やばい宣言をした自覚があったボクはドンべこみしていたが、ライスちゃんもお父さまもお母さまも特に気にしていなかった。

 

 

「最近のクリ家は本業が好調だからあまりレースに力が入っていなかったのよね。重賞すら勝ったのも10年以上前だし、あれくらい言い放っていいんじゃないかしら」

 

 

 お母さまは嬉しそうにそういうが、ボクに自信があるわけではない。

 ライスちゃんの才能は本物だが、所詮頭のいいだけのガキがライスちゃんをちゃんと勝たせてあげられるのかは全くわからなかった。

 

 

「夢は大きい方がいいし、それに勝てばいいだけだから気にする必要もないさ。ヴィオラちゃんとライスちゃんならやれるって」

 

 

 お父さまはそんなことを軽く言うがその自信を少しだけでも分けてほしい。

 

 

「ぶー、ライスは10冠以上とるつもりなのに」

 

 

 ライスちゃんはボクの発言にボクの心配と反対方向に不満があるようだ。

 その自信普通にすごいな。

 

 

「それにダメだったら責任取ってうちの子になってもらえばいいんだし」

 

「お母さま、それじゃ何も責任取ったことにならないと思いますよ」

 

 

 お母さまの発言に思わずツッコむ。

 いや、引き取って過酷な労働をするとかなら責任になるが、この善良なご両親がそんなことするわけないし、厳しくすると言ってもきっと今まで見たいに甘々で金持ちの金銭感覚でボクの胃にダメージを与えるぐらいしかしてこないのは容易に想像できた。

 その程度ぐらいはボクにでもわかる。

 

 お母さまはライスちゃんの方を見た。

 

 

「ほら、ライスがちゃんと言わないから」

 

「そ、それは時が来たらちゃんと言うからいいの!」

 

 

 何の話をしているかはボクには何もわからなかった。

 

 

「まあ、冗談はさておきヴィオラちゃんは特に気にしなくていいわよ。おばあさまも愉快そうにしてたし、どうせ文句をつけられるほどレースで活躍している子はいないし、無理しない程度で頑張ればいいわ」

 

「そういってもらえると気が楽になります」

 

 

 お母さまが慰めてくれるが、とはいえ言った以上は狙ってみたい九冠バである。

 現状前人未踏の領域だが、なったらすごいなと思うところである。

 

 それには努力に努力を重ねる必要はあるだろう。

 ときには無理をする必要があるかもしれない。

 

 でも忘れてはいけないのはひとつだけある。

 ライスちゃんの悲劇の運命は選ばないこと。

 

 無事是名馬である。

 それが何よりも最優先である。

 

 

「ボクから一つだけお二人にお約束を。ライスちゃんのことは何があろうが絶対に無事にお二人のもとに返します」

 

 

 これはボクの誓いである。

 運命という荒波が襲い掛かろうとも、誰から何を言われようとも、絶対にそこは譲らない。

 ご両親にはこれだけお世話になった以上、これはお二人にするべきだろう。

 

 

「そうね、無理はしちゃだめよ。二人とも」

 

「ああ、そうだな、無事で頑張ってくれ」

 

 

 ご両親にこれを伝えられたのがきっと一番大事なことだっただろう。




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本作のライスちゃんの戦績(参考)上の方が当然いいです

  • 当然無敗全勝だよ
  • 何回か負けるけどキュウカンバーになるよ
  • 半分弱勝ってGⅠを4,5章ぐらい
  • 史実ぐらいのG1を3勝ぐらい
  • なかなか勝ちきれずにG1一回勝てれば
  • G1も勝てないぐらいじゃない?
  • 残念ながら未勝利
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