名称:竹藪幽霊のウワサ
発見地:R県W市
危険度:弐番
▼概要
R県W市の竹林に発生した? まあ、そこにおるのはおったんやからここの怪異ゆうてええ怪異やなぁ。
見た目は宙に浮く子どもやったな。
ただ、顔は普通の子どもの顔になったり福笑いみたいにずれた顔に数秒で変化しとったな。
見た目だけならそんなに強そうには見えんけど、人ひとり殺しとるから注意せなあかんかった。
▼発生経緯
ネットの提示板に写真が3枚載っけられてな、この写真がいけんかった。
同じ場所で撮った写真、撮った時間が違う写真全部に顔が写っててなぁ。
この顔も見える人間と見えん人間がおってな、見えん人間には何ともないんやけど、見える人間は写った顔に恐怖を感じて怪異に力を与えてしまう。
それにR県のW市で起きた事件、今回の怪異と全く関係ない事件なんやけどこの写真と結びつけられたみたいなわ。
竹藪に存在していた弱い怪異、写真に写った顔のやつとな。
人の恐怖心と事件と写真の顔に関係があるゆう噂のせいでこれが力を持ってしもうたわけや。
それで今回の怪異が誕生してしまったんやな。
▼発見経緯
提示板に写真を投稿した男が写真撮ったところで死んでてな、その死因が首の肉を噛みちぎられての大量出血だった。
怪異の存在知らんかったら獣の仕業か狂った人間の仕業やゆうて思うかもしれんが、うちらなら一目見て人の仕業やない、怪異の仕業やゆうのが分かるから、写真に写ってた場所調べたらこの怪異が見つかったわけや。
▼交戦記録
写真があったから怪異のおる場所はすぐにわかったなぁ。
事件があってからは人も寄り付かんようになっとったから人払いもせんで良くて楽だったわぁ。
夜の何時だったかは覚えてないけど、写真で見たようなやつがいてなぁ。
髪の生えてない子どもの姿しとったわ。
そんなんが宙に浮いとったんで、じーっと見ようったら向こうもうちに気づいてな。
口をぐわーって大きく開けて襲い掛かってきた。
口の中には鋭い歯が何本も生えとってなぁ。
あんなんが追いかけてきたらそら普通の人は怖かったやろうな。
まあ、うちは似たようなの何回も見とるから慣れてるから大丈夫や。
強い怪異なら戦い方も考えなあかんけど、今回のは弱い奴やから考えんでよかったわ。
右手の中の葉っぱを銃に変えて怪異の口ん中に3発、ぱぁんぱぁんぱぁんって撃ち込んでやった。
内側から頭吹っ飛んだ怪異はそのまま地面に落ちて消えたわ。
残った根源札は回収して倉庫に送っといたで。
▼事後処理
怪異は討伐したけど写真と噂があったらあいつら何回でも蘇るからな、いろいろと処理せなあかんかった。
子どもが行方不明になった事件と怪異は関係ないって証明するのに犯人探さなあかんし、写真も出回った分全部探して加工せなあかんし。
ほんま危険度は低いのに後処理がめんどくさい怪異やったわ。