東方恋愛伝   作:ターメリック

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解放される能力

俺はいま叢とフランちゃんの2人と一緒に紅魔館へ向かってる。流鬼と妖夢ちゃん達は白玉楼へ戻ると言って別れた。

はぁーまさかこんなことがあるとは、東方やってるとたまに頭に浮かぶ妄想、いろんな女の子と付き合ってる妄想をしてたけど2人が俺の妄想と全く同んなじようなことになってるなんて羨ましい〜‼︎そう思ってるうちに紅魔館へ着いた。

「うわー紅魔館だ‼︎本物だー‼︎でかー‼︎」

「おい剣〜興奮するの分かるけどあまり騒ぐと後が辛いぞ〜」

「美鈴起こすと大変だよ〜」

「なんで?」

すると目の前に拳が突き出された。

「うわっ‼︎あぶねぇ〜、普通生身の人間に妖怪が不意打ちするか?美鈴」

「名乗ってないのですが何故私の名前を?」

「それは俺が話すよ」

叢が仲介してとりあえず物騒なことには至らなかった。

「とりあえず自己紹介するよ。不動剣だ。よろしくな」

「紅美鈴です、よろしくお願いしますね」

「まぁとりあえず美鈴、みんなを呼んで大広間に来てくれ、みんなにまとめて説明するからさ」

「わかりました」

返事をした美鈴はささっと紅魔館へ入って行った。

「さぁ俺らも行くか」

「なぁその前にいいか?」

「ん?どうしたんだ?」

「実は能力のことなんだけどさ」

「お前ないんだろ?」

「いや、逆ね。あるよ」

「えぇーー⁉︎マジでー⁉︎」

「おう、見せてやるよ」

いやー正直俺にも能力あるとは思わなかったよ。紫から教えてもらったからな。

 

時は遡りスキマの中を歩いてる時、

「あのね剣くん、実はあなたにも能力があるの」

「ほんと⁉︎」

「えぇ、あなたの能力は全ての魔法を使える程度の能力よ」

「魔法か、てことは補助魔法も使えるってことか。なるほどね〜」

「とにかく最初はしっかりと特訓してね?」

「わかってるよ」

紫に言われてここに来たのだ。そしていまに至る。

 

「ということを言われたわけよ」

「紫め嘘つきやがったな、後でお灸でも据えに行ってやろうっと」

「まぁいまはそれをおいておいて行くぞ。お前も知ってる魔法だ」

俺は魔法を唱えた。

「メテオ‼︎」

すると空から隕石が降ってきた。

「うわーマジか‼︎メテオ唱えられるのかよ‼︎」

「まぁこんなもんだ」

するとメテオは地上に降り注ぐ前に消えた。

「剣くんの能力もすごいね、フランびっくりしたよ〜」

「ははは、まぁ他のと合わせた魔法を使うにはまた特訓しないとダメだけどね」

「そうだな。それじゃ行くぞ」

「おう!」

こうして能力が使えることを確認したところで中へ入ることにした。

 

 

ここは紅魔館の大広間。みんなすでに集まっているようだ。

「揃ったな、それじゃまず自己紹介して」

「あぁ、不動剣って言います紅魔館のみなさんよろしくお願いします」

「私はこの館の主のレミリア・スカーレットよ」

「メイド長の十六夜咲夜です。よろしくお願いしますね」

「パチュリー・ノーレッジよ。普段は紅魔館の図書館にいるわ」

するとレミリアお嬢様が質問して来た。

「剣、あなたは能力はあるのかしら?」

「俺の能力は全ての魔法を使える能力です」

「ならパチェと話が合うんじゃないかしら?同じ魔法使いなんだし」

「それじゃあ時間があったら図書館に来てね」

「わかりました」

本当に紅魔郷メンバー全員いるよすごいな、生で見れるなんて人生なん万回やり直しても出来ないよ。動かない大図書館の二つ名を持つパチュリーに完全で瀟洒な従者の二つ名の咲夜さん、そして永遠に紅い幼い月の二つ名で俺の1番好きなレミリアお嬢様まで‼︎いまにも倒れそうだ。自己紹介が終わってそう考えているうちにどんどん話は進んでいた。

「……と言うわけで剣も一緒にここで暮らすことにしたいんだけどいい?」

「私は剣の能力が気に入ったからいいわよ」

「私も剣さんが暮らすのには賛成ですよ」

「そうね、能力もあるししっかりしてるからいいかしらね。それじゃあ咲夜、剣の部屋を用意しておいてね」

「畏まりました」

最初はパチュリーが、続いて咲夜さん、最後にレミリアお嬢様と言う順番で皆快諾してくれた。

「ありがとな叢、実はさ俺が東方で1番好きなのレミリアお嬢様なんだわだからものすごい感謝してるよ」

「それは良かった。頑張れよ剣、レミリアは意外とお喋りが好きだからたくさん話すといいよ」

叢からアドバイスをもらい俺の恋を応援してくれた。

話は終わり皆解散し各々の部屋へ戻って行った。

 

