ゴールデンOKITAさん   作:アイヌ文化保存係

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洋食は新時代の味がする~ぐっちゃんパイセンの受難

後にカルデアのAチーム唯一の生存者(笑)として藤丸立香とマシュ・キリエライト、平成の最強道民シエル、年齢不詳アイドル アルトルージュ・ブリュンスタッドと共に人理修復に参戦することになる真祖 虞美人。通名 芥ヒナコ、自称18歳は古代の中国からの野望があった。

 

『項羽様ともう一度会いたい』

 

そのたった1つの願いを叶えるため、ヒナコはロシアから遥々やって来た魔術師と手を組んだ。その魔術師はマキリ・ゾォルケン。日清戦争、日露戦争を目にして大勢の人々が苦しむことがないように、世界平和を目指す心優しい魔術師だ。

 

『ヒナコや。冬木に設置した大聖杯はこれっぽっちも魔力が溜まっていない。冬木でサーヴァントを呼ぶには、年号があと3回変わるぐらい待たないとな』

『なんでよぉぉぉお!!』

 

衛宮士郎が大活躍?することになり、マキリ・ゾォルケンが糞害悪ヴィランに成り果てる世界線では聖杯戦争が5回も行われ、冬木に設置した大聖杯もだいたい…60年周期で魔力が充填される。しかし、この世界はFGO(キンカムコハエース風味。つまり、変態達+杉元&土方爺さんチーム)に繋がる世界線であり、聖杯戦争が起きるまで年号があと3回変わるぐらい待たねばならない。

だからこそ、ヒナコとゾォルケンはこの北海道にやって来た。北海道は世界で唯一、超濃厚な神秘が残された試される大地であり、聖杯に使わなくてもサーヴァントを呼べる可能性がある。とは言え、魔術師の魔力では不可能であり…真祖であるヒナコのスペックが必要だ。

 

(日本か…)

 

芥ヒナコ…真祖虞美人にとって、日本はあまり良い印象がない。戦国時代に来たときは、当時の七夜当主に1500個の肉片になるまで滅多切り*1されたし、江戸時代は鹿児島で薩摩隼人の連中に半殺しにされて『ひえもん取り』とかゆう行事に強制参加、ドン引きして『このワイルズどもがぁぁあ!!』と叫んだのは内緒だ。

 

そして明治の北海道に来たときは…

 

『逃げるのよぉぉぉ!!』

『埋葬機関第6位が来るなんて、聞いておらん!!少年!!私は人体実験OKの魔術協会とは無関係だ!!いや、本当に!!』

『ギャァァア!!黒鍵がマキシマム機関銃のように飛んできた!!全部鉄甲作用投擲!?しかも着弾と共に、爆発と雷発生!?アイツ、キリシタンでしょ!?なんで魔術バンバン使うのよ!!あっ、首切られたぁぁあ!!刀で切られるの、何年ぶり!?』

 

悪い吸血鬼の真祖+魔術協会の魔術師のコンビと勘違いしたヒンメルの猛攻を受けて、逃走。これが先日起きた、ヒナコの出来事である。

 

そして、現在…ゾォルケンとヒナコは小樽の洋食屋で、昼食を注文しながら作戦会議である。

 

「ウオッカは無いか。酒類は…サッポロビールだけか。洋食はオムライス、チキンライス、ライスカレーか。

しかし、カレーの種類が多いな。カレー、鶏肉カレー、牛肉かれー、豚肉カレー、鹿肉カレーふむ。日本も随分と肉に染まったか」

 

史実のマキリ・ゾォルケンの若い頃はFateのワカメと似ており、ロシア人とは感じない。もしかしたら彼は樺太アイヌの血筋なのかもしれない。どのカレーにしようか悩むゾォルケンであったが、対照的にヒナコは…

 

「分からないから、普通のカレーにしましょう!!」

 

あっさりと決めてしまった。

 

「それより、ゾォルケン!聞いた?私、暗示の魔術でさっき聞き込みしたけど…埋蔵金の面白い話が有るんだって!!」

「それなら知ってる。本州から来た日本人にはバレるかも知れんが、蚊を模した虫の使い魔を作り、それらを用いて聞き込みや探知はしてある」

「けっ、なによ。面白くないわね。てか、どうやって項羽様を復活させるのよ!!」

 

芥ヒナコの願いは項羽と会いたい。それを行う鍵をゾォルケンは持っており、ヒナコとゾォルケンはコンビを組んだのだ。ヒナコは使い魔という形になるそうだが、項羽と会いたい…ゾォルケンは将来に向けて、その仕組みのテストを行いたいのだ。

 

「先ず、この世界は本当にピンチとなったとき。世界の記録…座に登録された存在を抑止力として呼び出す。それらはかつて生きた偉人だったり、偉人同様に語られる動物もそれだ。他には人々が物語として語り継ぐ空想の存在…桃太郎や浦島太郎だな。それらをサーヴァントという使い魔として7つのクラスの役割に押し込んで無理やり召喚する」

