彡(゜)(゜)「ワイは菅野直。日本帝国海軍の撃墜王や」 作:名無ナナシ
第57話 空戦
昭和十八年二月一日
訓練を終えたボクとチョクは大分航空隊に配属された
ボクたちは岩下教官(⌐●ゝ●)の下で実戦訓練をすることになった
この段階になると実戦さながらの空戦を体験することになる
教官VS訓練生一対一でのバトルの始まりだ
空戦では高所をとった者が有利になる
だが、そのハンデを貰っても負けるのだから
技量の差が圧倒的であったことがうかがえる
ボクと同じようにチョクも戦う度に必ず敗れた
(´・ω・`) .。oO(ボクなんかは…)
相手が教官なんだから、負けて当然じゃないかという気持ちが強く
あまり敗北して悔しいとは思わなかった
(´・ω・`) .。oO(でも、チョクは違った…)
彼は負けるたびに本気で悔しがった
そして、なんとか教官にも勝つ方法がないものかと必死に頭を捻っていた
(´・ω・`) .。oO(正直……そんな方法はない)
教官は“ひねり込み〟という技を使っている
この技は一部のエースパイロットにしか使えない必殺技だ
この技を使われると、瞬時に機体を見失ってしまい
気づけば真後ろにつかれている
もちろんボクたち訓練生にはできっこないし、攻略法もない
(´・ω・`) .。oO(それでも、チョクは諦めなかった……)
そして、なにか閃いたようだった
彡(゚)(゚)「この方法しかない……」
第58話 空戦②
ある日
彡(゚)(゚)「教官、一戦よろしいでしょうか」
(⌐●ゝ●)「いいだろう、では先に飛んで高所をとりたまえ」
彡(゚)(゚)「いいえ、ハンデなしでお願いします」
(⌐●ゝ●)「……わかった」
彡(゚)(゚)「それと……本気できてくだい」
(⌐●ゝ●)「…………いいだろう」
(;´・ω・` ) .。oO(なにを思いついたのか分からないけど……)
本当に大丈夫なのかな?
こうして岩下教官VS訓練生チョクの空戦が始まった
二人は空に舞い上がり距離をとった
そしてお互いにさぐりを入れつつ向かい合う
バトル開始だ
模擬戦ではまずできるだけ相手を目掛け接近していく
そして、あるていど距離が縮まると互いに反対方向に切り返すのがセオリーだ
でも、このときは違った
チョクはどれだけ距離が縮まろうと避けようとしなかった
(。゚ω゚) .。oO(このままじゃ正面衝突だ!!)
(;⌐●ゝ●)「ぐっ……」
教官が機体をそらし衝突を避けた
彡(•)(•)「今や!!」
チョクはその僅かな動きで生じた隙を見逃さなかった
すかさず教官の後ろをとった
(;´・ω・` ) .。oO(すごいけど……)
いくら後ろを獲ったからといっても教官はひねり込みで
この状況をあっという間に巻き返してくるに違いない
そうなれば、逆に後ろをとられることになり……
ゲームオーバーだ
彡(●)(●)「ぐぬぬぬ、ここが勝負所や!!!」ギュン!!
チョクの乗る機体がスピードを上げ
ものすごい勢いで教官機を猛追していく
(。゚ω゚) .。oO(もしかして!!)
機体をぶつける気!!
(;⌐●ゝ●)「くっ……止めだ!」
危険を感じた岩下教官が機体の操作を緩めた
そこを狙ってチョクはピッタリと教官の真後ろについた
チョクの……勝ちだ
地上
(ꐦ●ゝ●)「バカ者が!!あんな危険な方法をとるとは何事だ!!」
(ꐦ●ゝ●)「貴様とはもう二度と一緒には飛ばん!!」
そう言って教官は腹を立てながら去っていった
(;´・ω・` )「君は本当になにを考えているんだい」
彡(゚)(゚)「…………フフフフ」
(;´・ω・` )「チョク?」
彡(^)(^)「よっしゃあああああああああ!」
彡(^)(^)「勝ったで、ワイは勝ったんや!!」
彡(゚)(゚)「見とったやろタケ!あれはワイの勝ちやよな!?」
(;´・ω・` )「……うん……まあ」
彡(゚)(゚)「やろ!やろ!そうやろ!」
彡(^)(^)「よっしゃあああああああああ!」
(´・ω・`) .。oO(勝ちは勝ちだけど……)
ルール違反だって抗議されても仕方のない勝ち方だよ
教官は訓練上の保安に関して責任があるんだから
事故が起きるまえに安全な行動を取らなければならない
だからチョクのやった乱暴な戦い方は
それこそ卑怯と呼ばれるやり方なのかもしれない
でも、実戦でそんなことを言っていられるだろうか?
負けたのは相手が卑怯だったからだと
言えるはずがない
だって、そのときにはもう……敗者は死んでいるのだから
死人に口なしとはよく言ったものだ……とカッコつけてみたけど
彼のやったことには賛否両論あるだろう
(´・ω・`) .。oO(まあでも……)
訓練生が教官に勝ったなんて聞いたことがない
まったく……なにはともあれ……
大した男だよ君は……