ゴールデンOKITAさん 作:アイヌ文化保存係
杉元ご一行がアシリパさんのご実家で鹿肉+ルイペパーティーを楽しんでいる頃。
久し振りに出てきた鶴見中尉と部下の月島軍曹は港で、様々な物資を海外の業者……もとい北海道の利権&埋蔵金目当てで参戦しようとしている豪商達から購入していた。
「レガートさんでしたっけ?私達はトーマスという商人から買う予定でしたが…まあ、良しとしましょう」
「埋葬機関前所長の右腕が、今では商人の真似事ですかな?」
本来なら第七師団こと鶴見中尉チームは、トーマスという戦争大好きな豪商から海外の強力な武器をかなりの数購入する予定だった。しかし、ご存知トーマスさんはマネーパワーに物を言わせて複数のサーヴァントを召喚し、人間+真祖だったヒンメルを人体実験して開発された太陽光克服済みの死徒になれる薬で死徒となっていた。しかし、杉元ご一行にこれでもかとボコボコにされてしまい、お星さまとなったのだ。
その代わりなのだろうか、鶴見中尉チームに接触して最新式の銃器をセールスしてきた人物が居たのだ。その人物は金髪の髪をした枢機卿であり、外見年齢は非常に若い。埋葬機関第二席 胃界経典保有者 レガートである。
「此方も暫く日本に滞在しますからね。日本の資金は欲しいのですよ」
ニッコリと作り笑顔を浮かべるレガート。そんな彼の背後には武装したエクソシストが200人以上控えており、更にレガートが胃界経典の莫大な魔力出力で従えた複数のサーヴァントの一部が整列している。
「それにこれらの銃器は全て、私のサーヴァントであるキャスター アレクサンドル・デュマが作った物です。サーヴァントにも有効ですよ?」
「ほう…」
レガートが契約したサーヴァントはヘラクレス(レガート本人は消失したと思ってるが、ベ師匠に取られた)、アキレウス(ベ師匠に弾頭された)、アレクサンドル・デュマ(物作り担当)、ランスロットなどなどである。
友好的に話す鶴見中尉とレガートであるが、お互いには心の中でこう思ってる。
レガート『異教徒どもが。貴様なんぞ、奴隷なんだよ』
鶴見中尉『この国を貴様に奪わせなんぞさせない。日本は日本人の物だ』
本音を出せば一発触発寸前。しかし、鶴見中尉はここでは友好的に接する。レガートが胃界経典の力を解放して、固有結界を領域展開すれば間違いなく自分と月島だけではなく、半径2キロの日本人が死亡する。
「アレクサンドル・デュマ。三銃士の作者でしたよね?」
「おや?…ご存知なんですね」
「情報将校ですから、海外の作家の書物も嗜みます」
「そうですか…ところで我々 聖堂協会を裏切った私以外の埋葬機関の情報を集めているのですが…第六席ヒンメルと共に居る彼は日本の軍人ですよね?」
レガートは1枚の写真を見せる。そこには沖田さん、アシリパさん、ヒンメルと映る杉元が映っていた。もちろん、隠し撮りである。
「不死身の杉元!!…それに彼女は」
フルフルニィ!!アシリパさんと杉元を確認したため、鶴見中尉…脳汁が暴れ出る!!
翌日。
フチ達のことを谷垣ニシパ、顔がパンパンエミヤシロウ、アストルフォきゅんに任せた杉元ご一行+アルクェイドは小樽の町で刺青囚人の情報を探っていた。しかし、妙に小樽の町が騒がしい。また川路や熊嵐などのサーヴァントが騒動を起こしたのだろうか?
「なんか町が騒がしいですね…」
「小樽が騒がしいのは何時ものことだが、それにしても警察も騒がしくしてるな」
小樽の人々がザワザワと騒がしくしているのは何時ものことだとしよう。しかし、どうして警察の人達も騒がしくしているのだろうか?
その騒ぎは直ぐにわかった。騒がしい人々の群衆を掻き分けて行くと、港にたどり着く。港の人集りを掻き分けて行くと、警察の方々が漁港に打ち上げられた何かを調べていた。それは…死後数日が経過していて腐敗臭がする人間のバラバラ遺体だった。
「げっ!?ぐろ」
「酷いことしますね…」
「ちょっと待ってください。あのバラバラ遺体…なんか、書かれてません?」
バラバラ遺体は包丁…或いはそれより鋭く長い物で切断されたのだろう。胴体には包丁が突き刺さっており、包丁の下には切れ込みで文字が施されており…それは目と読める。
「「「「目?」」」」
杉元ご一行+アルクェイドはお互いに目を合わせて首を傾げる。これは被害者のメッセージではなく、犯人が残したメッセージだったのだ。間違いなく、自分を捕まえてみろとの挑戦状だろう。
すると、白石が心辺りがあるのか…口を開く。
「そう言えば…脱獄した連続殺人鬼の刺青に…目ってあったな」
「「「その囚人は?」」」
「辺見和雄。全国を廻って人を殺しまくったやつさ。外見は大人しそうで、人を殺すとは思えねぇ…だけど呼吸するように人を殺すやつさ」
その心辺りの人物は辺見和雄。全国を廻りながら、100人以上の人間を呼吸するように殺害した、サイコパスの連続殺人野郎だ。彼もまた刺青の囚人であり、この北海道の何処かに居るのだろう。
「これで…今月だけで3人か」
「流れ着いた遺体だけですからね」
「近くのニシン漁場では行方不明者が沢山出てます」
警察から聞こえてきた言葉。流れ着いたバラバラ遺体は今月だけで3人目、更に近くのニシン漁場では行方不明者が沢山出ているとのこと。この事から、辺見和雄は近くのニシン漁場に潜んでいるのかも知れないのだ。
次回…杉元ご一行…ニシン漁場に向かう!!
近藤さん…どうする?
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