前略、グランドオーダーに巻き込まれました。   作:モフモフ毛玉

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静まる夜に

 

その後、自己紹介の後に改めてメタトロン・ジャンヌと河上彦斎と契約したミナトは、夜も遅いと言う事で拠点となる森で一泊してから明日からの行動を決める、という事になった。

 

「……」

 

「そんなに警戒しなくてもいいってば〜…この森にはもう敵対存在は居ないよ〜」

 

辺りを警戒するジャンヌへ、メタトロンがそう言う

 

「それは…どういう事ですか?」

 

「…簡単な事、私が居るから、野生動物…命を守る本能がある者は近寄って来る事がない」

 

そう彦斎が言う。

 

「ですが、そうなるとあの動く死体の襲撃も…」

 

「大丈夫だって〜私が居る以上、死者はここに来れないよ。そもそも…私達が現れたのはイレギュラーだから、向こうはてんやわんやじゃないかな」

 

そう言ってメタトロンは空を見つめる。

 

「ま、こっちに迂闊に手出しは出来ないから、キミも休んだ方がいいよ〜」

 

「…ですが…!」

 

「ちちんぷいぷい〜」

 

そんな気の抜けた言葉と共にジャンヌは意識を手放し眠りに着く。

それと同時に起きていたサーヴァント達がゆっくりと倒れ、眠る。

…マシュも、例外なく

 

「さぁてと〜、起きていいよ、マスター」

 

その言葉に、ミナトは腰を上げる

 

「そもそも寝れてないが」

 

「ありゃ、じゃあ私と寝る〜?この椅子ふっかふかだよ〜」

 

そう言って椅子に一人分の隙間を作って誘う

 

「…今はいい、それより、ジャミングと…メタトロン達以外にも、来るのか?」

 

「ジャミングなんて既にちょちょいのちょいっとやってるよ。それに、それを説明する為に来たのもあるしね」

 

欠伸を一つして、怠惰な表情を引っ込ませ、メタトロンは言う

 

「私と彦斎がこうやって召喚出来たのは、君の生前の縁だよ。

 …でも、だからと言って

 

 君が今まで召喚して来た英霊全てが君の味方になる訳じゃない

 

人類最後のマスター…藤丸立香?だったかな…?

ここから先(・・・・・)彼女に味方するのが殆どだよ」

 

その言葉に、ミナトは頷く

 

「そうじゃなきゃ困る。そもそも自分は『予備』だ。予備に英霊が集まり過ぎるのは違う」

 

その言葉に、メタトロンはペンを持ち、空中にクラスを書いていく

 

「まぁ、先に明かすと【七騎士(基本クラス)】や【ビースト】は殆ど藤丸立香の味方だよ、ビーストの一騎は中立っぽいけど、多分立香に手を貸すね」

 

「それはよかった、ビーストは貴重な…全てをひっくり返せる戦力だ。立香に着くならそれが一番だ」

 

「【例外(エクストラクラス)】も、ほぼ立香の味方。逆に言えば君を味方する者は殆ど居ないんだ。何かあれば手は貸しても、君を信用しても、君の(・・)味方にはならない。

 

カルデアで召喚されている以上、君の味方は居ない

 

君の英霊…アルトリア・ペンドラゴンも、リリィも、呼延灼も、危機となれば、藤丸立香の方へ行く」

 

「…分かってるさ、カルデアで召喚されて契約を結んでる以上は、権利が移るのも理解出来る」

 

「うん、だからこそ。君の味方が必要になる。

 

 君があそこで死なない為に

 

そういうメタトロンの瞳は、少し暗くなっていた。

 

「だから、後に来るメンバーは殆ど決まってるよ

 私と彦斎、あとは…今の所は…」

 

そう言って、空中に書いたクラスの横に書き足して行く

 

【セイバー】未確定 

 

【ランサー】未確定 

 

【アーチャー】未確定

 

【ライダー】未確定

 

【アサシン】 河上彦斎 ???

 

【キャスター】?????

 

【バーサーカー】モルガン

 

【ルーラー】メタトロン・ジャンヌ

 

【アヴェンジャー】アンリマユ ???????

 

【プリテンダー】テュフォン・エフェメロス レディ・アヴァロン

 

【アルターエゴ】未確定

 

【フォーリナー】?????

 

【ムーンキャンサー】??????

 

【ビースト】該当なし

 

 

 

「メタトロン…」

 

「んー?なにー?」

 

その一覧を見て、ミナトは呟く

 

「一人だけ愉快犯居るよな?」

 

「うん、確実に愉快犯だよ」

 

とある英霊の名に、ミナトは苦虫を噛み潰した顔をする。

 

「というか未確定ってなんだよ」

 

「未確定は未確定だよ君のこれから(・・・・・・)で決まるんだから」

 

「…全部決まってたら楽だったのに…」

 

「…そういう上手い話は、ないよ」

 

彦斎のその言葉に、だよなぁ…とミナトは空を見上げた

 

「あぁ、今居る君のサーヴァントも、もしかしたら本当に手を貸してくれる様になるかもしれないからね」

 

メタトロン・ジャンヌはそう言って、がんばれ〜と言うと布団を被り、隣を空ける。

 

「ほら〜説明したんだし、寝ようよ〜。少なくとも君に情報アドバンテージあげたんだから交換条件として呑んでもらうからねぇ〜」

 

「…仕方ないか」

 

メタトロン・ジャンヌの空けた場所に、ミナトは入る

 

「なんだこれめちゃくちゃ快適なんだが???」

 

その言葉に、ふふんとメタトロン・ジャンヌは横になりながら胸を張る

 

「…本当だ、快適」

 

「いつの間にか彦斎も入ってた〜…でも追い出すのも面倒いし、寝るかぁ…」

 

そう言うとふよふよと浮かぶ椅子とは対照的に、3人は寄り添って安らかに眠った。

 

 

 




*レディ・アヴァロンのクラス間違えてたので修正しました
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