ライスシャワーを特盛雑穀米にしてしまったTS転生系ウマ娘トレーナーの話   作:雅媛

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4 おうたの練習2

 ライブと言えば歌と踊りからできている。

 当然皆の前でやるのだから練習は必須だ。

 特に出来が悪いメンバーは特別訓練が実施されることになった。

 

 

「でもボクは練習する必要ないと思うんですけど!!!」

 

 

 まあ対象はボクだけだったんですが。

 

 

 

 

 今回の初グランドライブ、参加者が選抜されているわけではない。

 グランドライブの趣旨からいっても選抜するというのはよろしくないので希望者は全員参加可能である。

 

 だが、わざわざライブに参加したいというようなウマ娘は大体歌も踊りもうまい子なのだ。

 だから練習もみんなと合わせたり振り付けを覚えたりするだけで済むし、メンバーによっては自分の持ち歌を持ってくることまであったりする。

 

 何だよ持ち歌って、と思うが、自分のために作詞作曲された曲を持ってるウマ娘というのは一定数いるらしい。

 金持ちの道楽かよと思うが、比較的ウマ娘業界では珍しくないらしく、料金も比較的リーズナブル(お嬢様基準)らしい。

 

 

 

 さてそんな中で歌も踊りも下手な奴は誰かというと当然ボクだけであった。

 

 というかボクは別に参加者に入った記憶はないんですけどね!!

 一応学生とはいえボクはトレーナー枠であり選手枠じゃないんだよ!!

 

 そんな抗議はライスちゃんの

 

 

「いいから歌って踊りなさい!!」

 

 

 という発言により黙殺された。

 説得ですらない。

 

 仕方がないので練習はちゃんとやっていたが一人だけド下手なのは自分でもわかっていた。

 小さいころからライブごっこを積み重ねてきたみんなと、入学後付け焼刃のボクではレベルに差がありすぎるのだ。

 

 

「もうむり~」

 

「無理っていうのは嘘つきの言葉なんですよ」

 

「うわーん!!」

 

 

 限界まで練習したがいまいちうまくならず泣き言をいうボクをライスちゃんは切って捨てた。

 担当が厳しすぎる……

 

 だが、仕事の都合もあり、結局間に合わなさそうなボクはセンターの振り付けだけ覚えて一回だけ登場するということになった。というかそれでみんなに許してもらった。みんなの優しさが身に染みるで……

 

 

「もう、ヴィオラちゃんは……」

 

「だってぇ……」

 

 

 ちなみに知り合いはというと、ライスちゃんやニシノさんは持ち歌を持ってるぐらいなので当然うまく、ミホノさんも正確に踊るのですごくうまい。ミホノさんは特に表情まで身体操作の一環でやるのですさまじくうまかった。

 ラブリイさんは優等生らしく当然うまかったし、サンキューさんも何事にも優秀なので当然のごとくうまかった。知り合いは大体みんなうまいのだ。

 

 ボクだって上達していないわけではないのだが、テストで10点しか取れない子が短期間で80点をとれるようにはならないのだ。

 必死に自分が出る歌の歌詞と踊りを頭に叩き込みながら、ちびちびと練習しつつグランドライブの準備を進めるのであった。





【挿絵表示】

チュー下手くそヴィオラ

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