彡(゜)(゜)「ワイは菅野直。日本帝国海軍の撃墜王や」 作:名無ナナシ
第54話 写真
ボクたちが霞ヶ浦飛行場に派遣された
そこで待っていたのは座学だった
すぐに戦闘機に乗れると思っていただけにガッカリだ
そんなわけで気晴らしにチョクと近くの町を歩いて回った
彡(゚)(゚)「お!写真館があるやんけ!」
彡(^)(^)「せっかくやし撮ろうや」
(;´・ω・` )「えー君は制服でバシッと決めてるからいいけど……」
(;´・ω・` )「ボクは私服だからイヤだよ……」
彡(゚)(゚)「ワイのを貸したるさかい行こうや」
彡(゚)(゚)「ワイらはいつ死ぬか分からんのやから」
彡(゚)(゚)「形あるものを残すのは大事やぞ」
(´・ω・`)「それもそうだね……」
パシャ!
こうして撮った写真は後の世にも残ることになる
(´・ω・`)「あ!ポラロイドカメラだ」
(´・ω・`)「買っちゃおっと」
第55話 飛行実習
三か月後
ついに待ちに待った飛行実習だ
(´・ω・`) .。oO(実習といっても真剣そのもので……)
一瞬、一瞬がこれすべて戦闘だった
たいした時間を飛んだわけではないのに
地上に降り立つと顔中がほてって眠たくなった
そしてお腹もすごく減る
でも、次第に操縦に慣れ始めると
四方の景色を見る余裕もできる
天気がよければ東京湾越しにあの名峰富士も見ることが出来た
二か月後
(´・ω・`) .。oO(この時期になると……)
離着や平行飛行ぐらいならもうマスターできていた
でも、飛行訓練の本番はここからだ
ここから先は特殊飛行と呼ばれ
垂直旋回、宙返り、失速反転、急反転、横転といった
アクロバットな飛行を身につけていかなければならない
このような特殊飛行をするにはいろいろと複雑な操作に加え
体にすさまじいG(重力)がかかるので肉体的疲労も大きなものになる
あのタフなチョクでさえ
彡(×)(×)「あーへばった……目がくらむ……」
と参っていた
第56話 東京へ
ある日、二人乗り戦闘機にチョクとペアで飛んだときのこと
(´・ω・`)「チョク、そろそろ帰る時間だよ」
彡(゚)(゚)「……同じとこばっか飛んでつまらんな」
彡(゚)(゚)「せや!ちょっと東京上空を遊覧しようや!」
(;´・ω・` )「え?なに言ってるの?」
(;´・ω・` )「そんなことしたら規律違反で処分されるよ」
彡(゚)(゚)「ばれなければ問題は問題にならん!!」
(;´・ω・` )「無理だよ!東京に行って帰って来る時間はないよ!」
彡(゚)(゚)「んなもん、エンジンをフルスロットにすればええだけや!!」
彡(●)(●)「行くで!!」ギュン!!
(。゚ω゚)!!
ガタガタガタガタ
(。゚ω゚)「あわわわわ」
エンジンを全開にしたから機体が震えてるよ
(。゚ω゚)「チョク!少しは加減しようよ」
彡(゚)(゚)「飛行機ってのは最大限まで性能を活用せんといかんのや!!」
彡(゚)(゚)「お!東京や!!」
彡(゚)(゚)「タケ!どこを見にいきたい?」
(。゚ω゚)「そんな場所ないから早く帰ろうよ」
彡(゚)(゚)「なんや、せっかく来たのにつまらんな」
(。゚ω゚)「っていうか下手に飛び回ってたら不審機として迎撃されない?」
彡;(゚)(゚)「アカン!それはまずい」
彡;(゚)(゚)「さっさと帰るで!!」
でも、この時
日本帝国にはそんな余裕はなかったかもしれない
昭和十七年六月七日
ミッドウェー海戦においてイケイケドンドンだった日本は
アメリカに敗北していた