ある一室、2人の吸血鬼と1人の人間が話をしている。
その内容は…
「まず、吸血鬼について話すわ。吸血鬼には弱点があるの、まず一つは日の光、二つ目は流れ水、この二つよ」
「なるほど、基本昼間にフランとみて回る時は日の光に当たらないようにしてればいいんだな」
「その通りよ、そのためには日傘をさして歩いてもらうわ」
「日傘ね、でも俺傘持ってないぞ?」
「それは問題ないわ、こちらで用意するから」
「じゃあ大丈夫だな、フラン計画完成したぞ〜」
すると暇そうにしていたフランがすかさず反応を見せる。
「本当⁉︎」
「あぁ、本当だぜ」
「やったー‼︎しょーやとお出かけ♪しょーやとお出かけ♪」
まんべんの笑みを浮かべて喜んでいる。なんと言うか無邪気だな。
「さてと、話もまとまったし早速行くか‼︎」
「うん‼︎」
「こらこら待ちなさい、あなた達今何時だと思ってるの?」
「へ?」
近くの時計に目をやると時間は夜の7時を回っていた。博麗神社だったらいつもはもうご飯食べ終わって寝る準備してる頃だ。
「あちゃー、やっちまった。俺が来るのが遅かったか…」
フランが横に座って、
「しょーや、そんな落ち込まないで。今日はゆっくりしていって明日出かけようよ」
フランに慰められる俺、
「そうだな…ん?今なんて言った?」
「え?だから今日はゆっくりしていっていいよって言ったの」
「つ、つまり、お、俺は今日こ、紅魔館に泊まって行く、のか?」
理解が追いつかず喋る言葉は噛み噛みになっていたが、俺は気づいてなかった。
「なんでそんなに慌ててるの?」
「いや、だって流石にそれはまずいでしょう、第一部屋の準備とか大変だしさ、な?レミリア」
「咲夜ー」
「お呼びですかお嬢様」
するとどこからともなく咲夜さんが現れた。
え⁉︎どっから入って来た?てかなんで瞬間移動できるの⁉︎
戸惑っている間にも話はどんどん進んでいく。
「しょーやのためのベッドを空き部屋に用意して頂戴」
「かしこまりました」
咲夜さんはスッといなくなった。
「えっと、泊りは決まってるの?」
「当たり前でしょ?」
「えぇー‼︎」
まさか泊りをすることになるとは、これはドキドキして眠れないってのが目に見えてるんだが…、でもせっかく用意してもらえるならいいかな?
「じゃあお言葉に甘えて泊まらせてもらうよ」
「フランしょーやと一緒に寝るー‼︎」
「ブシュー、げほげほ‼︎」
やべいきなりすぎて吹いちゃったよ。
「大丈夫⁉︎」
フランがすぐに顔を拭いてくれた。
「あ、あぁ大丈夫だよ」
なんか夜が怖いな。
直感が働き危険信号を悟った。
その夜…俺は食事を済ませ部屋にいた。
「はぁ〜こんなんで明日大丈夫かなぁ。すごく心配になってきたんだけど…」
心配しすぎかなぁ。いつも通り話せばいいよな。
さて寝ようっと。
ベッドに横になり目を閉じる。
深夜…ぐっすり眠っている翔哉の部屋に誰か入って来た。
次回朝からのお話です