東方恋愛伝   作:ターメリック

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今回フラン登場話と霊夢のレミリア戦になります
主題はフラン登場話なのでレミリア戦はほとんど書かないかもしれません


その出会いは運命?

保存日時:2014年12月06日(土) 10:19

 

俺は今紅魔館内を彷徨っていた。

なぜ能力を使わないか、それは戦いのせいですよ。

流石に能力フル活用したまんま連戦したらそうなるよな。

今疲労がピークに達していて能力もまともに発動出来ない。こんな状態で相手に出会ったら確実にまけるよ。

フラフラ歩いていると地下へ通じる階段の前に来た。

「この館は地下まであるのか?全く広すぎて困るよ」

ゆっくりと階段を降りて行く。

「霊夢の方は大丈夫かなぁ」

 

 

時を少々遡り霊夢の方はというと、

「もはや隠す気ない感じね」

薔薇の装飾をされた大きな扉の前にいた。

「それにしても翔哉の直感ってものすごい頼りになるのね」

ギギギギギ、ゆっくりと扉を開ける。

ロビーよりも広い部屋に入る。部屋も一面紅く染まっていて所々に薔薇の装飾がされている。天井には大きなシャンデリアが吊るされていて辺りを薄っすらと照らしている。

その部屋の奥、玉座に少女が1人霊夢を待ち構えるようにして座っていた。

「よく来たわね博麗の巫女、案外早かったわね。褒めてあげるわ」

「全然嬉しくないわね、それよりもこの紅い霧迷惑だからやめてもらえないかしら」

「やめる気は無いわ」

「だったら力ずくでもやめさせるわ‼︎」

札とお祓い棒を手に構える霊夢。一方レミリアはふわりと空中に舞い上がる。

「楽しませてくれるのかしら?」

「さっさと終わらせるわ‼︎」

今2人が激突するのだった。

 

 

とある部屋の前、階段を降りてきたところにある一室の前に俺はいる。まだ能力は使えないため正直はいるのが怖い。

俺は恐怖を抑えてドアノブに手をかけ扉を開けた。

 

ガチャ。

 

ゆっくり中を覗くと綺麗に掃除された一面真紅の一室が目に入ってきた。

「なんだこの部屋、子供部屋か?」

部屋に入ってみたが誰もいないようだ。

うーん特になにもなさそうだな。

「あなた誰?」

「俺か?俺は……」

そこで言葉が途切れた。冷や汗が出てくる。

あれ?この部屋って誰もいなかったよな?俺は誰と話してるんだ?

恐る恐る後ろを見ると幼い少女が立っていた。

「!!!?」

え⁉︎いつからそこにいたの⁉︎

言いたかったが声に出せない。

すると少女が近づいてきて、

「ねぇ、汗たくさん出てるけど大丈夫?」

「あ、あぁ」

少女の呼びかけに応じる。

今度はこっちから質問をした。

「俺は叢雲翔哉。君の名前は?」

「私はフランだよ。フランドール・スカーレット」

「フランって言うのか。いい名前だね」

フランをよく見ると背中から不思議な形の羽が生えてる。七色に輝くクリスタルのついた綺麗な羽だ。

「ねぇ、君は妖怪なのかい?」

「正確には吸血鬼よ。ほら」

そう言って鋭く伸びる犬歯を見せてくれた。

それにしても大人しい子だな。この館にいるってことはこの子もやっぱり敵なのかなぁ。

真実を確かめるために問いかける。

「ねぇフラン、この館の主はなんでこの異変を起こしたんだ?」

「え?なんのこと?」

どうゆうことだ?同じ館に住んでいてこの子だけ知らないなんて。

「今起きてること知らないの?」

「フラン知らないよ、だって私は495年間1度もここから出たことがないの」

「ということはフランは完全に蚊帳の外ってことか」

「ねぇしょーや、あなた外の世界を知ってるんでしょ?」

「あぁ、そうだね」

「どんな感じなの?」

「そうだな、簡単に言えば楽しいことがたくさんある世界だな。みんな仲良くていつも笑ってる」

「そうなんだ。フランもお外へ行ってみたいな」

「フランは出たことないんだもんな」

「ねぇしょーや、あなたにお願いがあるの聞いてくれる?

「俺の出来ることならなんでもいいよ」

「フランを外に連れて行って欲しいの、しょーやのお話聞いたら楽しそうだなって思って」

「外に行きたいのか?それくらいだったらいくらでも連れて行ってあげるよ」

「ありがとう」

少し顔を赤くして礼を言うフラン。

「あ、あぁ」

フランの笑顔はすごいかわいかった。

なんてかわいいんだろう。こんないい子と仲良くなれるなんてなぁ、能力も使えない時に出会えるってもしかしたらこの出会いは運命なんじゃないか?

俺はフランに恋をしてしまった。

「な、なぁフラン外に行くのはちょっと待って欲しいんだけどいいか?」

「なんで?」

「ここに来たのは異変解決をするためなんだ。異変解決したら外のいろんなところへ連れて行ってあげる」

「わかった、絶対ね?」

「約束する」

指切りをする。ふたつの指が絡み約束を誓うのだった。

「よし、そろそろ行かないと」

「待って‼︎」

不意に手を握られドキッとする。

「どうしたんだ?」

「一緒に行ってもいい?」

「構わないよ」

こうして2人でレミリアのところへ向かうことになった。

やっと能力が使えるまで体力が回復したため能力を使いレミリアのところへ急いだ。

 

目の前には大きな扉が迫っていた。

「あそこだな」

ガシャーン、勢い良く扉を開ける。

すると中で戦っていた2人がこちらに気づく。

「しょーや遅いわよ‼︎どこをほっつき歩いてたの‼︎ちょっと苦戦してるんだから早く加勢してよ‼︎」

「すまん、ちょっと2連戦したりしてたら遅くなっちまった」

レミリアがフランに気づいた。

「フラン⁉︎なんでそこにいるの?部屋で待っていなさいと言ってあるでしょ?」

「お姉様、私外に出るわ‼︎今までお姉様の言うことだけ聞いていればいいと思ってたけどしょーやに出会って考えが変わったの‼︎しょーやと一緒に外に行くの‼︎」

「そんなの私が許すわけないでしょ‼︎部屋に戻りなさい‼︎」

「ひっ…」

軽く泣きそうなフランを撫でる。

「しょー…や?」

「待ってろ、お前の姉さん倒して連れて行ってやるから、ちゃんと約束しただろ?」

「うん」

「さぁ、ケリをつけようじゃないか」

「人間のくせに生意気よ‼︎」

殺気を剥き出しにするレミリアを前に、

「霊夢さっさと終わらせようぜ、お前もお賽銭かかってるんだし」

「もちろんよ!」

 

互いの準備は万端、紅霧異変最終決戦が再び始まる。




初めて二千字越えた〜
でも出来栄え悪いかも…
次回紅霧異変終了です
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