IFルートには行くなよ!いいか、絶対だぞ!フリじゃry 作:乳圧の大罪司教
───どうして俺が村で魔獣と戦うことになったのか。
ことの始まりは、アーラム村で戦いが起こる前日。屋敷に来てから三日目の朝まで時間を遡る。
……この流れ、前にもやったな()
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
ロズワール邸のイカれたメンバーを紹介するぜ!(唐突)
言わずと知れた主人公!
主人公なのに主人公補正がない男!ナツキ・スバル!
外見少女!中身は幼女!
序盤は空気なリゼロのメインヒロイン!エミリア!
その相棒にして無能と評判の猫畜生!パック!
全てはエキドナのため!
初恋拗らせた変態ピエロ!ロズワール・L・メイザース!
リゼロが誇る合法ロリ!
主人公の強化パーツに内定している幼女!ベアトリス!
毒舌メイドその①!
胸のサイズと男の趣味以外は作中屈指の良い女!姉のラム!
毒舌メイドその②!
魔女教と聞けば理性を飛ばす作中屈指のバーサーカー!妹のレム!
……なんだこれは……たまげたなぁ(呆れ)
スバル(闇堕ち適性大)
エミリア(メンヘラ予備軍)
パック(無能畜生)
ロズワール(変態の狂人)
ラム(
レム(
……ベアトリスくらいしかまともな奴がいないじゃないか!
主人公陣営問題ありすぎだろ。IFルート阻止のためとはいえ、こんなイカれた連中と一緒に生活しないといけないのか……禿げそう(震え声)。まともなのは僕だけか……!?と、内心で怒り狂いながらも、俺は皆と朝食を済ませたのだった。
あ、朝食はすごく……おいしかったです(小並感)
やっぱ、レムの料理を……最高やな! これに比べると、スバルが作った飯はカスや。修行して出直してこい!
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
時間は飛んで午後。
昼食を終えた俺は、自室でダラダラしていた。
……え、『午前中は何やってたんだ?』って?
ずっと寝てた(怠惰)
いやいやいや、これは仕方ないんだよ。
怪我は治りつつあるけど失った血はまだ戻ってないから貧血気味なんだ。飯食ったら寝て休まないと駄目なんだよ(早口)。
実際、日常生活は問題ないけど、しばらくは激しい運動とか無理そうだし。足の踏ん張りとか、手足の力とか、そこんところがまだダメダメだから仕方ないんだ。ロズワールからも、仕事は怪我が完治してからでOKって言われてるし。
だから今は食っちゃ寝してていいんだよ!
俺は怠惰じゃねぇ! 俺は怠惰じゃねぇ!!
さて、それじゃあまた夕食まで寝よ……って、わけにはいかないか。
今日の夕方頃から魔獣騒動が始まるからな。俺が今戦闘不能なのはスバルも知ってるだろうし、さすがに一緒に村に来てくれとは言わないだろうけど。
万が一に備えて、後でエミリアやベアトリスと一緒に村には行くけどね。
ってことで、俺が暇つぶしに愛用の騎士剣を整備していると、控え目なノックの音と共に入室の許可を求める少女の声が聞こえて来た。ていうかエミリアの声だった。
面倒くせぇなぁと内心で思いながらも扉を開け、なんか妙に気合の入った様子のエミリアを迎え入れて……「約束通り、屋敷を案内するから一緒に行きましょう」と言われた。
????????????(宇宙猫)
……そんな約束したっけ?(痴呆)
う~~~~~~ん?……あっ、そうだ。そういえば、午前中にそんな話をしたような、しなかったような……。確か、朝食が終わって自室で寝ようとする寸前にエミリアが来たんだっけ。
眠すぎたから話の内容はほとんど覚えてないけど、そこで何か色々雑談して、最後に「午後になったら屋敷を案内してあげるね」みたいなことを言われたような、気がするような……。
………………。
…………。
……あっ、もちろん覚えてたゾ(大嘘)
エミリアさんとの約束を俺が忘れるわけないジャマイカ!
いやー、次期王候補のエミリアさん直々に屋敷を案内してもらえるなんて。感動しちゃう。嬉しいなー、なんて光栄なんだろう。
メインヒロインミズカラガ!?
サスガダァ……
後で皆に自慢しちゃおー……ハー、メンドクセ(ボソッ
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
はい、日付が変わって翌日になりました。
今の所、原作通りに物語は進んでいる。
昨夜、スバルは俺にエミリアの護衛を頼むと、レムと共に村へ行って、そのまま森へ突撃。スバルはウルガルムに噛まれて瀕死になったし、レムはウルガルムをぶっ殺しにまた森へ向かったし、目を覚ましたスバルはラムと一緒に、レム探しに森へ向かった。
やっぱり、二章は俺が動く必要はなさそうだ。……え、俺?俺はエミリアの傍で待機中だよ。一応はエミリアの護衛だし、当然だよなぁ?
イェーイ!スバルくん見ってる~?
