転生淫魔による立身出世と楽園都市建設計画   作:アスタロット

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商人組合

 

組合で任務の報酬も受け取ったついでに、ルティオン君の精力で胃袋も満たせた。

一日のスタートとして上々だ。

 

さて、今日これからの予定は商人組合との会合だ。

ビジネスマン達との会合では見た目も大切なので、店舗兼自宅に戻り身なりを整える。

 

戦闘用兼普段着のカソックは、丈夫である程度汚れても良い物を着用している。

しかし、これから纏うのは真っ白でいかにも神聖なカソックだ。

何も知らなければ、教会の聖職者に見られてもおかしくないようだ。

治癒魔法が使えないエセ聖職者の私にとっては、相手が見た目で好感度を上げてくれれば御の字だ。

 

ちなみに、今では平服と式事用とで服をキチンと使い分けている。

平服は何かと汚れたり破損するからね。

“浄化”という聖職者専用の魔法を習得できれば、洗濯にも使えるらしいのでいつかはゲットしたい。

淫魔の私に適性があるかは知らんけど。

 

ひとまず着替え終わった私は、商人組合の建物にお邪魔した。

 

木造の質実剛健な冒険者組合とは異なり、商人組合の建屋は荘厳な石造りだ。

白い壁面が建物を清廉に見せている。

両替商も在中している事から、金融機関の役割も担っている重要な施設とも言えるな。

 

中の組合ロビーでは、両替しに来た者、素材を売りに来た冒険者などが複数名おり、なかなか賑やかだ。

 

そんな周囲を眺めていると、私を見つけた組合の職員が近寄り声をかけてきた。

 

「いらっしゃいませ、ダキ様。お待ちしておりました」

 

「皆さんお揃いですか?」

 

「はい、ガレント商会様もつい先ほどこちらに。ではご案内いたしますので…どうぞ、こちらへ」

 

「承知いたしました」

 

職員に先導され会場に入ると、中には身なりの良い人間が数名いた。

 

すると私を見つけた中肉中背の男性が一人、小走りで駆け寄ってくる。

 

「おお、ダキ様ではありませんか!今日はいつもに増して見目麗しく!」

 

「あらあらまぁまぁ、恥ずかしいですわガレント様。それはそうと…先日お渡しした例のお薬、どうかしら?」

 

目の前にいるこの男、ワクビスでも随一の商人ガレントさんである。

行政にもパイプを持っている重要人物だ。

私が冒険者や風俗嬢をしているのを打ち明けても、態度を変えずに接してくれる人徳者でもある。

 

「おお!そうですそうです!!いやはや、素晴らしいお薬ですなぁ!ホレ、ご覧下さい!」

 

そう言うと、ガレントさんは頭を下げて頭頂部を見せてくる。

 

「あら、可愛らしい産毛が」

 

「そうです!そうなんです!いやぁ、我が頭から髪の毛が去って幾歳月…ダキ様がオススメするこのお薬を塗ったところ…光り輝いていた頭から僅かながらに毛が生えてきまして!」

 

「まあ、それは良かったです」

 

「それに、この薬を使用してから身体が元気になりましてな!恥ずかしながら夜の営みも復活し、我が愛妻も大喜びで!このところ良い事ばかりでございます」

 

この商人の男ガレントさんは、初対面の際は頭がツルツルだった。

しばらく話していくと、それが彼にとって大きなコンプレックスのようだった。

なので私が用意した、ある薬を渡してみた。

そしたら効果覿面だったようだ。

 

目の前の男性は、それをとても嬉しそうに語る。

人様の役に立ったのなら何よりだ。

 

ちなみにこの薬の原料…私のラブ(愛)なジュース(液)である。

 

それが判明した経緯だが…

 

「木の花」に来るお客様の中に、顔面騎乗が大好きなツルツル頭の常連さんがいたのだ。

それが、来店し続けていくうちに髪が生えてきた。

私の店「木の花」に通ってから髪がフサフサに生えて自信が付き、異性にモテ始めたらしい。

彼から、その事を感謝されたのを今でもよく覚えている。

 

私は彼の発毛原因が気になった。

薄毛やハゲ頭は男女に関係なく、コンプレックスになりやすい。

その解決は、人の懐に入り込む一つの武器になる。

そこで、他の薄毛客にも同様のプレイをしてみることにした。

 

結果、皆がフサフサ頭になったし、ダンディーなお髭も生えるようになった。

 

【朗報】私の分泌液に発毛効果が確認される。

 

飲んでも良いし、塗っても良し。

治癒効果もあるらしく、傷も治る。

副作用はアレが勃起し易くなる事。

人によっては最高な副次的効果だ。

 

ちょっと意味が分からんかった。

通常の治癒魔法には発毛効果は無いらしい。

古の聖女が魔法で、ハゲ頭をフサフサにした伝説もあるみたいだけど、それは例外みたいだ。

(ちなみに中途半端に髭を剃り残した男性のク○ニは擦れてとても痛いから、伸ばすか綺麗に剃ってもらっている)

 

そんなこんなで発毛効果が判明した私は、一生懸命オ○ニーして液体を瓶に貯めた。

身体が淫魔なのか、結構な量が出た。

それでも一回に一つの瓶が限界だけど。

 

それを毛髪で悩む、目の前のガレントさんに渡したのだ。

 

うん、チモチワルイネ。

でも知らなきゃ良いんだよ。

知らぬがホトケって言うしね。

 

え?匂い?

私のアソコから出る液体が臭いわけないでしょ。

フローラルだよ、フローラル。

 

 

そして今に至る。

 

 

「この薬、いくらかご用意かないませんかね?出来るなら他の(ハゲ)仲間にも教えてやりたいのです」

 

「うーん…それは難しいかもしれませんねえ。今の所、生産の目処が立っておりませんの」

 

「そうですか、残念です…」

 

「ですが、少量でよければ定期的に用意できますので、その都度お渡ししましょう」

 

「なんと!ありがたい!本当にありがたい!!神に感謝せねばなりませんね」

 

ガレントさんは私に跪き、両手を組み神に祈りを捧げる。

それに合わせて、私もガレントさんに向けて祈りを捧げるポーズを取る。

 

「ええ、その発毛もきっと”神”の思し召しに違いありません…”髪”、だけにね…くっ…ぷふっ…」

 

「??なにかおっしゃりましたか?」

 

「いえ!!何でも」

 

あっぶね。

クソみたいなダジャレでイメージをぶっ壊すところだった。

 

「そうですか…では、そろそろ会合を始めるとしますか。皆さん、お待たせしました。これより会議を始めます」

 

心なしか自信に満ちた表情のガレントさんが主導して会議が始まった。

 

この世界のビジネスはまだまだ発展の余地がある。

さて、この会合を通して、また商人連中のコンサルでもしてやりますか。

また代官との席を設けて欲しいし、恩を売るぞー。

 

 

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