ゴールデンOKITAさん 作:アイヌ文化保存係
第七師団。沖田さん達にフルボッコにされて、可哀想に全裸の変態のイチモツをニギニギとしてしまい、精神的に大ダメージを受けた尾形が所属している師団である。そんな第七師団であるが、日本陸軍最強の師団と呼ばれており、杉元が大暴れした日露戦争において大活躍し、多くの犠牲を出しながら旅順攻略戦を制覇して二0三高地に日本国旗を突き刺した師団である。
そんな第七師団は北海道では北鎮部隊と讃えられ、旭川を拠点にしている。当然、第七師団の中にはアイヌが残した埋蔵金を狙う者も居ており、その1人である情報将校である鶴見中尉こと鶴見篤四郎は自分の配下、そしてシンパを連れて埋蔵金争奪戦に参加してるのだ。理由は一言で言えば日本を軍事国家にするクーデターであるが、それは日本国の為を思ってである。
「月島。尾形の様子は?」
額に額宛を着けた男…彼こそが鶴見中尉である。鶴見中尉は日露戦争で受けた傷が切っ掛けで、頭蓋骨の一部と前頭葉の一部が欠損。その怪我のために額宛を着けているのだ。
「はい。意識を取り戻したとき、顎が割れていたこともあり、話せませんでした。しかし、指で『キンタマ』とかかれました」
鶴見中尉に報告する軍人は月島。優秀な軍人であり、第七師団にとってなくてはならない人材である。月島からの報告を受けて、鶴見中尉は言葉に迷う。当然だ、尾形が意識を取り戻したと思えば、指で『キンタマ』と書いたのだ。普通は怪我で頭でも逝ったのかと思うだろう。しかし、鶴見中尉は超がつく程の優秀な情報将校であり、神秘部門での情報も非常に詳しい。それに、北海道は日本で唯一…莫大な神秘が残っており、神秘の秘匿なんてぶっちゃけ関係ないのだ。
「もしかすれば…埋蔵金を狙う他の者も、サーヴァントを呼び出したかもな。月島、たしか樺太から樺太アイヌでロシア人のマキリ・ゾォルケンが小樽に入っていたな」
「はい。それも大陸の人間だと思われる若い女性と共にです。小樽では比較的珍しい欧州人だと思われる人間の目撃もあり、他には明治初期に戦死したと伝えられる元会津藩士で警察官 佐川の若き頃と思われる男性の目撃情報もあります」
第七師団は多くの情報を既に集めており、ゾォルケン&ヒナコが入国したことも把握している。更に第七師団が隠し撮りした写真にはモノクロであるが、サーヴァントだと思われる外国人や時代外れな服装をした人物の写真もある。
月島はその写真を鶴見中尉に手渡した。
1枚目は明治初期に戦死したと伝えられる元会津藩士で警察官、剣豪 佐川官兵衛の若き頃だと思われる人物……なぜか褌1丁だが。
「間違いなく佐川官兵衛だろう。クラスは恐らくだがセイバーだ」
「佐川官兵衛…あの鬼佐川ですか?」
「土方歳三や新撰組と同じく、薩長に恐怖を刻み込んだ武人だ」
2枚目の写真はピンクの髪をした可愛らしい男の娘。だが、服装は中世のヨーロッパ騎士であり、猛禽類の頭と翼を持つ馬のようなキメラ…ヒポグリフを連れ歩きしている。
「この写真はヒポグリフを連れていることから、シャルルマーニュ十二勇士が1人アストルフォだろう」
「たしか、カール大帝の部下でしたね」
3枚目は全裸で小樽の港で何かを叫ぶ変態の青年。そう、もちろんのことローランである。
「多分…尾形が言ってたキンタマはコイツかな?フランスのお話に、全裸に関わる騎士が何人か居た。アーサー王伝説のランスロット、シャルルマーニュ十二勇士のローランなどだな。恐らく、この2人のどれかだろう」
「どちらにせよ、強力なサーヴァントですね」
4枚目は呂布を自称する赤い馬で赤いUMA。めちゃくちゃ目立つが、小樽の人々は疑問に思わないようで、明治末期の小樽を満喫している。
「ふむ赤兎馬だな」
「鶴見中尉、どっから見てもケンタウロスですよ…コイツ」
5枚目は古代中国の屈強な武人であり、未来の俳優 大沢たかおをマッチョにした感じのオカマである。
「大将軍 王騎だと!?ゾォルケンめ、本気のようだな」
「王騎って誰ですか!?」
その武人を見て、鶴見中尉は王騎将軍と告げた。王騎とは始皇帝の右腕であり、最強の楯と鉾を体現した矛盾の武神 李信の恩師であり、今でも中華最強クラスに名を連ねる伝説の大将軍である。