 

ゾォルケンはお茶を飲んで、説明を続ける。

 

「クラスは基本的に7つだ。1つは剣士、セイバーだ。この国で言えば宮本武蔵、ヒナコに親しみやすい中国では曹操か。

2つは弓使いやガンナーのクラス、アーチャーだ。那須与一や黄忠だな。

3つは槍使い、ランサーだ。世界的に言えばクー・フーリン、中華では王騎や李信か「李信や王騎も呼べるの!?本当に!!大英勇じゃない!!」おちつけ」

 

「4つ、騎兵のクラス、ライダー。馬や船に乗ってたサーヴァントなどだな。例えば、ジョン万次郎」

「だれよ、それ」

「5つは暗殺者のクラス、アサシン。しかし、アサシンのクラス自体が触媒になるため……ハサンやアサシン教団のアサシンが呼ばれる」

「服部半蔵呼びたかったな」

「6つ、魔術師のサーヴァント、キャスター。しかし、この北海道を除き、文明の発展と共に神秘は薄くなっている。そのためか、発明家や文化人もそうなるかもな」

「で、最後は」

「バーサーカー。凶戦士のサーヴァント。意志疎通はほぼ不可能。ハズレクラス、ヘラクレスでも大暴れ。超ハズレ」

「なんで、そんなクラス作ったのよ!!」

「企画者の遠坂のアホに言え!!私は世界を平和にしたいだけなのに…遠坂のアホは魔法使いや根源に至りたいとかでな」

 

先進国のイギリスなどの商人は武器が売れて儲かる、という理由だけで戦争がしたいやつらが多い。お陰でヨーロッパは不安定となっており、戦争を望んでいる商人や上層部は実際に戦場に出ないから、そのような希望が出るのだ。本当に、悪い世の中になったものだ。

 

「戦争は利益を生むかもしれない。だが、それで喜ぶのは戦争の愚かさを知らん屑どもだけなのだ。

自分の利益に囚われた愚か者は北海道を戦場にしようとするだろう。私の予想が正しければ、埋蔵金の価値は日本円で八千億、金の価値は海外ならもっと跳ね上がる。今は日本の夢を追う人達だけだが、やがて国外から埋蔵金目当ての連中が攻めてくる」

 

ゾォルケンが悲しそうに言うと、カレーが運ばれてきた。ヒナコとしては人生初のライスカレーということもあり、軽く興奮して楽しそうだ。

 

「こちら、豚肉ライスカレーです」

「私だ」

「ライスカレーです」

「はい!私です!!うわぁ…大きいお肉入ってる!!」

 

ライスカレーことカレーライスは洋食であり、実はインドから伝わった物ではない。カレーライスはイギリス発祥であり、インドのカレーをシチューのようにアレンジしたのがカレーライスなのだ。

 

「イギリスの料理で旨いのは、ライスカレー、フィッシュ&チップス、ローストビーフぐらいだな」

「へー、イギリスなんだ」

 

パクパクと美味しいライスカレーを食べる2人。ゾォルケンは豚肉を米(白米だけは高級であり、当時は麦なども入れた雑穀ご飯が普通)そしてルーと共に食べる。噛めば噛むほどに、豚肉の油が出てきて甘さと辛さがマッチする。

 

「旨いな」

「本当ね!!ところで、私のカレーのお肉ってなに?鶏肉みたいに歯ごたえがあって美味しいの!!」

「それはカエルの肉だ。カエルは鳥に歯ごたえが似てるが、良い出汁が取れる」

 

その後、ヒナコはその洋食屋で普通のカレーを注文することはなく、豚肉カレーや牛肉カレーなどを頼んだとか。

日本最初のカレーライスはカエルの肉が使われたと、記録されている。

 

 

 

 

「問おう!!貴方が私のマスターか!!拙者は呂布!!あの三国志最強ですよ!!ヒヒィーン!!ニンジン下さい」

「チェンジ!!」

 

ヒナコ、下半身が馬、上半身が頭馬のUMAを呼び出してしまい、膝から崩れ落ちる。

 

「まだ呼ぶわよ!!」

「ヒナコ、令呪は不完全の試作品だけだ。ほどほどにな」

 

その後、ヒナコは続けて召喚しまくったが、来たのは全裸、褌1丁の侍、中国最強の宇宙一カッコいいオカマ、ポンコツアストルフォなどなどを呼んだとか。

 

「王騎将軍以外、ハズレじゃんかよぉぉぉぉお!!」

 

頑張れヒナコ!!頑張れゾォルケン!!変態溢れるキンカムに、更に変態をぶちこんだ責任を果たすのだ!!

*1
所要時間3秒




因みに、ゾォルケン&ヒナコとは別の、魔術協会がバーサーカー(熊嵐)を呼ぶとか…頑張れ谷垣ニシパ!!

食べてみたい食事!!

  • チタタプ
  • オハウ
  • サッポロビールとライスカレー
  • ラッコ鍋
  • 杉元のオソマ
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