東方恋愛伝   作:ターメリック

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今回は久しぶりの実践練習みたいな感じになります。
また批評などありましたらどうぞお構いなく教えてください。


再び実践練習

フランと手をつなぎながら流鬼と一緒に白玉楼へ向かう。

「なぁ流鬼、お前何しに白玉楼へ行くんだ?」

「それは着いてからのお楽しみだ」

なんだか楽しそうに言って来る。俺もフランも頭にハテナを浮かべながら着いて行きじきに冥界に入る。

「ここに来るのはこの前の実践練習の時以来か?フランは春雪異変の時以来だな」

「そうだね、それにしてもさっきのしょーや怖かった…」

フランはすこし声を小さくして言った。

やっぱりフランの前ではあんなことしなければよかったな。怖がられちゃったし…。

「怖がらせちゃってごめんなフラン、親友のことでついカッとなっちゃってさ、どうしても剣もこっちにきてもらいたかったんだ」

「大丈夫だよ。しょーやは友達のためにやるべきことをやったんだからね」

笑顔で答えてくれた。その顔を見てホッとした。

よかった、笑顔のままで。

なんやかんや話をしているうちに白玉楼へ着く。流鬼はニヤニヤしながら先に中へ入って行った。

 

 

私はなんとなくだが流鬼哉君が発してるオーラを感じ取った。

「ねぇしょーや、流鬼哉君からなんか不思議なオーラを感じる。なんて言うか戦う意思みたいなのをオーラが纏ってる」

「なるほど、そう言うことか。フランいいところに気づいたな。前に俺が言った特訓はちゃんとこなしてるか?」

「大丈夫だよ」

「なら問題ない、恐らくは俺たちと実践練習するんだと思う」

そうか、それで私も一緒の方がいいって言ったんだ。でも2対1?それだとなんか不公平な気がするな〜しょーやは強いし。

すると中に入った流鬼哉君の声が聞こえてきた。

「おーい、2人とも早くおいでよ」

「しょーや、とりあえず準備はいいから行こうよ」

「そうだな」

手を繋ぎ直して中に入って行く。武者震いなのか、はたまた恐怖でなのかわからないけどしょーやの手はすこし震えていた。

 

 

俺は2人が入ってきたのを確認した。

よし、とりあえずこれで役者が揃った。妖夢も準備万端だ。さぁ、久しぶりに実践練習と行こうじゃないか‼︎

「やっぱりそうだったなフラン」

「予想通りだねしょーや」

予想通りだと?

「何を予想してたんだ?」

疑問に思い聞いて見た。

「俺たちと戦いたかったんだろ?」

「なんで分かったんだ?」

「フランには感じたよ、微かだけど戦いたいって意思がね」

「参ったな〜まさかそこまで鋭いとはね。御名答、俺達は2人と戦いたいって思ったんだよ」

「俺達ってもしかして妖夢もか?」

すると妖夢も一歩前に出て、

「その通りです。ルールは簡単、前のように相手を気絶させるか参ったと言わせれば勝ち。弾幕などはあってもなくてもいいです。対戦相手は流鬼哉さんと翔哉さん、私とフランさんでいいですか?」

「あぁ、問題ないぜ、フランも大丈夫か?」

「いいよ、それと私は能力を使ってもいいんだよね?」

「いいけど殺すなよ?」

「分かってるよ」

俺はその話を聞いていてつい笑ってしまった。

「ははは‼︎妖夢ちゃんも随分舐められてるな〜」

「笑わないでくださいよ」

「悪い悪い、じゃあ始めようか」

各自戦闘態勢に入り戦いの火蓋か切られた。

 

 

しょーやの言ったとおり特訓しておいてよかった。おかげで能力を応用出来たりいいことばっかりだよ。

「攻撃しないんですか?」

攻撃をしながら妖夢ちゃんが言ってきた。

「まだ準備中だよ」

私は避けながら返答する。それにしても妖夢ちゃんの太刀筋、前よりもさらに早くなったなぁ。でも吸血鬼の身体能力にかかればこの程度はまだまだ余裕だよ。

涼しい顔をしながらよける。

「さすがフランさんですね。動きに無駄がないです」

「褒めてくれてありがとう。まぁこれも全部しょーやのおかげなんだけどね。よし‼︎そろそろ準備が出来たしすこしずつ反撃するね」

距離を開けて構える。妖夢ちゃんも迎撃体制はバッチリだった。

「禁忌フォーオブアカインド‼︎」

私が唱えると3人の私の分身が現れる。

「え⁉︎分身ってありですか⁉︎」

「ダメとは言ってないよね?」

妖夢ちゃんはしまったという顔をする。やっぱり正統派が抜けてない証拠だね〜よし、やっちゃおう。

分身の1人が真っ正面から突っ込んで行く。

「正面からとは無知な作戦ですね‼︎」

「あらら、しょーやの言ったとおり妖夢ちゃんはすぐ油断するんだから」

刀を横薙ぎに振り斬りかかる。

「妖夢ちゃんはやっぱり正統派が残ってるね」

妖夢ちゃんを飛び越え一瞬で回り込み蹴り飛ばす。

「なっ⁉︎」

「ふふ、トリックスターデビル。お姉様から教えてもらった技だよ」

トリックスターデビル、元々レミリアが使っていた技で吸血鬼の身体能力を生かしたトリッキーな技である。ほとんどの相手はまともによけれないほぼ不可避の技。フランももちろん吸血鬼であるため使えても別におかしくはないのだ。

