ライスシャワーを特盛雑穀米にしてしまったTS転生系ウマ娘トレーナーの話   作:雅媛

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4 札幌ジュニアステークス

 ライスちゃんと伴って医務室に行ったが特に病気などもなく

 

 

「激務と環境変化の疲れが出ているのでしょう。休んでください」

 

 

 と言われてしまった。

 といってもサンキューさんのトレーニングとかライスちゃんのトレーニングとか見ないといけないしそうそう休めないんだけどなぁ……

 

 そうおもってしごとをつづけていたらほかのみんなに怒られた。

 

 

「ちゃんと休まないとダメでしょ!」

 

「そうです。調整ぐらいなら自分たちで出来ます」

 

 

 そういってライスちゃんとサンキューさんは二人でレースの調整やトレーニングを始めた。

 まあ大雑把なトレーニング方針は決まっているし、二人とも体ができてるからよほど無理しない限りケガもしないだろう。

 

 

「書類仕事のお手伝いなら私もできますから」

 

 

 書類仕事はリベーラさんが手伝ってくれた。手伝ってくれたというか全部やってくれた。ボクはハンコを押すだけである。ぺったんぺったんするだけのかんたんなお仕事だ。

 

 リベーラさん、普通にガチで優秀だな……いやまあ両親考えれば天才的に頭がよくても不思議も何もないんだけど。

 

 

「リベーラさんはトレーナー試験うけてみたらどうですか?」

 

「藪から棒になんでですか?」

 

「いや普通に簡単に受かりそうだなと思って」

 

「そうですね……今度ためにし受けてみましょうか」

 

「いいと思うよ。資格持ってると学園内で結構優遇されるから」

 

「例えば?」

 

「夏休みの宿題がない」

 

「それは魅力的ですね……」

 

 

 まあトレーナー試験に受かるための勉強の方がよほど大変ではあるんだけど……

 リベーラさんなら簡単に合格しそうな気がする。その方が三冠取ったりするよりもよほど目立つんじゃなかろうかと思ったりするがどうだろうか。

 

 とはいえこんな感じでいつの間にか介護される方になったボクであったが、体調はまあそこそこよくなったり微妙だったり、といったぐらいであった。食欲だけはあって体重が増え気味なのがちょっと怖いけど…… あまり増えすぎると体に良くないしなぁ……

 

 

 

 

 

 そうして一月ほど北海道で夏合宿兼レース前の調整みたいな生活を過ごしつつ、月末には札幌ジュニアステークスを迎えた。

 

 

「人気は薄いですね……」

 

「まだみんなメイクデビューしかかっていませんから、差がつきにくいんでしょう」

 

 

 サンエイサンキューさんは残念ながら6番人気、ニシノフラワーさんは5番人気、1番人気はハギノグランドールさん、2番人気はアドラーブルさんであった。

 ただ、みんなメイクデビューを勝っただけだっけという状況であり、特に人気に根拠があるわけでもないだろう。

 

 一応リベーラさんと協力して出走者全員の分析をしたが、サンキューさんなら勝つことができるだろうと思っていた。

 

 

「基本は好位抜け出しで勝てると思います。周りにあまり流されないように注意してください。特にニシノフラワーさんはレースが上手いと思いますがサンキューさんのタイミングでスパートして、流されすぎないようにしてください」

 

「了解です」

 

 

 レースの組み立ては基本はサンキューさん任せである。1200mと距離が短く展開も複雑にならないだろうから細かいレース計画を立てるのもよくないだろう。

 

 こうして準備を整えつつ、初めての重賞レースに挑むのであった。




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