急いでレミリアの部屋へ向かうのは咲夜さんだ。
それにしてもこんなに焦っている咲夜さんは初めて見るんじゃないだろうか。
ガチャ
勢い良く扉が開けられびっくりするレミリア。
「ど、どうしたの咲夜?」
「はぁ、はぁ、お、お嬢様‼︎はぁ、じ、実は…しょーやさんと妹様が‼︎」
「あの二人がどうしたの?」
「ベ、ベべべべ、ベッドで二人一緒に夜を過ごしたみたいなんです‼︎」
「えぇー‼︎」
紅魔館にレミリアの声が響き渡る。
一方、しょーや達は…
「今の声はレミリア、てことはもう咲夜さんが誤解をそのまま話しちゃってるんじゃないのか⁉︎急がなきゃ‼︎」
「ねぇどういうこと?」
抱きかかえられているフランが問いかける。
「2人でベットに入っていただろ?」
「うん」
「多分だけどそれをみた咲夜さんが俺が昨日の夜フランに変なことをしたと誤解してるんだと思う」
「えぇー‼︎」
フランの声も紅魔館に響き渡る。
なんと言うかやっぱり姉妹だな。なんて思っているうちにレミリアの部屋に着いた。
ガチャ‼︎
「今度はなに?」
「レミリア‼︎咲夜さんから変なこと聞いてないか?」
「え…い、いやそんなのは、き、聞いていないわよ?」
明らかに挙動不審だ。さっきの声はそういうことか。
理解したところで話を続ける。
「いいかレミリア、俺とフランは昨日の夜なにもしてないからな」
「え?あ、あぁそうなのね」
ホッと一安心したようで咲夜さんを呼ぶ。
「お呼びでしょうか…‼︎しょーやさんと妹様⁉︎」
「咲夜さん、さっきのは誤解です‼︎たまたまフランが寝ぼけて俺の寝ていた部屋に来たってだけなんです‼︎」
「そうだよ咲夜、変なこと考えちゃダメだよ?」
「申し訳ありません…」
「ふぅ、やっと誤解が解けたよ。正直誤解を招くとは思わなかったからさ」
「そうだね」
「それでは朝食の支度済ませますので少々お待ちください」
「ありがとう咲夜」
咲夜さんがいなくなってからフランが再び口をひらく。
「ねぇ今日は紅白の巫女さんのところへ遊びにいくんだよね」
「そうだよ、しっかり食べていかないと1日遊べないからちゃんと朝食食べてから行こうね」
「うん‼︎」
しばらくして咲夜さんが戻ってきた。
「みなさま朝食の準備が整いましたのでどうぞ」
「さぁ行きましょう」
「ほらフランおいで」
「うん」
フランの手を握って一緒にレミリアについていく。
「こちらのお部屋になります」
中に入ると綺麗に並べられた料理が目に入ってきた。
どの料理も綺麗に盛られいい匂いを漂わせている。
「豪華な朝食だなぁ」
「そうかしら?」
「朝からこんなにたくさん食べるなんて久しぶりだよ」
「たくさんあるから好きなだけ食べていいわよ」
「それじゃあいただきます」
早速手を伸ばす。皿に取ったのはサラダだ。色とりどりの野菜がサラダ全体を綺麗にまとめている。
楽しそうに皿に盛っていく俺の隣に座るフランはというと…
「妹様、お野菜も食べてください、バランスの悪い食事はお体に悪いですよ」
「嫌〜だ〜‼︎野菜食べたくない〜‼︎」
見かねたレミリアがフランに問いかける。
「食べてもいないのになんで嫌なの?」
「だって美味しそうじゃないんだもん」
「しょーやを見てみなさい。しっかり野菜食べてるじゃない」
「うー」
「フラン、野菜嫌なのか?」
「うん…」
「じゃあ俺が食べさせてあげる」
「え⁉︎い、いや、いいよ…」
「はい、あーん」
フランの口にサラダを運ぶ。
「あ、あーん」
渋々口を開けてサラダを口に含む。
モグモグ…
「美味しい‼︎」
「な?美味しいだろ?」
「うん‼︎」
「あら、案外あっさり解決するのね」
「これで大丈夫だな、さて、ご飯もたくさん食べたし準備しようかな」
「そうだね、じゃあ着替えてくるね」
「わかったよ」
2人はそれぞれ部屋へ戻り出かける準備を始めるのだった。
次回ようやくお出かけということでがんばって書きたいと思います