彡(゜)(゜)「ワイは菅野直。日本帝国海軍の撃墜王や」 作:名無ナナシ
第108話 冬は一年中で一番反省するに適している
(´_ゝ`)(〃゚3゚〃) (҂`ハ´)を始め
剣部隊は結成時から八十名近い戦死者を出していた
(◦灬•)の要請によって搭乗員の補充が行なわれた
だが、新しい搭乗員が戦闘になれて戦力を発揮するようになるには時間がかかる
しかも、空襲や資材不足で工場の生産性はガタ落ち
機材の消耗に補充が追いつかない状況となり
搭乗員が補充されても乗る機体がなく
さらに、燃料不足で訓練はおろか出撃すら難しい状況となっていた
このような状況から大本営は本土決戦に備えた極力温存策を決めた
⊂(✪_✪-)⊃三3⊂(✪_✪-)⊃三3⊂(✪_✪-)⊃三3
ひゅーんドカーン ひゅーんドカーン ひゅーんドカーン
空襲警報が発令されると
整備員、その他の基地要員は基地内の防空壕に避難した
それなのに戦闘機のパイロットは特別待遇で
トラックに乗り付近の山に隠れることになっていた
大勢の戦友を残して自分たちだけ安全な山中に逃げること
また、逃げ惑う一般人の傍らを砂塵をまきあげて追い抜いていくことに
戦闘機乗りは申し訳ない思いでまともに目を合わせることができなかった
「あれだけの敵がわれわれ国民を苦しめているのに……」
「なぜ航空隊は迎撃に飛び上がらないのか……臆病者どもめ」
「食糧、酒、衣類など優遇されているくせに……」
「一体、なにをしているのか……卑怯者どもめ」
彡;(-)(-)………
第109話 春夏秋冬どれも一番を持っているのは人間が生を楽しむからである
この頃になって実施できる唯一の攻撃手段は特攻だけだった
技術が優秀な人材を揃えることができなくなったこと
機材や燃料の不足を受け
訓練をしても特殊飛行などは一切やらず
急降下をしては低空で引き起こす
特攻攻撃に特化した突入訓練だけとなっていた
また、ゼロ戦や紫電といった第一線機はほとんど使い果たしていたため
練習機までが狩り出されるようになった
たいしたスピードでもないのに主翼がプルプルと震える
このような粗末な機体が訓練用ではなく、特攻の本番機として利用された
彡●_●)「あんな機体では、とても敵戦闘機の警戒網を突破して……」
彡●_●)「目標とする敵艦までたどり着けない」
彡;●_●)「ただ死にゆくだけだ……」
彡;●_●)「そんな恐ろしいこと……俺はしたくない……」
彡;(-)(-)………
第110話 神よ人間は苦し
( ゚∋゚)「はぁ……今日もまた無駄な会議か……」
( ゚∋゚)「この期に及んで陸軍と海軍が協力しようなどと……」
( ゚∋゚)「そんなこと……この国が滅んでも起きるはずがないだろに」
( ゚∋゚)「体裁をとりつくろうだけ会議のなんて本当にくだらない」
会議中
( ゚∋゚) .。oO(それにしても……最近は若い戦隊長が増えた)
喜ばしいことに見えるが……それだけ若者が酷使されてるというだけだ
Σ( ゚∋゚)「ん?」
( ゚∋゚)「あそこにいるのは……チョク!!」
彡(•)(•)!
( ゚∋゚) .。oO(向こうもこちらに気づいたようだ)
会議が終わったら話しかけよう
「では、本日の会議はこれで終わりとする」
( ゚∋゚)「おいチョク、久しぶり」
彡(•)(•)「なんだ?こんなところで」
( ゚∋゚) .。oO(??……なにか雰囲気が変わったような……)
彡(•)(•)「せっかく会ったんや飲みにいこうや!」
( ゚∋゚)「お、おう……」
飲み屋
彡(•)(•)「姉ちゃん、酒のおかわりや!」
(; ゚∋゚)「何杯目だ、大丈夫か?」
彡(•)(•)「飲まんとやっとられんわ!!」
彡(•)(•)「どうせワイの命ももう長くはないんやからな!!」
(; ゚∋゚) .。oO(これがあのチョクだと?)
飲みっぷりといい、粗野な態度といい、まるで与太者だ
(; ゚∋゚)「なあチョク?」
彡(•)(•)「なんや?」
(; ゚∋゚)「いや……そうだ!タケくんはどうしたんだ?」
彡(•)(•)「タケやと!!また懐かしい名前を出してきたな」
彡(•)(•)「あいつは戦いで右足が吹っ飛んで軍人を辞めたわ」
(; ゚∋゚)「なんだと……」
彡(•)(•)「まあ、あいつは生きることに対してものすごい執着があったから本望やろ」
彡(•)(•)「怪我の功名ってやつやな」
彡(•)(•)「いくら軍でも、足のない障害者を引っ張ってくることはない」
彡(•)(•)「もともと、あいつは軍人に向いてなかったしな……」
(; ゚∋゚)「そんな言い方はないだろ!」
彡(•)(•)……
彡;(-)(-)「そ、そうやな……すまん」
彡(゚)(゚)「そうや、思い出した!!タケの戦い方がまたすごくてな」
( ゚∋゚)……
いつものチョクに戻ったか?
( ゚∋゚)「なあチョク?」
彡(゚)(゚)「なんや?」
( ゚∋゚)「君の所属……剣部隊といったかな……居心地はどうだ?」
彡(゚)(゚)「ん?ええ所やで……」
彡(-)(-)「まあ……いろんな奴が死んでいって……」
彡(゚)(゚)「隊長がワイ一人になってしもうたけど……」
彡(゚)(゚)「部下はワイを慕ってくれとるし……」
彡(゚)(゚)「源田のオヤジもワイを頼りにしてくれとる」
彡(゚)(゚)「まあ、なんとかやれとるわ」
( ゚∋゚)「そうか」
・・・
( ゚∋゚)(誰からも頼りにされる……)
( ゚∋゚)(そんな重圧に一人で耐えられる人間などいない……)
(´・ω・`)……
(´・ω・`)(ボクが彼の傍にいます)
(´・ω・`)(まあ、気休め程度ですけどね)
( ゚∋゚)(それで十分さ……)
( ゚∋゚)ゞ(頼んだぞ)
(´・ω・`)ゞ(はい!)
(; ゚∋゚) .。oO(くそ……僕が陸軍でなく海軍にいれば……)
なんて歯がゆさだ!
このまま何もできず……静観するしかないのか
彡(゚)(゚)「どうしたんや?」
(; ゚∋゚)「いや……なんでもない」
彡(゚)(゚)……