ライスシャワーを特盛雑穀米にしてしまったTS転生系ウマ娘トレーナーの話 作:雅媛
「うーん?」
グランドライブに手を取られても、今日も今日とてトレーニングは欠かさない。
ライスちゃんとサンキューさんの二人になったので併走も捗っているのは否定しない。
「でも想定以上に能力の伸びがいいような……」
トレーニングと言っても1日ですさまじく能力が上がったりするわけではない。
毎日のわずかな積み重ねが成長につながっていくのだ。
坂路をはじめとしたトレーニングで効果は高く維持しているが、ここ1月の二人の能力の伸びが想定よりもかなり高い。
2倍とか3倍とかいう話ではないが、チリも積もればそれなりに差が出るだろう。
「ライスちゃん、サンキューさん」
「なに?」
「どうかしました?」
「最近調子いいけど思い当たることある?」
「うーん」
「あ、グランドライブの練習で歌一杯歌うようになったのでそれのおかげか調子がいいですね」
「あ、ライスもそれはあるかも。持ち歌も歌えて楽しいよ」
「なるほど」
思わぬ副産物を見つけたかもしれない。
「ということで早速調査してみました」
「ヴィオラちゃん、仕事早いですね」
「ハローさんほどじゃないですよ」
ハローさんのところに持ってきたのはトレーニングデータだ。
グランドライブ参加者のうち協力してくれる人に関してちょっと調査を行ったのだ。
「歌を歌って踊ることによる気分と調子の向上、あとは肺活量の増加によりトレーニング効率が平均16%上昇していました」
「へー、ってかなりの効果じゃないですか」
「はい、これはすごいですよ」
個人差もあるだろうし、トレーニングによっても影響にばらつきがありそうだこれはよい宣伝材料になる。
「ちなみに歌と踊りの練習の種類が多い人ほど効果の上昇が大きそうです」
「ほえー」
まあボクだけで調べているのでサンプルは10ちょっとだし確実なことは言えないけど。
少なくともライスちゃんとサンキューさんには良い影響があるから問題ないのだ。
「ということでこの辺りの情報もうまく使えば、今後現役世代も巻き込めるかなと」
「うまく使わせてもらいますね」
「ヴィオラちゃんとハローさん、悪い顔してる……」
失礼な。れっきとした調査結果である。
それを勘違いさせるようにうまく使ってグランドライブの参加者を増やすのは適切な使用方法だろう。
「しかしそうすると楽曲やダンスのバリエーションも増やしたくなりますね」
「トゥインクルシリーズとの差別化もありますからね。と言っても費用関係のことはわからないのでハローさんに丸投げですが」
「大丈夫ですよ。持ち歌作詞作曲の仲介事業とかも思いつきましたし!!」
この人のアイデア力と実行力は本当に底なしだな……
過労でぶっ倒れないかだけが心配だけど……
グランドライブの新たな効能を見つけつつ、グランドライブが行われる12月1週目の日曜日は近づいていた。
第一回人気投票(第四章に出てくるキャラ含)
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ヴィオラレジーナ
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ライスシャワー
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シンコウラブリイ
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ミホノブルボン
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ニシノフラワー
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アイルトンシンボリ
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サンエイサンキュー
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トロットサンダー
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セイウンスカイ