淫魔がゆく ~転生淫魔の聖女的楽園建国計画~(旧題:転生淫魔による立身出世と楽園都市建設計画)   作:アスタロット

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司教ケンティウス

 

私は貧民街の広場で、聖職者の姿を装う女の炊き出しを遠くから見ていた。

 

白と金の派手なドレスを着た女、ダキ。

 

教会の人間でもないのに聖職者の真似事とは、随分と厚かましい。

 

私はわざとゆっくり歩み寄り、声を掛けた。

 

「ダキとか言ったな。慈善事業をやっているのは結構だが、なぜ教会の人間でもないのに聖職者の装いをしている?しかも風俗などという汚らわしい商売を経営し、街の娼婦どもを雇っているとは……一体どういう了見だ?」

 

ダキは穏やかな笑顔で答えた。

 

「司教様、慈善事業をする上で聖職者の姿が最も効果的ですわ。それにこれなら、教会の方々に対する市民の好感度も上がります。風俗については、罪深い街の娼婦たちに働く場を提供して、公衆衛生や納税の義務を守らせているだけです」

 

賢しい女が、よく言う

私は鼻で笑い、暗に要求を突きつけた。

 

「罪深い娼婦どもには、神による免罪が必要だ。赦しを得るために、相応の献金を教会に納めるべきだろう?」

 

ダキの表情がわずかに曇った。

私はさらに高圧的に追い討ちをかけた。

 

「おお、そうだそうだ…最近、教会の騎士がどこぞの店に捜査の手を入れたようだったなぁ……」

 

「えっ…」

 

女の顔から、血の気が引いていくのがわかる。

 

「今後も、このような慈善事業を続けたいのなら、私とより良い関係を築く必要がある。分かるな?」

 

女は涙を浮かべ、震える声で答えた。

 

「お……お願いします、なんでも…なんでもしますから……どうか…お許し下さい」

 

ほう、随分と素直じゃないか。

 

私はその態度に強い支配欲を満たされ、ダキの全身を舐めるようにじっくりと見た。

 

メリハリの効いた肢体に、男を惑わす乳と尻。

そして、極上の容姿。

奴隷にするには、最高の女。

 

私が女を値踏みする視線にダキは気づいていたが、何も言わなかった。

良い、この女は使える。

私は満足して、一旦はその場を後にした。

 

 

その後日、私はケベック子爵と面談した。

 

「なぜ風俗の開業や拡張を許した?」

 

私は苛立った様子で問いただした。

ケベックは苦い顔で答えた。

 

「教会の意向だと思っていたが……ケンティウス殿…実は司教、あなた個人の逆恨みだったのか?」

 

私は顔を歪めた。

否定はしない。

 

「街の穢らわしい娼婦どもに、贖罪寄付を要求した。その際に手酷く馬鹿にされた。あの屈辱は忘れられん」

 

ケベックも似た経験があると言い、私のアドバイスに従ったことを認めた。

しかしこの子爵は、ダキに店の開業を許すどころか、その拡大を進めた。

 

「一度で良いから、ダキの店へ行ってみたらどうだ?気が変わるかもしれんぞ」

 

いったいその店に何があるのかは知らん。

私はその勧めを拒絶した。

 

「穢れに満ちた店になど行くものか」

 

 

 

しばらくのち、私は再びダキの炊き出しに顔を出した。

この女の意思が変わっていないか、確認しに来たのだ。

 

「あっ、ケンティウス司教様…ど、どうか…これをお納め下さい」

 

彼女は多額の寄付金を私に差し出した。

 

「おお、敬虔なる信徒よ…これならば、きっと神もお許しになるだろう」

 

私は試しにダキの尻を、背後から誰にも分からぬよう触った。

 

「ぁひぃん……お、おやめ下さい…」

 

「おや?まだ信仰心が足りないようだな」

 

「あっ…も、申し訳ありません…何でもありませんから…」

 

ダキは涙を流すだけで、何も言えなかった。

完全に屈服したな。

私は下腹部に集まる熱を、我慢できなくなっていた。

 

気が変わった。

 

「木の花」の特別室に自分を無償で招くよう、ダキに強要した。

その店は秘密厳守であり、私が行っても決して口外されることは無い。

姿を変えて行くだけで良いのだ。

 

そして、その特別室で二人きりとなり…

 

「教会が店の経営を見逃すのと引き換えに、我が奴隷になる事を誓え。私のモノになるのだ」

 

「はい…」

 

「その証だ。ホラ、舐めろ…この淫売が…」

 

ダキは震えながら私の足を舐め、服従を誓った。

 

