まず動いたのはしょーや、沢山の弾幕を拡散させるように放つ。レミリアは弾幕と弾幕の間を縫うようにして避ける。しょーやの飛ばした弾幕は壁に当たり反射するようにして再びレミリアに襲いかかる。
「なかなか面白い弾幕ね」
「スペルカード、反射ハイリフレクション。この弾幕は跳ね返れば跳ね返るほど弾幕のスピードは加速する。もちろん弾同士でぶつかっても同じ」
「ちょっと厄介ね〜、これでいくわ。スペルカード、紅符スカーレットシュート」
レミリアのスペルによってしょーやの弾幕がかき消される。
「新しいスペルカードなんだけど火力不足か」
レミリアの弾幕を避けながら言う。
「そうでもないわよ、結構考えて作られてると思うわ」
「敵でも褒められるってのは嬉しいね」
すると霊夢から、
「なんで敵に褒められて嬉しそうにするのよ」
「いいじゃないか、最高の戦いなんだから」
「さっさとやるって言ってたじゃない、ちゃんと真面目にやりなさいよ」
「これでも真面目だよ」
「あらあらそんなギクシャク状態で大丈夫かしら?」
「心配される筋合いはないわ。スペルカード、夢符封魔陣!」
札による弾幕がレミリアに向かって放たれる。
「これしきどうってことないわ」
「俺もいるんだぜ?スペルカード、誘導ショットガンリモート」
「ふふふ、その程度では私に当たらないわよ?」
真上に避けるレミリア。
「いいのか?そっちに避けて」
「え?」
避けた先、上からは弾幕の雨が降り注ぐ。
「まさか、さっきの私を狙った弾幕は…」
「そうさ、あれは罠だ。あんたの避け方によって当たるか当たらないか決まる。まぁこれを避けれたやつはまだみたことないんだよな〜」
「くっ!」
弾幕の雨を浴びるレミリア、そのレミリアに追撃しようとする霊夢、
「しょーや1人に集中しすぎたようね」
霊夢の周りには無数の陰陽玉が浮いている。
「しょーや、時間稼ぎありがとう」
「まぁ正直本気で倒しにかかったけど無理だったし、後頼むわ」
「えぇ、もちろんよ!スペルカード、霊符夢想封印‼︎」
「まだよ‼︎スペルカード、獄符千本の針の山‼︎」
さらに密度の高い弾幕を飛ばしてくるレミリア、しかし霊夢には当たらない、正確には体をすり抜けているのだ。
「なんで当たらないの⁉︎」
「それは私の空を飛ぶ程度の能力で私自身をこの世界から浮かせているからよ、これで終わりよ‼︎」
七色の光に包まれるレミリア、ついに最終決戦に終止符が打たれた。
「さぁ、私が勝ったからこの紅い霧を消してもらうわよ」
「わかってるわ」
レミリアが手を動かすと霧が晴れていく。
「さて、異変も解決したし後はフランを…」
辺りを見回すと部屋の隅で小さくなっているフランを見つけた。
どうやらレミリアに怒られて落ち込んでいたようだ。
俺はフランのところへ歩み寄る。
「フラン、終わったよ」
「しょーや、お姉様に勝ったの?」
「あぁ、もちろんだ。ちゃんと約束しただろ?必ず勝つって」
するとフランは立ち上がりレミリアのところへ歩いて行った。
「お姉様…」
「フラン、なにも言わなくてもいいわ」
そう言ってフランを抱きしめるレミリア。
やっぱり姉妹は仲良くあるべきだよな。
「フラン、あなたには長い間悪いことをしたわ。ごめんなさい」
「ううん、いいのお姉様、お姉様のお陰で私変われたんだ。しょーやに出会って、外の話を聞かせてもらって、今までなかったことが起きたんだもの。だから謝らなくてもいいよ」
「ありがとう、フラン」
「姉妹も仲直りしたし俺らはそろそろいくよ」
「そうね、あまり長居するのもいけないからね」
「わかったわまた時間があったら紅魔館へ遊びに来てね、今度はちゃんとしたおもてなしするから」
「わかった、必ず来るよ」
「しょーや、絶対にまた来てね」
「次に来る時は約束のために来るからな、ちょっとだけ待っててな」
フランの頭に手を乗せて撫でる。
「うん‼︎」
こうして紅霧異変は霊夢達の活躍により無事解決、スカーレット姉妹も仲直りして異変は幕を閉じた。
やっと紅霧異変終了です。
次回はのんびりとした話を書くつもりです