紅霧異変が終わってから早くも3日が経っていた。
俺は出かける準備をしていた。
「よし、行くか」
「あら?しょーやどこか行くの?」
「あぁ、紅魔館へ行って来るよ」
「なるほど、約束の件でしょ?気をつけてね」
霊夢はすぐに内容を察したようだ。
そう、俺はこれから紅魔館へ出かける。理由はフランとの約束のためである。
博麗神社をでて異変の時と同じ道を歩いていく。それにしても博麗神社から紅魔館まで遠いよな。
しばらく歩いていると黒いものが飛んできた。それは目の前に降りて、消えると中から少女が現れた。
「人間だ‼︎ねぇ、あなたは食べてもいい人間?」
「おいおい、いきなり物騒な質問をして来るんじゃないよ、それにかわいく質問して来てもそれの答えはダメだ」
「そーなのかー?」
この妖怪はルーミアと言うらしい。見た目とは裏腹に人食い妖怪だと霊夢から聞いている。
「あのさ、君がさっきまとってた黒い球体はなに?」
「あれは闇なのだー。私は闇を操る程度の能力なのだー」さっきの黒い球体はどうやらこの子が作っていたものらしい。
とりあえず急いでるのでさっさと行こう。
「待つのだー。先に行きたかったら私を倒してから行くのだー!」
「仕方ない。じゃあ先に一回被弾した方の負けでいい?」
「いいのだー」
「じゃあやるか」
「さっさと倒して食べるのだー」
「食う気満々かよ」
「行くのだー!」
「あ!あそこに誰かいるぞ!」
指を指す。
「なんなのだー?」
指を指した方向を見るルーミア、完全に油断してるよ。
ルーミアが指を指した方向に気を取られてる隙に弾幕を飛ばす。
「なにもないの…」
ルーミアが喋りながら振り返るその瞬間に弾幕が直撃した。
「あ、当たった」
「あー‼︎ずるいのだー‼︎」
「まさか、簡単に引っかかるとは」
「むー、約束だから仕方ないのだー。次はこうは行かないのだー!」
ルーミアはふよふよと去って行った。
時間食っちまったな。急がないとな。
走って紅魔館へ向かう。
湖畔まで来たところでまた誰か来た。
「そこの人間!あたいと勝負しろ!」
「また元気なのが来たな。だがあいにく今は急いでるんだ。邪魔しないでくれ」
「え?そうなの?急いでるんなら仕方ないね。あたいはチルノ、次に会った時はこうはいかないよ!」
「弾幕ごっこは今度な」
チルノは潔く帰って行った。
あの氷の妖精、意外ともの分かりいいな。霊夢の話と少し違うがまぁいいだろう。止まっていた足を動かし紅魔館の前まで来た。
「どうもしょーやさん。異変の時は名を名乗ってなかったので名乗らせてもらいますね。私は門番の紅美鈴です。話は伺っております。どうぞ中へお入りください」
「あぁ、ありがとうございます」
すんなりと通してもらえた。中へ入ると咲夜さんが待っていた。
「どうも、異変の時はお世話になりました」
「ようこそ、妹様から話は聞いておりますのでこちらへどうぞ」
咲夜さんに案内してもらってフランのところへ連れて行ってもらった。
「それにしてもあなたの能力って有能ですね」
「そうですか?俺は咲夜さんの時を止める能力の方がいいと思いますけどね」
「でも戦った結果はあなたの勝ち、能力を使う場面などはあなたの方が上だったみたいですね」
「異変の時はずっと能力使ってましたよ、ただパチュリーとやった後は体力がほとんどなくて使えませんでしたけど」
「慣れればどうってことはないですよ、自然と使えるようになるはずです」
話をしてるうちに部屋の前に辿り着く。
「こちらに妹様がいらっしゃりますのでごゆっくりどうぞ」
「いろいろとありがとうございます」
案内が終わったので咲夜さんは他のところへ行った。
なんかドキドキするなぁ。
ドキドキする気持ちを少し抑えノックをした。
コンコン、
「はーい」
「フラン俺だよ」
ガチャ、扉が開きフランが顔を出した。
「しょーやだ‼︎」
「約束通りちゃんと会いに来たよ」
「さぁさぁお部屋に入って」
手を惹かれながら部屋に入っていく。
フランが先にソファーに座り俺はその横に座った。
「ねぇしょーや、もう少ししたらお姉様が来るからなにか話してようよ」
「いいよ、そうだな〜フランはどんな景色がみてたいんだ?」
「そうだねー、綺麗な景色がみたいな」
「綺麗な景色ね、じゃあ行ってみたいところは?」
「紅白の巫女さんのところ〜」
「霊夢のところね、分かったよ」
「ふふふ、楽しみね」
「そうだな」
コンコン
「フラン入るわよ?」
「あ、お姉様だ、入っていいよ」
ガチャ、レミリアが部屋に来た。
「待ってたよレミリア、異変ぶりだな」
「そうね、それにしてもまさか人間のあなたに負けるなんて思わなかったわ」
「まぁ、霊夢もいたのもあるよ」
「そうね、それじゃあ本題に入りましょうか」
「その前にいいか?」
「どうしたの?」
「仮の話だがもしフランが誰かと付き合うことになったらレミリアはどうする?」
「え⁉︎」
「やっぱり止めるのか?」
「…」
レミリアは悩み始めた。
それもそうだよな、深刻な話には変わりないんだからな。
「そうね、フランの気持ちをしっかり尊重するわ。フランが好きになった人なら拒む必要ないし、私が口を出す必要なんてないもの」
「なるほどな」
心の中ではとても安心した。
「じゃあ話を戻そうか」
そうしてフランと約束をしたことについて話が始まった。
今回も2000字越えました〜
熱中して書くと字数が伸びるものですね
次回は3人の会話になります