その後私は、彼女を激しく犯した。

最高の愉悦だった。

この高潔を装った女を、自分のものにしている。

久しぶりに滾った。

何度も彼女に注いだ。

 

 

教会の聖女、リース。

私は彼女を、欲望の対象として見ている。

本部に戻った暁には、邪魔な勇者を排除して、聖女を手籠にしたい、そう思っている。

女の信者を隠れて抱き、性欲の捌け口にしている私にとって、清く美しい女が穢れて堕ちていく姿は何よりの愉悦だからだ。

私はそんな聖女リースの気高さを、ダキの高潔な姿に重ねた。

 

これは私にとって麻薬のような快楽だった。

 

私はダキを何度も犯し続けた。

私は彼女に依存し始めた。

支部の女では満足できなくなり、次第にセックスの主導権をダキに握られるようになった。

 

いつしか、セックスの場では立場が逆転していた。

 

しかしある日、ダキは私に告げた。

 

「ケンティウス司教……あなたが本部に全額送るべき寄付の一部ピンハネしている事、支部の女性に手を出して欲望に満ちた暮らしをしている事……私はすべて知っていますわ」

 

「ッ!?やはり…売女め!!私を脅迫するか!!この悪辣な淫売が!!この、このぉ!!」

 

バシィッ!!

 

「あぅっ…」

 

私は激怒し、ダキの頬を思い切り掌で打ちつけた。

しかしダキは冷静に言葉を綴った。

 

「司教様、脅迫だなんて…とんでもありません。むしろ私は、あなたの欲望を肯定し、応援します。聖職者という立場…それこそが司教様の欲望を抑圧させているのです……ですが、この場では…全ての欲望を解放していいのです」

 

ダキは私を抱擁し、私の醜い欲望を受け入れた。

 

「今後も寄付金は続けますし、あなたのどのような行為も受け入れますわ…万が一、ケンティウス様の子を成しても…決して、言い振らしたりしません」

 

この気高い性奴隷は、私の子種で孕むと言った。

無責任にこの女を孕ませる事が出来る。

それを知った私は、支配欲を極限まで昂らせた。

この女に赤子を身篭らせて、その上で犯したい。

 

私はますますダキの蟻地獄にハマっていった。

 

最終的に、教会の支部は全面的にダキの店に手を出さない事を約束した。

 

その日から私の生活は一変した。

 

 

一日は祈りから始まる。

表向きは威厳のある司教として、聖職者らしい振る舞いを続ける。

しかし祈りの最中も、昨夜のダキの柔らかな肢体と包容力ある微笑みが頭から離れない。
「あの女……どうしてあそこまで私を満足させるのか」

一人呟き、苛立つ。

 

 

教会の運営、説教の準備、寄付金の管理などを行う。

寄付の記録を見ながら、”あの女はまたあの包容力で迎えてくれるか”と考える。

本部から何かしらの動きがあれば、ダキに不利にならないよう便宜を図る。

そして、その成果を”私の意向だ”と高圧的にダキに振る舞う。

 

昼過ぎ

 

午後になると、ダキの店「木の花」に通う衝動が抑えきれなくなる。

“今日は忙しいから行かない”と自分に言い聞かせるが、結局は”少し顔を見に行くだけだ”と言い訳して木の花へ足を運ぶ。

店に着くと、表では高圧的に”奴隷女、今日も私を楽しませろ”と言いながら、内心ではダキの包容力にすがりつく。

 

夕刻

 

特別室でダキと過ごす時間が、何よりの幸せ。最初は高圧的に”跪け、もっと奉仕しろ”と命令するが、ダキの優しい包容力と魅力的な肢体に抗えず、徐々に主導権を握られる。

 

ダキに抱かれ、甘く包み込まれる感覚に溺れ”この女がいないと……”と実感する。

事後、ダキの優しい微笑みと包容力に包まれると、異常な充足感を得るが、表向きは高圧的に振る舞う。

 

 

深夜教会に戻ると、強い罪悪感と虚しさに襲われる。

“私は神に仕える身なのに、あの風俗女に……”と自責するが、すぐにダキの包容力と肢体を思い浮かべて興奮してしまう。

支部の女性信者を呼ぼうとしても、”あの女の包容力に比べたら……”と満足できなくなり、結局一人でダキのことを考えてしまう。

寝る直前まで”明日もあの女に会いたい”と考えながら眠りにつく。

 

私の全てを肯定してくれたダキ。

いつしか私は、いずれ彼女に自分が拒絶される時が来るのではないか、という恐怖を抱くようになった。

私は焦燥感に追われ彼女を抱いた。

 

表面上は私が主導権を握っているが…

これでは、どちらが支配しているのか。

もはや私には分からなくなっていた。

 

 

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