ライスシャワーを特盛雑穀米にしてしまったTS転生系ウマ娘トレーナーの話 作:雅媛
さて、ライブはこれで終わりだが、ファンクラブの告知がその後に行われた。
後援会的な要素を持つファンクラブというのはなかなか斬新だが、応募するウマ娘はそう多くはなかった。
通常、所属する家から後援を受けてるわけだから二重になるようなことはしたくないよね……
結局後ろ盾が弱い家や、そういうのがないウマ娘が少数参加するだけにとどまった。
うちのチームはボクはもちろん、出身家と大喧嘩中のサンキューさんも参加しており、ライスちゃんも面白がって参加しているが……
「ファン数はヴィオラさんが1位ですね」
「なんでだよ!!」
「ドジでも頑張ってるところがかわいいとか、グランドライブ実現させたのがすごいとか、小さくてかわいいとか意見は様々ですね」
なんか派閥が分かれてそうで面倒そうなんだけど……
グランドライブの責任者の一人に名前は入っているから、そのこととトレーナー資格を持っているところからすごいと評価する人
明らかに背が一番小さかったので紫色の目立つ髪も相まってかわいいという人
ドジっ子ロリ巨乳万歳という人
ファン層は様々いるらしい。
「でもファン1号はライスのものだからね」
「なんでライスちゃんまでボクのファンクラブに入ってるですかね……」
なんでか会員番号一番の会員証を掲げたライスちゃんに思わずツッコむ。
まあ推し活は自由だけどさ……
「ちなみにヴィオラさん」
「なんでしょう」
「後援による月のお小遣いはこれくらいです」
電卓を弾いたハローさんがボクに数字を見せる。
小中学生に1月で持たせてはいけない金額がそこには表示されていた。
「……正気?」
「本当ですよ。ここでケチってもいいことないですからね」
期せずして定期収入を手に入れてしまった。
その分ファンサービスが必要だがしょうがないだろう。
「ということで最初はプロマイドでも作ろうかと思っているんですが」
「じゃあこの写真とかどう?」
「ライスちゃん!?」
ライスちゃんが取り出したのは夏合宿の時の紐水着姿だった。
「これはちょっとまずいですよ。ローティーンが着ていい水着じゃないです」
「着せたのはライスちゃんだけどね」
「普通にライブの写真にしておきましょう。よさそうなの見繕っておきますね」
ちなみにライスちゃんもサンキューさんも結構人が集まったらしく、しばらくお小遣いには困らなそうだ。
「あとは練習風景の動画を定期的に流したいところですが……」
「基本練習風景なら毎日撮ってますからそれでよければ」
「そうなんですか?」
「コースにカメラ付いてますからね。でもトレーナーしか見れないからあまり知られてないのでしょうか」
フォームチェックなどに結構役立つし、長期的にみると変化も分かりやすいのでボクはデータをためているが……
「まだ契約前の子でも手続きすればデータは貰えるはずですから、その辺を集めるといいかと思いますよ」
「なるほど助かります」
こんな感じで手探りで始まったファンクラブ制度だが、ウマ娘によってはさらなるサービスとして写真をアップしたり、小規模イベントをしたりして、過熱化したり規制が入ったりを繰り返しながら長く続くことになる。
とはいえ皆が工夫する中、何もボクは工夫しなかったのでコアなファンが残るだけにしかならなかったが……
第一回人気投票(第四章に出てくるキャラ含)
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ヴィオラレジーナ
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ライスシャワー
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シンコウラブリイ
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ミホノブルボン
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ニシノフラワー
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アイルトンシンボリ
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サンエイサンキュー
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トロットサンダー
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セイウンスカイ