「くっ、それにしても4対1になるとは予想外でした」

「喋ってる暇はないよ‼︎」

もう1人の分身が後ろから殴りかかるが妖夢ちゃんは体を一回転させ攻撃と回避を同時に行い避ける隙を与えずに分身を1人倒す。やられた分身は光の粒子になって消えた。

戦いはまだ長引きそうだ。

 

 

「電光石火‼︎」

その言葉と共に戦いは始まる。

俺は前にも見ているため簡単に見切れる。

右からの飛び蹴り、後ろからの踵落とし、着地と同時の足払い全ての攻撃が手に取るようにわかる。

「なんで当たらないんだよ」

「単純すぎる。成長はしているようだがこの程度のスピードじゃ止まって見えるよ」

「舐めるなよ‼︎シフトアップ‼︎」

車の如くギアチェンジをしてスピードを上げ決めにきたか。よけれそうだけど当たってみるか。

そう思い暗黒で体を強化させてワザと当たることにした。

「電光、雷星拳‼︎」

電気をまとった拳が電光石火の勢いを上乗せし威力を上げて腹に打ち込んできた。

「くっ」

「どうだ‼︎いくら叢でも流石に動けまい」

なるほどね、威力としてはまぁ美鈴並みにはある。だがこの程度じゃ全然痛くねぇな。

「お前、本気でやってる?」

「なんだと?」

「本気でやってるかって聞いてるんだよ‼︎」

回し蹴りで脇腹を捉えると流鬼は見事に飛んで行った。

「ぐあっ‼︎」

「軽いな。もっと修行しないとダメだぜ流鬼」

「まだまだ‼︎」

すぐに立ち上がり今度は遠距離からの攻撃をしてきた。

「銃雷、スパークガン‼︎」

ふーん遠距離も使えるのか。とりあえずこれで弾こう。

「暗剣、デスブリンガー」

稲妻のようにジグザグと動きながら飛んでくる弾を落ち着いて弾く。

一発だけ視界を遮るような防ぎ方をした瞬間を流鬼は見逃さず電光石火で詰めてきた。

おっと、あの一瞬を見逃さなかったか、流石と言うべきだな。だが、重心が高いな〜これじゃ腹を蹴ってくださいと言ってるもんだ‼︎

半身で攻撃を避け前のめりの流鬼の腹を勢い良く蹴り上げた。

「ぐはっ‼︎」

そのまま流鬼は宙に舞い上がり何も出来ず地面に落ちてきた。

「どうだ流鬼、まだやるか?」

「くっ…参った」

流鬼は負けを認め、地面に突っ伏した。

「立てるか?」

「あぁ、なんとか」

俺の手を掴んでゆっくり立ち上がる。

「俺達は終わったけどフラン達がまだみたいだな」

 

 

うーんやっぱりフォーオブアカインドでせめても流石に分身やられちゃうか〜、じゃああれでもやってみようっと。

「フォーオブアカインド解除、今度はこれで行くよ‼︎禁忌レーヴァテイン‼︎」

私は炎の剣を作り出す。

「炎の剣ですか、でも剣での勝負なら負けません‼︎」

「たぁあああ‼︎」

上から来る炎の剣を妖夢ちゃんは刀一本で受け止める。

やっぱり剣術使いこなしてるだけあって攻防共にかなりの技術を持ってる。

「はぁあああ‼︎」

するとレーヴァテインが弾かれた。

「あっ‼︎」

「やはり剣では私の方が上ですね。今度はこっちから行きます‼︎牙突‼︎」

勢い良く突き出された刀から突きが飛んでくる。

速い‼︎

私はよけれず当たってしまう。

「痛たた、まさか突きが飛ぶなんてびっくりしたよ。私もそれやらせてもらうよ」

レーヴァテインを構え一気に突き出す。すると炎を纏った私の突きは妖夢妖夢ちゃんの牙突の倍以上のスピードで妖夢ちゃんめがけて飛んでいく。

「なっ‼︎」

当たった瞬間爆発した。

私は妖夢ちゃんにゆっくり近づくとボロボロになって倒れていた。

「妖夢ちゃん、まだやる?」

「いえ、私はもう動けません。参りました…」

「ちょっとやりすぎちゃったかも、とりあえずあっちまで運ぶね」

私は妖夢ちゃんを抱きかかえてしょーやたちのところへ向かった。

 

こうして再びやった実践練習は翔哉とフランのカップルが勝った。結果は一方的だったが絆は深まった。

そしてその後お茶を飲みながら言った流鬼哉の言葉にフランだけが驚愕していたのだった。




なんか呆気ない感じになってしまい申し訳ないです。
こんな作品ですが暖かい目で見ていただけるとこちらとしても大変助かります。
また前書きにも書きましたが批評や誤字脱字などありましたら報告お願いします。
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