彡(゜)(゜)「ワイは菅野直。日本帝国海軍の撃墜王や」   作:名無ナナシ

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第113話 最終決戦

ボクたちは九州西岸に沿って高度をとりながら南下を続けた

視界は良好で、地図そのままの薩摩、大隈両半島をはるか下に望み

東シナ海に出て高度六千メートルで屋久島達した

 

島の西方、高度五千メートル辺りにB-24が

編隊を組んでゆっくり旋回していた

 

⊂(★_★-)⊃三3⊂(★_★-)⊃三3⊂(★_★-)⊃三3

 

彡(゚)(゚)「なんで三機しかおらんのや?」

(´・ω・`)「きっとこの辺りを集合場所にしてるんだよ」

 

彡(゚)(゚)「油断しすぎやろ。もう勝った気でおるで」

(´・ω・`)「まあ、日本の負けはもう確定してるけどね」

 

彡;●_●)「えぇ……」

(;⌐●ω●)「思ってても誰もが口を閉ざしてるのに……」

 

彡(゚)(゚)「言うようになったやんけタケ」

(´・ω・`)「もとからボクは正直な男さ」

 

(´・ω・`)「君と違ってね」

 

彡(゚)(゚)「なにを言うとんのやワイは直やぞ」

彡(゚)(゚)「ワイはこれまで正直に真っ直ぐ生きてきたつもりや」

 

(´・ω・`)「よく言うよ、軍人なんて物騒な生き方……」

(´・ω・`)「本当は嫌なくせに」

 

(´・ω・`)「もっと素直になれよ……“直〟なだけにさ」

彡(゚)(゚)「ホンマに言うようになったわ……」

 

彡●_●)(⌐●ω●)(⌐●ゝ●)「隊長……」

 

彡(゚)(゚)「まあ、今は戦争中や。そんなことは後で考える」

 

彡(゚)(゚)/「よっしゃ!ほな、いこうや!!」

(´・ω・`)彡●_●)(⌐●ω●)(⌐●ゝ●)「おー」

 

ボクたちは進路を約五十度南寄りに変え、敵編隊の前方に位置するよう

降下気味に進んだ。

 

左斜め前方約千メートルにつくと、チョクはチラッと後ろ上方を見たあと

機首を下げ、敵と反抗態勢で攻撃に入った

 

敵も応戦してきた

ズダダダダダダダダダ

 

シューッ、シューッと赤い炎が行き交じる

 

(;`・ω・´)「なにを!!」ズダダダダダダダダダ

と急降下しながら反撃する

 

⊂(★_★-)⊃三3⊂(★_★-)⊃三3⊂(★_★-)⊃三3

 

だが、B-24はこれまでのB-24ではなかった

強力な防弾鋼板のほか、外周を厚い防弾用のゴムでおおわれた燃料タンク

を装備していた

タンクに命中してもゴムが溶けてすぐに破孔を防ぎ

失火しても消火装置が働いて火がすぐに消えるように改良されていた

 

(;`・ω・´)「くっ……もう一回だ!!」

 

『ワレ機銃管内爆発ス、ワイ菅野一番』

 

(;´・ω・` )「え?チョクの声?」

彡●_●)(⌐●ω●)(⌐●ゝ●)『うおおおおおおおおおお!!』ギューン

 

(;´・ω・` )「あれ?みんなには聞こえてないの?」

(;´・ω・` )「ボクの聞き間違え?」

 

『ワレ機銃管内爆発ス、ワイ菅野一番』

 

(;´・ω・` )「やっぱり聞こえる……チョクはどこに……」

戦闘を離脱し、機を引き起こしながらチョクを探した

どこにもいない……

機を水平に戻して、四周を見まわしたがやはり見えない

翼を傾けて、右下方を覗く……

 

(。゚ω゚)「いた!!」

チョクはずっと下を水平に飛んでいた

すぐに降下して接近した

 

チョクの紫電改の左翼に穴が空いているのが見えた

少し高度を高めて近寄り、上から覗き込む

翼の中央、日の丸マークの少し右に大きな破孔がある

 

すると、チョクと目が合った

 

彡;(゚)(゚)

チョクは「しまった」と言いたそうな表情だ

 

(´・ω・`) .。oO(自分で危機を知らせておいて……)

なんだよ、その顔は……

 

(´・ω・`)「コチラ笹林三番、菅野一番応答セヨ」

ザーザー

 

(;´・ω・` ) .。oO(アレ?無線の調子がおかしい……)

さっきまであんなにはっきりとしていたのに……

どうしてだろう

 

(;´・ω・` )「コチラ笹林三番、菅野一番応答セヨ」

ザーザー

 

(;´・ω・` )「ダメだ……使い物にならない」

まあいい……

チョクの異変に気づけたんだ

このまま護衛してチョクを守ろう

 

彡;(゚)(゚)/

チョクは指先でB-24の方向を指示した

 

(´・ω・`) .。oO(ワイに構わず敵と戦えと言っているのかな?)

そんな……君を放っておくなんてできないよ

 

二、三度、軽くうなずいて見せたが、彼の傍を離れなかった

 

彡;(•)(•)/

すると今度は左手で何度も敵の方向を指しながら、睨んできた

 

(´・ω・`) .。oO(やっぱり攻撃しろって言ってるんだ)

でも、そんなことはできない

とりあえず左手を上げてチョクの意図は分かったと示し

子供をあやすように「よし、よし」と

大きく二、三度うなずいて見せた

 

ふと、前を見た

彡;●_●)(;⌐●ω●)(;⌐●ゝ●)『ぐっ……』

 

(;´・ω・` ) .。oO(改良型B-24に苦戦してる)

それに……チョクがいないのが分かったのか

みんな浮足立ってる……

でも……今はチョクを優先させなきゃ……

 

チョクに視線を戻す

 

(。゚ω゚)!!

彡(●)(●)

 

チョクはものすごい形相でボクを睨みつけていた

完全に怒りの形相だ……

 

『ワイの代わりにお前があいつらを守らんでどうするんや!!!』

 

(;´・ω・` ) .。oO(え?無線が復活した?)

ザーザー

ダメだ、やっぱり調子がおかしい

 

(;´・ω・` ) .。oO(それじゃあ今の声は……)

心とは裏腹に……身体が自然と動き

紫電改は高度を上げていく

 

(;´・ω・` ) .。oO(え?なんで?)

待ってよ、ボクはチョクを助けたいんだ

戻らなきゃ

 

ふと振り向く

するとチョクの顔がはっきりと見えた

 

彡(^)(^)

さっきまでの怒った顔がまるでウソのよう

やわらいだチョクの顔は微笑みで一杯だった

 

(´・ω・`) .。oO(……うん)

 

ボクは戦場に戻るため……再び空に舞い上がった

 

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