ライスシャワーを特盛雑穀米にしてしまったTS転生系ウマ娘トレーナーの話 作:雅媛
「昨日はお楽しみでしたね」
「ぶっ!!!」
登校してラブリイさんから言われた最初の発言があいさつではなくそれであった。
「な、なんのことを!?」
「ライスさんに寮の部屋に連れ込まれてるヴィオラさんは何人も見てますからね」
ボクは自分のうかつさを呪った。
「というか朝もライスさんの部屋から出てきてるの、私も見てますからね」
「ライスちゃんのバカー!!!」
無理やり部屋に連れ込まれてて抵抗できずに一晩過ごした身としては、少しぐらいはライスちゃんに文句が言いたかった。
「で、どこまでいったの?」
「うまぴょい?」
「うまだっち?」
「すきだっち?」
クラスメイト達が集まってきてそんなことを聞いてくる。
というか隠語でしゃべれても何指してるかわからないよ!!
「ちゅ、チューはしたよ……」
「……」
「……」
「……」
「な、なんですか……」
「解散解散」
「ぴゅあぴゅあ年下ガールのピュアさに耐えきれなくなっただけ」
「ヴィオラちゃんはかわいいねぇ」
なんか頭まで撫でられた。
いやまあ、そういう下世話な話ってよく知らないけどさ。
何かウマ娘同士でも子供が作れるみたいな話は聞いたことあるけど、具体的にどうやるんだよっていう話だし。おしべとめしべ的な話は前世知識で知ってるけど、学校の性教育的なもの飛び級のせいで受けてないんだよねぇ。
「そういうみなさんは経験あるんですか?」
「ぐふっ」
「うぐっ」
「ライスさん、それ以上はいけない……」
ラブリイさん含めみんな撃沈した。
まあ本命チョコの話でもそういう相手の話出てこなかった時点で予想はしてたけど……
「きっとイケメントレーナーと契約して……」
「白バの王子様が……」
撃沈したみんなは妄想に逃げ始めたので、ボクはそっとその場から離れるのであった。
「あら、ヴィオラさん。こんにちは」
「ニシノさんもこんにちは」
廊下を当てもなくうろついているとニシノフラワーさんと出会った。
ふむ、なんというかニシノさんの雰囲気というか何か違うような……
「ライスさんとはうまくいったみたいですね」
「そっちのクラスでもうわさが流れてるんです?」
「それもありますが、ライスさんの匂いがべったりヴィオラさんについてますから」
「におい!?」
自分では感じていなかったが普段と違うぐらいなのだろうか。
まあウマ娘は鼻がいいからそういうのも分かってしまうのかもしれない。
ん? そういえばニシノさんも……
「ニシノさんはミホノさんとうまくいってるみたいですね」
「えへへ……」
やっぱりこっちはこっちでそういうことだったか。
なんとなく匂いで違和感があったがそういうことなのだろう。
仲がいいのはいいことである。
セイちゃんがかわいそうだけど。
ボクたちは面倒ごとを避けるため授業開始ぎりぎりまで適当に時間をつぶすのであった。
評価・お気に入り・感想お待ちしております
雑談等はディスコード鯖
https://discord.gg/92whXVTDUF
で
10話ごとの幕間の話題も募集しております。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=325158&uid=349081