ライスシャワーを特盛雑穀米にしてしまったTS転生系ウマ娘トレーナーの話   作:雅媛

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「全くライスさんは! そういうことはちゃんと話し合ってするべきですよね!」

 

「だってぇ」

 

「だっても何もありません!!」

 

 

 ボクの妊娠が発覚して、ライスちゃんはサンキューさんに詰められていた。

 

 

「そもそもヴィオラさんだってよくわかってないでしょう」

 

「いやまあそうだけどさ……」

 

 

 結局どうすると子供ができるのかはいまだにわかっていないのである。

 知らないのがちょっと気持ち悪さはあるが、ライスちゃんとの子供というのは別段そんなに嫌じゃない、というかまあまあうれしいので問題ないが。

 

 でもライスちゃんはもう少しサンキューさんに怒られていてもらおう。

 

 

「ヴィオラさん、無理しちゃだめですよ」

 

「気を付けるね」

 

 

 ラブリイさんがそんなこと言いながらボクのお腹を撫でる。

 まだそんなに出てないけどなぁ。もう少し大きくなったらお腹を蹴ったりするのだろうか。

 なんだかんだでボクの妊娠を聞いて楽しみにしてそうなラブリイさんである。

 さすが母性があふれている。そういえばラブリイさんもメイクデビューから順調で、このままいけば阪神ジュニアステークスでサンキューさんとぶつかることになりそうである。

 

 

「お祝い」

 

「あ、ありがとうございます」

 

 

 アイルトンシンボリさんは赤子用の服をくれた。さすがに気が早すぎると思う。ウマ娘用の尻尾穴が開いている奴だが、本当にウマ娘が生まれるのかまだわからないのだが……

 

 

「何か食べるのがだめとかありませんか? お弁当とか作ってきましょうか?」

 

「大丈夫だよ、ありがとう」

 

 

 ニシノフラワーさんが心配そうにそう聞いてくれる。

 基本良い子なんだよなぁニシノさんは。かわいいし、気が利くし。

 ただ、さっきからちらちらとミホノさんを見てるのは少し気になる。

 貴女もミホノさんももうデビューしたんだから子ども作るとしてもしばらく先の話でしょうに。

 ミホノさんは何も気づいた様子もなくボケーっとしてるし、そのうち知らない間に襲われても知りませんよ。経験者は語りますからね。ボケーっとしていると大変なことになるんですから!!

 

 

「同じような経験があるからと母様に話を聞いてきたのですが役に立ちませんでした…… 愛なのよとしか言わないんですもん……」

 

「まあラモーヌさんはねぇ……」

 

 

 リベーラさんは学生出産経験のある母親を頼ったようだが何も有益なアドバイスがもらえなかったようだ。まあラモーヌさんとの会話はかなり難易度高そうだし、特に対娘が苦手なラモーヌさんに話を聞いても何も役には立たないだろう。

 本人は娘とお話しできて満足してそうだが……

 

 

 お腹をゆっくり撫でる。まだあまり自覚はないが、この子はきっとたくさん愛されて生まれてくるのだろう。少なくともそれは幸いなことであり、また、少しうらやましくなった。





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