彡(゜)(゜)「ワイは菅野直。日本帝国海軍の撃墜王や」 作:名無ナナシ
第50話 飛行訓練
今日は待ちに待った、飛行訓練実践編だ
窮屈な学校から離れられる上に、飛行機にまで乗れるのだ
みんなルンルンでウキウキだった
ボクたち訓練生が乗る練習機は
片翼式九○式二号機上作業訓練機と呼ばれるもので
一機に複数人が乗れることができる
そして、ボクとチョクは共に小川中尉の下で指導を受けることになった
(メ●灬●)←この小川中尉は歴戦の戦闘機乗りだった
小川中尉は訓練前に武勇伝を語った
その内容はすさまじかった
中尉は中国の飛行場を襲撃して大いに戦果をあげた
だが、敵の戦闘機がまだ残っている状況で弾丸を撃ち尽くしてしまった
このような時、普通なら仕方ないと引き返すだろう
しかし、中尉は違った
なんと!そのまま敵飛行場に着陸して乗機から降り
敵の戦闘機に火を点けるなどして大いに暴れ回ったあと
再び空に舞い上がり、帰投したのだ
破天荒にもほどがある
でもその後
「なに危険なことしとんのじゃ!無事だからよかったものを……」
「それに戦闘機を敵に奪われたらこっちの機密情報が漏れるやろ!」
と軍上層部から注意を受けこのような行為は禁止されたようだ
(#●灬●)「だから君たちは決してマネしないように」
(´・ω・`) .。oO(誰がするかよ!)
と思うボクの横でチョクは
彡(゚)(゚)「はえーすっごい」
と感心していた
(#●灬●)「よし!これより訓練を始める!」
(´・ω・`)ゞ「はっ!」
彡(゚)(゚)ゞ「はっ!」
こうしてボクたちは空に舞い上がった
眼下には美しい瀬戸内海が広がっていた
(´・ω・`)「右三十度、十海里……綺麗な海が広がってます」
彡(゚)(゚)「的角右八度、距離千五百……船に乗った漁師が手をふってるで」
(´・ω・`)「偏流を計ります、ヨーソロ」
彡(゚)(゚)「偏流角右五度」
(´・ω・`)「着陸準備!後方よろしい」
彡(゚)(゚)「着陸方向S」
このようにしてボクたちの五日間にわたった
後半に操縦桿を握り自分で飛行機を操ることもできた
そしてあっという間に航空実習は終わった
(#●灬●)「うむ!二人とも航空機乗りの素養がある」
(#●灬●)「笹堀くんは、丁寧な操縦と常に周りを見る警戒心が優れている」
(#●灬●)「菅野くんは操縦こそ荒いが、その度胸は目を見張るものがある」
(#●灬●)「では、訓練はこれで終了だ」
(#●灬●)「お疲れさん」
(´・ω・`)「ありがとうございました」
彡(゚)(゚)「ありがとうございました」
第51話 進路希望
ある日、兵学校卒業後の進路アンケートが実施された
進路先として戦艦や駆逐艦といった船の砲術士や航海士
戦闘機乗りになる海軍航空隊
変わったところで潜水艦の乗員というのもあった
彡(゚)(゚)「ワイは航空隊を志望するわ」
(´・ω・`)「お、奇遇だね、ボクもそのつもりだよ」
彡(゚)(゚)「なんや?ワイのマネかいな」
(`・ω・´)「違うやい。ちゃんとしたボクの気持ちさ」
(`・ω・´)「その証拠にふつうなら希望先に『望』と書くのを……」
(`・ω・´)「ボクなんて『熱望』ってしたんだから」
彡(゚)(゚)……
彡(゚)(゚)カキカキ
彡(゚)(゚)「ふん!ワイなんて『超熱望』にしたわ」
(`・ω・´)「書き足すなんてずるいじゃないか!」
(`・ω・´)「ならボクだって……」カキカキ
(`・ω・´)「どうだ!『白熱的大熱望』だ!」
彡(゚)(゚)「ぐっ……」カキカキ
彡(゚)(゚)「ならワイは……『太平洋海戦的熱望』や!」
(`・ω・´)「それならボクは……」
彡(゚)(゚)「ほんならワイは……」
この後、教官に「ふざけるな!」と怒られたが
ボクたち二人は無事に航空隊へと進めることになった