前略、グランドオーダーに巻き込まれました。   作:モフモフ毛玉

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チュートリアルガチャと特殊ガチャのお時間です。


サーヴァントの召喚

 

次の特異点が見つかるまでは自由にしてOKという指令を頂いた。

 

特異点を攻略して生存した立香はまだしも、何もしてない自分にさえ休暇を与えられているこの状況はどうなのだろうか、と思う。

 

立香は早速魔力の塊たる聖晶石30個を持って召喚室に突撃して行った。

特異点では英霊を召喚したとは聞いていないので、ここでチュートリアル召喚となるのだろう。

 

「…で、それなのに何故自分にもコレがあるのか」

 

『そりゃー、オレだけじゃ戦闘なんてムリですし?そもそも一山幾らのサーヴァント一人じゃ、これから先マスター死ぬって、冗談抜きで』

 

「そりゃ分かってるが…基本的に自分は特異点に向かう事はないぞ、そもそも予備まで前線に出たら誰が後を担うんだって話になるし」

 

『ま、マスターにもオレら(英霊)を従えて戦闘経験を積ませるってイミもあるんじゃないの?流石にお嬢さんと契約してたサーヴァントをいきなり従えろってのは無理な話じゃない?』

 

「それは確かにそうだが…」

 

机に積まれたガチャ石たる聖晶石30個を見つめながら、溜め息を吐いて聖晶石を袋に突っ込み、召喚室に向かった。

 

召喚室を開け、飛び込んで来たのは

 

「…ふむ、君が私のマスターか、よろしく頼む」

 

「よ、よろしくお願いします!私、藤丸立香って言います!」

 

立香は我らがオカンサーヴァント…エミヤを召喚していた。

 

横には沢山の礼装と、メドゥーサとクー・フーリンがぽつんと立っている。

 

これでランサーとアーチャーは居るので、後は自分がそれ以外のクラスを引き当てたらセーフである。

 

「あ、先輩!先輩もサーヴァントを召喚しに来たんですか?」

 

「その前に律儀に待ってくれてる二人の英霊を気にかけてあげてほしい」

 

一人はただ静かに待ってるし、もう一人はえ?俺は?って顔で自分を指差してるから、大英雄なのに…

 

ライダーであるメドゥーサと、ランサーであるクー・フーリンの自己紹介も終えた所で、様子見に来たマシュと共に、自分の為に召喚室のスペースを開ける為に端っこに寄ってくれた。

 

「えー…なんだったか…抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」

 

「だいぶ端折った!?」

 

立香のツッコミを聞きながらも、召喚は成功した様で、今目の前で白い玉がくーるくると回っている。

 

一回目、一本線。礼装…おお、激辛麻婆

 

二回目、一本線。礼装…おぅ…激辛麻婆

 

三回目、三本線。英霊ですね

 

「サーヴァント…セイバー…私はまだ剣士見習いなので…セイバー・リリィと呼んでください!

技量もそうですが、精神がまだ鍛えられていません

でも…いつか必ず、この聖剣に相応しい心の強さを手に入れます!」

 

カリバーンを携えた白百合の騎士…セイバーリリィだ。

 

「よろしくね、セイバー・リリィ」

 

「はい!よろしくお願いします!マスター!」

 

ニッコニコで純粋な笑顔が眩しい、目が潰れそうになる。

 

「それじゃあ来てくれて悪いけどこっちに寄っててね」

 

「はい!分かりました!」

 

そう言って自分の側でちょこんと座って待つリリィ

 

そして改めての四回目

 

一本線…礼装ですね、神造兵器…うーんこれはエクスカリバー

 

「わぁ…!かっこいい!」

 

リリィがキラキラした目で見つめるので礼装は持って貰う事にした。

 

折り返しの五回目

 

あっ金ピカ三本線…

 

「サーヴァント、呼延灼。クラスはアサシン、本来ならば召喚される身の上ではないのですが、特殊な事情によって召喚されました。とある幻霊との融合により、女性として召喚されていますが、戦闘能力は劣化していませんのでお気になさらず。以上、何かご質問、あるいはお褒めの言葉などありますでしょうか?」

 

これはすり抜けになるのか?分からない所だが…

 

「…あの、何か言ってください…マスター…」

 

しまった、呼延灼はメンタルが弱い、このままだと来て貰ったのに自力で退場してしまう…

 

「呼延灼、あの呼延灼が来てくれるなんて有り難い!是非ともその力を貸してくれ!」

 

その言葉に呼延灼は目に見て分かるほどに目が輝いた。

 

「そうでしょう!そうでしょう!この呼延灼が来たからには安心して下さいマスター!」

 

「じゃあちょっと次があるから横に来ててね…」

 

「えっ…あっ…はい…」

 

横、と言われてちょこんと座ってキラキラ目で見つめるリリィに可愛い…と溢しながら、呼延灼もリリィに倣ってか反対側に正座で座る…痺れない?大丈夫それ?

 

そして座るのを待ってくれた召喚陣は再び稼働

 

六回目、一本線。礼装…まるごしシンジくん…シンジくんじゃないか!

 

七回目、一本線。礼装…まるごしシンジくん…シンジくん!2回も来てくれたのか!

 

八回目…一本線。礼装…竜脈…いつもお世話になってます

 

九回目…三本線。虹色…虹色???

 

「…応えよう。私は貴方のサーヴァント、ランサー。最果ての槍を以て、貴方の力となる者」

 

ランサーのアルトリアが来ました。うおでっか…(馬)

 

「召喚に応じてくれてありがとう…まだ次があるから…ちょっとこっちで待って頂けると…」

 

「…ふむ」

 

ランサーはそう言ってリリィと呼延灼を見ると、リリィの方へ進み、馬を降りて立って待つ。

 

召喚室が一気に狭くなった気がするが、気にしない方針で行く

 

そして十回目…一本線、礼装…激辛麻婆…また君か(胃が)壊れるなぁ…

 

ラストの十一回目…一本線、礼装…宝石剣…お世話になってます(パート2)

 

「これで召喚は終わりか…」

 

「見てて面白かったです!」

 

「ま、マスター…足…足が痺れました…!助けて…!」

 

「…マスター、これからどうすればいいでしょうか?」

 

キラキラ笑顔を向けるリリィ、助けてとズボンを掴む呼延灼。

冷静にこちらを見つめるランサーアルトリアに囲まれる自分を

 

「わぁ…手慣れてる…!」

 

「凄いですね…英霊があんなに沢山…!」

 

「…あー、向こうのマスターは大変そうだな…」

 

「…そうだな」

 

「…そうですね」

 

羨望の眼差しを向けるピュアな二人と、顔見知りな為に若干ギクシャクな空気のランサー、アーチャー、ライダーの3人

 

温度差が激しい召喚室は、膠着状態が続いたのでダヴィンチちゃんによって強制的に外に出されました。

 

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