しかし、サーヴァントには知名度補正という物があり、その土地での知名度が高ければ戦闘力が高くなるのだ。王騎将軍は確かにめちゃくちゃ強いサーヴァントだが、月島が知らなかったこともあり日本での知名度は皆無だ。
だが、サーヴァントも生前は人間だったり動物だった。だからといって召喚者であるマスターの言うことを聞けと言うわけではない。そもそもサーヴァントは各々の目的があって、呼ばれるのだ。未来での聖杯戦争では聖杯という願望器でどうしても叶えたい願いがあり、利害の一致で召喚される。しかし、今回ではサーヴァントは聖杯で願いをかなえることは出来ない。
『どうじで…どうじで皆、好き勝手に動くのよ!!』
『コココ、小ヒナコ。当然ですよ、私達は聖杯で叶えたい願いはない。だからこそ、今回の召喚でも応じました。しかし、サーヴァント以前に人ですから貴方の身の安全が保証されれば、自由に過ごしますよ』
通名 芥ヒナコ 本名 虞美人が召喚したサーヴァントは好き勝手に動く。まあ、召喚に応じてヒナコの身の安全を保証してくれるだけ儲けものだ。
ヒナコは好き勝手に動くが、サーヴァントが敵に成らないだけ良しとしよう。そもそも、ゾォルケンが開発中の使い捨て魔術刻印である令呪はマスターの命を守る安全装置として考案したのだ。利害の一致が無くなれば…サーヴァントは牙を向き、マスターを一方的に殺すことが出来てしまう。
「月島、このモヤモヤとした人形の影がそうなのか?」
「はい。遠坂が言うにはサーヴァントの格を落として、制御しやすくしたシャドーサーヴァントだそうです。本来のサーヴァントと比べて燃費も良く、理性も剥奪してます」
では第七師団もサーヴァントを呼び出してるが、此方はどうだろうか?
そもそもゾォルケン&ヒナコと第七師団では、サーヴァントを呼び出す目的がことなる。ゾォルケン&ヒナコはヒナコの願いである項羽様に会いたいという願い+世界平和の為の方法を探るであり、サーヴァントの意識は残しており、戦闘力もクラスという枠組みに当てはめられているが…サーヴァントそのものの強さを持つ。しかし、第七師団はサーヴァントを最初から兵器として運用するので、人扱いしていない。だが、令呪はゾォルケンが開発中であり、第七師団にはその方法はない。そのため、サーヴァントの格を落として意図的に意思を無くし、完全な操り人形…シャドーサーヴァントにしたのだ。
「月島。サーヴァント達の強さはどうだ?」
「やはり、モデルとなった人物や動物によって強さにばらつきがあります。しかし、格を落としたことで弱体化してますが、裏切られることは皆無とのこと。サーヴァントの強みである、神秘がない攻撃を無力化する能力は健在です」
「よし」
だが、これで充分。サーヴァントは神秘のない攻撃は無意味だ。衝撃は伝わるため、殴る、蹴る、銃剣でぶっ飛ばすと言った攻撃で怯ませることは出来るだろう。だが、怪我を負わせることは出来ない…つまり殺すことは出来ない。物理で殺せないし、並みの兵士は一方的に殺戮することが出来るのだ。
「既に魔術師1人、サーヴァント1体、そして谷垣達で班を編成し…尾形を襲撃したヤツを追わせてます」
「流石だよ、月島」
迫り来るサーヴァント!!通常兵器は無意味!!どうするの?沖田さん!!
次回こそ…サーヴァントとファーストエンカウント!!
食べてみたい食事!!
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チタタプ
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オハウ
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サッポロビールとライスカレー
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ラッコ鍋
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杉元のオソマ