君の愛しのエミリアたんは、俺の横で寝てまーす!可愛い寝顔も見放題だよ~、羨ましいかな~?ありがとう、ごめんねぇ(憤怒並感)
それにしても、アーラム村かぁ。
この村の住人達も、つくづく運がないよなぁ。
今回の魔獣騒動から始まり、三章では魔女教の襲撃で何度も村人達が皆殺しにされてしまう。四章の聖域編ではメィリィの襲撃(魔獣騒動以来二回目)で壊滅するし、残った半分の村人達は聖域の中で兎に喰い殺されることになる。あ、喰われる前に火をつけて自決するんだったか? ちょっとあやふやだな……。
とにかく、いずれもスバルの死に戻りで何とかなるものの、それにしたってツイてない連中だ。こんな酷い事件の舞台になるなんて、のほほんと平和に生きてる村人達には想像も出来なかっ───ん、なんだ?今、遠くから悲鳴が聞こえたような……。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
……そんで、悲鳴が聞こえた場所に行ったんだが。
なーんかデカい蜂がブンブン飛んでて、村人達が何人か倒れててさぁ。こいつら普通の蜂じゃないっぽいし、このままだとヤバいかなって思って……後から来た青年団の連中に倒れてる人達を運ばせて、俺が対応することになったんだよね。
一緒に着いて来てたパック曰く、倒れた村人達はマナドレインを喰らったような状態で、マナが減ってて意識はないけど命に別状ないので大丈夫、ってことらしいが……まぁ、問題はそこじゃないんだよね。
あれれ~おかしいぞ~(少年探偵並感)
村が魔獣に襲われてるねぇ。村が魔獣に襲われるのは、四章の聖域編じゃなかったかなぁ。メィリィちゃんが間違えちゃったのかな? それとも、親玉のカペラが指示をミスったのかな? おーい! イベント開催時期間違ってますよー? こういうの困るんだよなぁ頼むよぉ。
……てか、これヤバくね?
ロズワールは夜まで不在。レムとラムとスバルは森。ベアトリスは一足先に屋敷へ戻った。村にいるまともな戦力はエミリア&パックと負傷中の俺だけ、なんだけど───
「───昨日の夜にオドを削ったからまだ疲れてるだろうし、マナも全然回復してない。だから、今のリアを戦わせるのは、ボクには了承しかねるかな」
代わりにベティを呼んでくるから、それまで頑張って───そう言って、パックは消えた。
───何だよぉおもおおお!! またかよぉおぉぉおおおお!!!
原作と違う展開はやめろって言ってんだるるぉ!? なんでまた知らないイベントが起こるんだよぉ! しかも今はスバルいないじゃん! あいつがいない所で変なイベント起こすなよ! 死に戻りでリカバリー出来なかったらどうしてくれんの!? どうしてくれんのこれ!?
てかパックぅぅぅぅぅ!! 何てめぇ逃げてんだああああああああ!!! 肝心な時に役に立たねぇ害獣がよぉぉお!! なーにが終焉の獣だよ! ラインハルトにワンパンでぶっ飛ばされる程度の雑魚の癖によぉ! はー! やってられねぇなちくしょうめぇ!!
んあああああああああああああああ!!(発狂)
……と、内心で喚き散らかすが、魔獣は待ってくれない。
ベアトリスが救援に来るまでの時間を稼ぐべく、俺は剣を抜いて走り出し……現在に至る。
・ルーカス
二章は原作通りっぽいので気を抜いていたカス。
エミリアたんと屋敷内をおさんぽしたが、カス的にはただの面倒臭いイベントだったので記憶に残らなかった模様。
・エミリアたん
カスと約束していたらしく、頑張って屋敷内を案内してあげた。
午前中にカスと色々話した結果なのだが、カスは眠くて適当に話していただけなので会話の内容をほぼ覚えていない。
・パック
エミリアの相方の猫。終焉の獣(笑)
今の疲弊しているエミリアでは戦いは無理と判断してベアトリスを呼びに行った。決してカスを見捨てたわけではない。
・ロズワール邸のイカれたメンバー
全員が何かしらの地雷を抱えている癖の強い面子。
・養魔虫
ゲームではスバル君をむしゃむしゃしたことがある虫。
無数のこいつに集られて、体の内側や外側から食い荒らされて凄惨な最期を迎えている。兎さんに喰われるのとどっちが酷いのか……。
針を刺すことでマナの吸収が可能。
雑なマナドレインのようなもので、こいつにマナを吸われると一般人は激痛で意識が飛ぶ。
吸収したマナを注入することも可能だが、それをされたゲームのオリキャラ(メルティちゃん)は気絶している。他人のマナをそのまんま入れられているようなものなので、恐らくは相当苦しいのだと思われる。
・メルティちゃん
ゲームのオリキャラ。貧乳シスター。
カペラの権能で体を弄られており、物理的に食べ物を摂取することが出来ない。そのため、養魔虫からマナを分け与えられることで生き長らえている。超かわいそう。