なんか、殺されそうだよな…復讐とか言って俺もレミリアを無理矢理殴り飛ばしたんだし。
不安そうな顔をしているのにフランが気づいた。
「やっぱり不安なの?」
「ちょっとな…」
紅魔館へ来ると修復作業が行われていた。俺の壊した門やレミリアを殴り飛ばした時に巻き込んだ家具など様々である。
こうしてみると酷いもんだな。全部俺がやったんだもんな…。
「あのさフラン…レミリアに会う前に2人で話したいことがあるんだ。いいか?」
「わかった。じゃあフランのお部屋行こ?」
「うん」
レミリアに会わないようにしてフランの部屋を目指した。
無事部屋に入ると、
「それで、話ってなに?」
「あのさ単刀直入に言うな。フラン…俺フランのことが好きだ。だから俺と付き合って欲しいんだ」
その言葉はフランが待っていた言葉であった。
フランの目から涙が流れた。フランの答えは…
「やっと…やっとこの気持ちが伝えられる。もちろんいいよ。私もしょーやのことが好きだったの。でもなかなか伝えることが出来なくて…」
「そうだったのか…」
そしてそのままそっとフランを抱きしめた。
やっとぽっかり空いた穴が塞がった。壊れてなくなったものが見つかり再び心にあった穴を埋めていく。
「ありがとうフラン、俺無くした物見つけたよ」
「本当に?」
「あぁ、レミリアを殴った後理由を説明してフランの気持ちを聞いた時、心から崩れ去りなくなった物、それが俺の探していたフランを思う気持ち」
「ごめんね…私しょーやの気持ちを知らないであんなこと言っちゃって…本当はずっと会いたかったんだよ」
「わかってる。今ならフランの気持ちがすごくわかるから。だからこれからもずっと一緒だよ」
「うん‼︎」
「気持ちはまとまったよ。行こう、レミリアのところへ」
しょーやの気持ちもまとまりレミリアと和解する準備は整った。これからレミリアのところへ向かい全てにケリをつけるためフランとしょーやは歩み始める。
紅魔館玉座の間…
滅入っていたレミリアは平静を取り戻していた。
「そろそろ来る頃ね。どうしてやろうかしら」
「お嬢様、あまり物騒なことはなさらないでくださいね」
「わかってるわよ」
すると扉が開きフランとしょーやの2人が入ってきた。
真剣な眼差しの2人はゆっくりレミリアの前に来た。
「よく来たわね。前に言ったこと覚えてるかしら?」
「あぁ、覚えてるよ。次にここへ来たら殺すってな」
「その通り、死ぬ覚悟は出来てるのかしら?」
「生憎死ぬ気はねぇぜ」
「なんですって⁉︎」
「お姉様、あれはお姉様の誤解なの‼︎フランは支度で2時間もしょーやを待たせていたの、しょーやは心配をしてフランの部屋に来たの、しょーやはノックをしてから入って来たの、でも私はノックの音に気づかなかった。だから私が悪いの」
「本当なの?」
「本当さ、ノックをしても返事がないから入っただけ、その時フランが驚いただけ、俺はフランに変なことをする気は全くなかったし、むしろ計画のことを考えてたよ」
「私は間違えてたのね…しょーやが着替えてるフランの部屋に入ったから変なことすると思ってたの、それでカッとなって話を聞かずに追い出してしまったの…ごめんなさい、こんなので許してもらえるとは思ってない。償いならなんでもするわ、好きにしなさい」
レミリアの言葉には嘘はなく気持ちのこもった謝罪だった。俺はすぐにそれがわかった。敬意を込めて頭を下げる。上に立つものに最も必要なものだ。
それを考慮して俺は口を開く。
「レミリア、お前がなんでもするって言うなら言わせてもらう。俺はさっきフランの恋人になったんだ」
「え⁉︎そうなのフラン」
「うん、私は初めてあった時からしょーやに一目惚れしてた。幽閉されていた私を外に出してくれるって言ってくれた初めての人だから」
「わかったわ、それでなにをすればいいのかしら?」
その問いにすぐに答える。
「それは…俺が紅魔館にフランと一緒の部屋で住むのを許可すること。そしてフランも一緒に異変を手伝ってもらうことのふたつだ。いいか?」
「待って‼︎前者はいいけど後者のには納得いかないわ‼︎」
「悪いがレミリアに拒否権はない。理由はわかるはずだが?」
「理由?」
「わかってないから言うよ。レミリアはフランが付き合ったらどうするって質問に対してお前はなにも言わないって言ったんだ。これはつまり納得するってことだろ?」
「…はぁ、忘れてたわ。わかったその条件を飲むわ」
「ありがとう」
こうしてフランの仲介によりしょーやの誤解は解けレミリアと和解をすることに成功したのだった。
そろそろあれが来てもいい頃ですかねぇ