東方恋愛伝   作:ターメリック

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見事妖夢を倒したしょーやとフランは霊夢に加勢するため白玉楼へ向かった。


異変は終結へ

「ねぇしょーや、あの妖夢ちゃんの早い太刀筋全部避け切ったね」

「まぁ当ててみろって言ったからには避け切らないと格好悪いじゃないか」

「それもそうね」

俺たちは話しながらも急いで白玉楼へ向かっている。霊夢は負けるなんてないと思うが少し心配である。この異変の規模からみて首謀者の力量がわかる。相当なものだ。

だがなんやかんや考えているうちに白玉楼に着く。

「霊夢、加勢しに来たぞ〜」

「随分早かったわね」

着いた時はちょうど勝負の真っ最中だった。

「あんたが異変の首謀者か」

「えぇ、私はこの白玉楼の主、西行寺幽々子よよろしくね。それにしても、妖夢…人間に負けるなんてまだまだ半人前ね、うふふ」

首謀者はこちらをみるなり状況を把握したのか扇で口元を隠すようにしてくすくす笑っている。不利な状況なはずなのになんて余裕っぷりだよ。

「さて、こっからは3対1だけどいいよな?」

「えぇ、いいわよ、その方がさらに楽しめるもの」

なんだその理由、レミリアと対して変わらねぇじゃねぇか、俺は心の中でツッコミを入れた。

「でも私妖夢と違って体力には自信がないのよね〜」

「それはそれで結構。異変が早く解決するわ」

「それでも負ける気は無いけどね。うふふ」

すると幽々子は蝶の弾幕を作り出す。

「わぁ、綺麗」

フランが弾幕に見惚れている。

「ふふふ見惚れている場合かしら?」

「フラン‼︎」

咄嗟に助けに入りフランを抱きかかえて弾幕を避ける。

「あらあとちょっとだったのに」

「そう簡単には当たらないぜ。フラン大丈夫か?」

「ありがとうしょーや、足引っ張っちゃってごめんね…」

「この程度足引っ張ったには含まれないよ。ほら次の弾幕くるぞ」

「うん」

どうやら俺との会話で士気を取り戻したようだ。これで安心だ。

「フランはしょーやが助けたみたいね」

それにしてもやっぱりまだ弾幕ごっこの経験が無いから厳しいかもしれないわね。

「これならどう?」

霊夢が考えているところへ幽々子は追撃をする。幽々子の後ろには大きな扇が展開する。

「しょーや、レミリアの時みたいにやってもらってもいい?」

「あの作戦で行くのか、わかった。フラン振り落とされないようにしっかり捕まっててくれよ」

「わかった」

フランを抱きかかえたまま、移動を始める。

「これを耐えられるかしら?」

再び蝶の弾幕を作り出す。しかし密度はさっきの比ではない。

蝶の弾幕を全てギリギリでかわし幽々子に近づきスペルを発動する。

「行くぜ‼︎誘導、ショットガンリモート改‼︎」

ショットガンの弾のように高速で拡散する弾幕に遅めの追尾弾を撃つ。作戦では囮役で使っているがもちろん100%当てる気でスペルを唱えている。

「なかなか面白いスペルね」

幽々子は最初の高速で拡散する弾幕をひらりと避け追尾弾を弾幕をぶつけて消し去った。

「なにっ⁉︎」

ショットガンリモートが初めて破られた。

「そんな…俺の改良したショットガンリモートが囮にすらならないなんて」

驚愕の事実を目の当たりにした俺は動揺していた。

今まで霊夢ですら被弾したスペルをあんなに簡単に攻略されるなんて、これが力の差なのか…。俺は幽々子との力の差を思い知らされた。そんな中俺は霊夢からの喝の声が聞こえた。

「こら〜‼︎そんなんでへこたれてんじゃないわよ‼︎1枚スペカが攻略されたからって諦めるな‼︎」

その言葉を聞いて気づいた。

そうか、そうだよな、まだ1枚しか破られてねぇ、次のスペカでなんとか霊夢のために隙を作り出す‼︎

その執念が新たなスペカを生み出した。

「これならどうだ‼︎闇符暗黒の空‼︎」

暗黒を操る程度の能力のスペルを発動させる。空から隕石のように大小様々な弾幕が降り注ぐ。

幽々子は余裕な顔をしながらよけている。弾幕はそのまま地面にぶつかり砂煙を上げた。

その時幽々子は気づいた。この弾幕も囮だと。周りは砂煙で視界が悪くなっていた。

さぁ霊夢後は頼んだぜ‼︎

やり切った感が体を巡る。幽々子は砂煙が晴れ始めると霊夢を見つけ弾幕を繰り出す。霊夢は陰陽玉を出しキメにかかる。

「行くわよ。夢符夢想封印‼︎」

七色に光る陰陽玉を操り幽々子に近づく。幽々子の弾幕は霊夢をすり抜けて行く。

「弾幕が当たらない⁉︎すり抜けているの⁉︎」

「これで終わりよ‼︎」

夢想封印が見事決まり、幽々子は光に包まれた。

 

その後負けた幽々子は春を返し春は元の場所へ戻って行った。こうして霊夢の活躍により無事解決した。この異変は後に春雪異変と呼ばれるようになるのだった。




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