彡(゜)(゜)「ワイは菅野直。日本帝国海軍の撃墜王や」   作:名無ナナシ

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第12話 討論 第13話 醜い偽善の生き物

第12話 討論

 

彡(゚)(゚)「ワイは江戸時代に産まれたかったわ」

( ゚∋゚)「ほう、それは興味深い……」

 

彡(゚)(゚)「しっかりとした和服を着て、ちゃんとした日本語を喋り……」

彡(゚)(゚)「立派な侍として生きたかったわ」

 

( ゚∋゚)「なるほど……でも……」

 

( ゚∋゚)「侍……武士も長男に産まれなければ、ただの無職」

( ゚∋゚)「虫歯になれば死に、白米ばかり食べて病気になる……」

 

( ゚∋゚)「そんな時代より現代の方がよっぽどいい……そもそも……」

( ゚∋゚)「過去に戻るなんてありえないことを考えるだけ時間のムダさ」

 

彡(゚)(゚)……ショボーン

 

彡 •⌄• ) .。oO(チョク兄ィなんだか……淋しそう)

 

彡(゚)(゚)「死んだらワイらの魂はどうなると思う?」

( ゚∋゚)「そもそも、人に魂などというものはない」

 

彡(゚)(゚)「いやいや……魂はあるやろ」

( ゚∋゚)「ほう、では理由を聞こう」

 

彡(゚)(゚)「その前に確認しときたいことがある」

彡(゚)(゚)「考えない人間はおらん。異論はないな?」

 

( ゚∋゚)「ああ」

 

彡(゚)(゚)「身体を構成するのは窒素化合物その他の物質や」

彡(゚)(゚)「でも、それらの物質が物事に対し悩むことはない」

 

彡(゚)(゚)「なら、考える別のなにかが人間には付与されとるはずや」

彡(゚)(゚)「ワイはそのなにか、有形無形を問わず、それを魂やと思っとる」

 

( ゚∋゚)「……たしかに」

 

彡(゚)(゚)ドヤァ

 

彡 •⌄• ) .。oO(チョク兄ィが……勝ち誇ってる)

 

 

第13話 醜い偽善の生き物

 

川´_ゝ`)「ぐすん……ぐすん」

彡(゚)(゚)つサスサス

 

彡 •⌄• ) .。oO(巌兄ちゃんが泣いてる……)

どうしたんだろう?

本人に聞くのもアレだし

チョク兄ィに聞いてみよう

 

彡 •⌄• )「ねえ、なにがあったの?」

彡(゚)(゚)「ん?巌兄ィの親友の仁くんが亡くなったんや」

 

彡 •⌄• )「え!そんな……」

彡(-)(-)「家庭の事情とは言え……」

 

彡(゚)(゚)「無理して朝鮮に出稼ぎに行ったのが原因やろうな」

彡(-)(-)「体もそんな強うなかったし……」

 

彡(゚)(゚)「いや……元はと言えば……」

彡(゚)(゚)「この不況な世の中が悪いんやろうか?」

 

彡(-)(-)「ワイらは親父のおかげで、いい暮らしをできとるが……」

彡(-)(-)「世間は失業者で溢れかえっとる」

 

彡(-)(-)「運よく仕事がある人らも……」

彡(-)(-)「産業合理化の美名のもとに……」

 

彡(-)(-)「低賃金や長時間労働で苦しみ」

彡(゚)(゚)「失意の中で途方に暮れ自殺する者もおる……」

 

彡(•)(•)「その一方で、歪な幸福を享受している輩の多いこと!」

彡(●)(●)「平気で人を騙し、蹴落とすことでな!!」

 

Σ彡 •⌄• )

 

彡(•)(•)「人間は醜い闘争の動物や!」

彡(•)(•)「偽善の生物や!!」

 

彡(●)(●)「ワイは絶対にそんな奴らに負けん!」

 

彡(●)(●)「生きて、生きて、生きて……」

彡(●)(●)「戦って、戦って、戦ったる!」

 

彡 •⌄• )……

彡(゚)(゚)「はっ!」

 

彡;(゚)(゚)「ご、ごめんな、カズコ」

彡;(゚)(゚)「声を荒げてしもうた……」

 

彡 •⌄• )「ワタシなら大丈夫よ!」

 

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