淫魔がゆく ~転生淫魔の成り上がり~(旧題:転生淫魔による立身出世と楽園都市建設計画)   作:アスタロット

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内覧会と鏡開き

 

店舗の拡張は無事に施工を完了した。

私はキャストを集めて、声を掛ける。

 

「本日、拡張工事が完了しました。本日はプレオープンです。関係者の皆様をお招きして、新たな『木の花』をお披露目をしましょう」

 

拡張工事が完了した後、私は関係者限定の内覧会を催した。

表向きは「新しく完成した高級温浴施設と、街の公共事業を祝うささやかな会」という名目である。

 

夕方、「木の花」の店内は柔らかな照明と上品な香油の香りに包まれていた。

 

まずガレントが到着し、店内を満足げに見回した。

 

「ほう、これは見事ですな。ダキさん、あなたの構想力には毎度驚かされますよ。これは高級温浴施設として、ワクビスに新しい風を吹き込むことでしょう。これからも、ぜひ我が商会をご贔屓に…」

 

続いてルシウスが胸を張って現れた。

ゲストを接待する女の子そっちのけで、彼は自らが設計した機構を夢中で説明している。

「ダキ様!どうぞご覧ください。魔石ボイラーと太陽熱吸収や薪火力との組み合わせ!我が技術の集大成です!」

 

少し遅れてケベック子爵も姿を見せた。

挨拶のために近寄った私に、彼は呟いた。

 

「ふむ、思ったより上品にまとまったな。街の公共事業も同時に祝うという名目、悪くない判断だ」

 

私は白と金の豪華かつ清廉なドレスを纏い、穏やかな微笑みを浮かべて三人を迎えた。

 

「ガレント様、ルシウスさん、子爵様……お忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございます」

 

私は店の中央に置かれた大きな酒樽の前に、ケベック子爵とガレントの二人を誘った。

私にとって彼らは最も重要な、権力者とスポンサーである。

 

「子爵様、ガレント様。少しお時間をいただけますか?」

 

私は二人を酒樽の左右に立たせ、自分は中央に立つ子爵の隣に並んだ。

 

「これは『鏡開き』という、我が故郷における神に感謝を捧げる儀式です。新しい門出に当たり、皆で力を合わせて樽の蓋を開き、繁栄を祈るのです」

 

ケベック子爵が興味深げに頷きながら、樽を見つめている。

ちなみに、この酒樽を準備したのもガレント商会だ。

私は木槌を三人分用意し、子爵を中心に構えた。

 

「では、参りましょう」

 

三人で木槌を振り下ろすと、予め切れ込みの入れておいた樽の蓋が派手に割れる。

その直後から、葡萄酒の華やかな香りが室内に広がった。

周囲から拍手と歓声が上がる。

 

私は割れた樽から酒を汲み、まずはケベック子爵に酒盃を差し出した。

 

「まずは子爵様からどうぞ。この街の繁栄と、私どもの新しい門出に」

 

ケベックは杯を受け取った。

そして、次々と酒盃を参加者に渡していく。

酒が行き渡るのを待って、ケベック子爵が前に出た。

 

「ワクビスの隆盛を祈って、乾杯!」

 

「「「乾杯!!!」」」

 

「皆様、本日は誠にありがとうございます。どうぞ存分にお楽しみくださいませ」

 

内覧会は穏やかながらも有意義に進んだ。

 

しかし参加者が施設を見学している最中、入り口が少しざわついた。

 

「ダキ!」

 

息を切らして現れたのは、勇者ルティオンだった。

彼はまっすぐに私の元へ歩み寄り、熱を帯びた瞳で私を見つめた。

 

「ルティオン、来てくれたのね」

 

「拡張の話は聞いていた。ワクビスの教会に呼び出されて最初から来れなかったけど…どうしても君の店を見たくて、駆けつけた」

 

ルティオンは声を落とし、熱っぽく囁いた。

 

「最近、君に会えなくて落ち着かなかった。俺は、君のことが…」

 

私は優しく彼の手を握り、片手の人差し指で彼の口元を抑える。

そして、口を彼の耳元まで寄せて囁く。

 

「ふふっ、それ以上はダメ…それに貴方も今日は特別なお客様よ。ゆっくりしていってくださいませ。後で”二人きりでゆっくり”お話ししましょう?」

 

ルティオンの頰が赤く染まった。

彼の下腹部に、熱が集中するのが手に取るように分かる。

何度私を抱いても純情なのは、素晴らしい限りだ。

しかし、彼は少し複雑な表情を浮かべた。

 

「実は、近いうちに教会本部へ戻るよう、お達しが来ている。リースも心配しているみたいで」

 

その瞬間、ルティオンの目が陰り、沸々とした欲望を感じた。

 

ふふふっ…リース、か。

 

私は内心で笑みを浮かべた。

 

ルティオンから聞いた話では、幼馴染という間柄で聖女という地位らしいな。

教会組織にとって、重要な人物であることは間違いないようだ。

 

いずれは、この勇者を通じて私の影響下に置きたい。

そのために、ルティオン君には女を悦ばせる技を仕込んだのだから。

 

私が使って鍛えた、ルティオン君の魔羅は特に凄いぞ。

少年のモノとは思えない程に黒ずみ、反り返ったソレは血管でビキビキ、エラが張ったイチモツは強烈に女の肉壁を抉るだろう。

 

彼に仕込んだテクニックと併せれば、どんな生娘もイチコロよ。

何ならハーレムも容易に作れるだろう。

 

命令が来たのならばさっさと早く帰って、聖女を堕落させて欲しいものだ。

 

「それは寂しくなりますわね…戻ってこれますか?」

 

「戻ってくるよ、必ず」

 

「ルティオン様、貴方の本懐をお忘れなきよう…私は貴方の想いを応援しております。勇者と聖女が結ばれる事を、強く願っております」

 

「分かったよ。それで…本部に帰る前に、君を…その、冒険者の時と同じ口調で、してほしい…」

 

やや寂しそうに笑みを溢したルティオンは、街を去る前に私とエッチしたいらしい。

それは構わないが、口調を男性のようにしろとは何故に…

 

「…お前本気か?この言葉遣いで興奮するのか?罵られたいのか?変態だな、ルティオンは」

 

「ち、違う…背中を預けて闘った対等の異性と、そういう事をするのが夢だったんだ。リースは前線に出ないし、俺と対等に近い力を持つ女性なんて君以外にほとんど居ないんだよ」

 

ここに来て新たな性癖の開示とは恐れ入った。

 

「はぁ?今更になって性癖を打ち明けるんだな、ルティオンは。仕方ない、内覧式が終わるまで待っていろ。そうしたら好きなだけ、お前の相手をしてやる。特別だぞ?覚悟しておけ、店で接待する時とは違うからな。調教の仕上げに、気を失うまでブチ犯してやる」

 

「ブチ犯す!!女の君が、俺をブチ犯してくれるのか!!」

 

あっ、コイツ女に押し倒されるのも癖だったか!

うるせえなあ!

他の招待客が大声で振り向くじゃないか!!

 

「静かにしろ!あんまり興奮しすぎるな!良いからルティオンは大人しく待っていろ。酒は飲みすぎるなよ?あんまり酔うと勃起し難くなるからな」

 

「わ、分かったよ」

 

「ならば良し。………さて、私は挨拶回りに戻りますので、ルティオン様はどうぞごゆっくりお楽しみ下さい」

 

まあいいや。

最近忙しくて、上質な精力をゲットできてなかったし。

催しが終わったら私も”食事”を楽しむとしよう。

 

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