ライスシャワーを特盛雑穀米にしてしまったTS転生系ウマ娘トレーナーの話 作:雅媛
さすがに1か月ずっとトレーニングも大変なので、今日は1日休みにしてプールに遊びに行くことになった。
ここで問題になるのは水着である。
「面倒だしボクは学校の水着でいいよ」
という反論をライスちゃんが許してくれず、水着を買いに行くことになった。
メンバーはライスちゃんとサンキューさんと、なぜかついてきたセイちゃんだ。
セイちゃんにはずっとかまっていたせいかなんか懐かれてしまった。
セイウンスカイというとトリックスターのイメージがあるが、目の前のセイちゃんはただのかわいい幼女なのでいくらでも構ってられる。ニシノさんにも暇な時だけでもよろしければ…… などと言われているので数日に一回ぐらいの頻度でうちのチームに遊びに来てもらっていた。
なので実質セイちゃんもうちのメンバーみたいな状況になっていた。
何にしろそんな新生チーム紫メンバー四人組でデパートの水着コーナーを訪れていた。
「まずセイちゃんの水着見ようか」
「そうだね」
「はい、そうしましょう」
ということで子供用水着のコーナーを訪れた。
かわいい水着がいっぱいあって迷うねこれは。
とはいえ正午からプールだしあれやこれや着せてセイちゃんを疲れさせるのもまずいだろう。
かわいらしいワンピース型の水着にさっさと決める。
「というかボクもここのでいいのでは?」
「ヴィオラちゃん、自分の胸見てからもう一度同じこと言える?」
「たぶん胸のところとお尻のところがはじけますよ」
よく考えたら年齢的にボクもここのでいけるのではと思ったのだが、ライスちゃんとサンキューさんの二人に止められてしまった。
無駄に育ってしまった胸と尻が憎い。身長は全然伸びないのに。
そのまま女性向けのコーナーに移動して、それぞれ水着を選び始めた。
ライスちゃんはちょっと露出が多いビキニを、サンキューさんはスポーティなワンピース型を買っていたが、さてボクはどうするか。
かわいい子が水着を着ているのを見るのは好きだが、自分が着るとなるとまるで分らない。
「ヴィオラおねーちゃん」
「なに?」
「これ」
セイちゃんが渡してくれた水着を手に取って広げる。
出てきたのは紐だった。
「セイちゃん……これは……」
「ん」
どや顔するセイちゃん。
かわいいけどヴィオラおねーちゃんはこれ着る覚悟はないんだわ……
よくよく見ると向こうでライスちゃんとサンキューさんがこっちを見ている。
あいつらセイちゃんを焚きつけたな。
「ヴィオラおねーちゃんはもうちょっとかわいいのがいいかな」
「でも似合ってると思う」
「本気!?」
何でセイちゃんの押しが強いんだよ。
お前ら何を吹き込んだ。ライスちゃんとサンキューさんを睨むが二人とも素晴らしい笑顔を返してきた。
結局時間がないことや、値段が布が少ないせいか安かったのもありこれを買うことになってしまった。
もうどうなってもいいやと自棄になっただけともいう。
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