ライスシャワーを特盛雑穀米にしてしまったTS転生系ウマ娘トレーナーの話 作:雅媛
「つづいてトレーニングをしていきましょう」
「げふ~」
ミックスジュース責めをうけてぐったりしているライスちゃんを更衣室に連れ込む。
そのまま体操着に着替えさせてさっそくトレーニングである。
ついでにボクも体操着に着替えて併走の準備をする。
ライスちゃんは短パン型の体操着、ボクはブルマ型の体操着だ。
この辺りは好みなのだが、ブルマ型のほうがちょっと安かったのでこちらを選んでいる。ライスちゃんはお嬢様っぽそうだし値段を理由に選択したりはしなさそうだが、短パンな理由は聞いていない。
さて、今回目指すは最近新設された坂路コースだ。
前世では美浦と栗東でわかれていたトレセンのうち、栗東の方で先に導入された練習用コースだが、トレセン学園では美浦も栗東も一体なので誰でも最新の坂路コースが利用できる。
しかも最新設備のせいか、あまり使われてなくて空いていた。
「坂道のコースなんだね」
「坂になっているので距離当たりの負荷が高くて、また地面が柔らかいので脚の負担が少なくて済む最新トレーニングですよ」
「ほえー」
そんな感想を言いながら、二人で坂路コースの入り口にたどり着く。
まっすぐの坂道が目の前に続いている。
「じゃあウマなりで1本行きます。よーいすたーと」
合図とともにライスちゃんと並んで坂路を走り出す。
ボクもウマ娘だ。実力を見せてやる!!と意気込んだが……
当然のように一瞬にして置いて行かれた。まるで併走になっていない。
というか坂路コースきつすぎ!! 全然スピードでないし負荷が半端ないし、なんでこんなコースをライスちゃんはあの速度で走れるんだよ!?
とっくの昔にライスちゃんはゴールにたどり着き、ボクは息も絶え絶えで坂路を登り切った。
「ぜー、ぜー、ぜー、ぜー」
「ヴィオラちゃん大丈夫?」
「だ、だいじょ、うぶ、じゃな……」
とはいえ止まるのも邪魔なので、足を動かして坂路横の通路を歩いて下り始める。
ボクの息が落ち着くまではだいぶ時間がかかった。
もう無理、と思っていたのだが……
「あと二本ぐらいは走るんでしょ?」
「に、二本……?」
ライスちゃんがにっこりとボクに笑いかける。
1本で死にかけたのにさらに追加で2本など死んでしまうのではないだろうか。
さっきの食事の意趣返しだろうか。
だが、3本ぐらい走ろうといったのはボクだし、担当がやる気なのだ。
逆らう術はボクにはなかった。
「かひゅー、かひゅー……」
「確かにいい感じの負荷だったねぇ」
ライスちゃんにとってはちょうどいいぐらいだったようだがボクにとっては死にかけになるぐらいのトレーニングをこなし、ボクは倒れ伏した。
ライスちゃんとの体力差をなめていた。経験、練習量、純粋な年齢差など考えれば、ライスちゃんに比べればボクはクソ雑魚ナメクジなのである。それを忘れた者の末路など、推して知るべしだろう。
結局疲れすぎて足がプルプルになってしまったボクは、ライスちゃんに担がれて運ばれることになるのであった。
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