 

今日来た剣って人間はなかなかかっこ良かったな。顔立ちは翔哉や流鬼哉よりもいいかも、私の好みのタイプだったわ。

私は剣のことがとても気になっていた。もちろん人間なのにしっかりとしているっていうところにね。異性としても気になってるけど、関係は吸血鬼と人間、吸血鬼は人間を殺して食べるそんな関係、フランと翔哉みたいに恋なんて到底無理よね。それに彼はこの世界のことを知っているって言ってたから好きな子とか他にいるんだろうなぁ、と思った。

「はぁ、この状況辛いわ…」

「お嬢様、今日は随分お疲れのようですが大丈夫でございますか?」

「えぇ、大丈夫よ。ちょっと考え事をしてただけだから」

「そうですか。ではご夕飯の支度をしてまいります」

「あ、咲夜、剣をこの部屋に呼んでちょうだい」

「畏まりました」

そう言って咲夜は部屋を出て行った。

この気持ちどうしよう。ちょっと剣と話したら纏まるかなぁ。私は紅茶を啜りながら剣が来るのを待った。

 

 

俺は叢とフランちゃんのいる部屋に一緒にいた。

それにしても2人はとても仲がいい。見ててすごく思う。俺もお嬢様とあれくらい親密になれたらいいのにとおもった。それにしても吸血鬼と人間がこんなに近い関係になれるなんてすごいよな。

そう思っていると部屋の扉がノックされ咲夜さんが入ってきた。

「失礼します。剣さん、お嬢様がお呼びです」

「俺ですか?わかりました。今行きます」

俺は咲夜さんに案内されてお嬢様の部屋の前まで来た。

「私はお夕食の支度をしますのでこれで失礼しますね」

「ありがとうございます」

一礼すると咲夜さんは厨房へ向かった。

俺はドアをノックして部屋に入る。

「来たわね剣、こっちへいらっしゃい」

招かれるままにレミリアお嬢様の隣へ座る。

「ご用件はなんでしょうかお嬢様」

「レミリアでいいわ。呼んだのはあなたと話したかったからってだけなのだけどちょっと話し相手になってくれる?」

「よろしいですよ」

まさかこんなに早くレミリアお嬢様と話す機会が巡ってくるとは、これはもしかしてお嬢様の運命操作?だとしたら嬉しい。

「貴方は私たち妖怪や吸血鬼とかは怖くないの?」

「そうですね〜怖くないですね」

「どうして?普通の人間は怯えて逃げるのに」

「それは幻想郷の妖怪がレミリアみたいに可愛い妖怪ばっかりだからだよ。もちろんレミリアはカリスマもあるから上品な振る舞いが出来てすごいと思う。他の妖怪じゃ出来ないよね」

「そんなことないわよ」

「レミリアは吸血鬼でしょ?やっぱり血は吸うんだよね?」

「血は飲むわ、でも生きたまま飲むってことはないの。みんな処理されたものだから正直人間を見ることさえも珍しい、そして男性は特に珍しいわ」

「そうなのか」

「そういえばあなたはこの世界のことを知ってるのでしょ?」

「あぁ、そうだよ」

「普通この世界のことは知らないはずなのに、あなたってもしかしたら流鬼哉君や翔哉よりも珍しいかもしれないわ」

東方知ってるだけでここまで珍しがられるのは初めてだな〜。

それにしてもなんてかわいいんだろう。レミリアはとてもかわいい。誰がなんと言おうと幻想郷で1番だな。そう思った。

「レミリア、実はさ俺初めてレミリアと対面した時君に一目惚れしたんだ。それでね、俺の彼女になって欲しいんだ」

レミリアは悩み始めた。

 

 

「レミリア、実はさ俺初めてレミリアと対面した時君に一目惚れしたんだ。それでね、俺の彼女になって欲しいんだ」

私は告白された。でも私はすぐに答えを出せずに悩んだ。

剣に告白された、でも…付き合うには貴方の覚悟を見せてもらわないと付き合うのは無理よね…、決めるとしたら食事しかないわよね。私たち吸血鬼の食べている人肉料理、あれを見ても臆することなく私を愛し抜いてくれる本物の愛かを確かめなくちゃ行けないわね。

そう思い私は剣に問いかけた。

「その答えは食事の後にするわ。そろそろ夕食が出来るわ。終わったらこの部屋に来て頂戴」

「食事の後だね、分かったよ」

剣は頷いて部屋を出て行った。

 

先ほど集まった大広間には料理が並んでいた。もう準備は整っている。私は席に座り皆が揃うのを待った。

最後にフランと翔哉が来たことで揃い夕食は始まった。私は剣をチラッと見た。今のところは普通に食事をしているだけだった。

しばらく時間が経ち先に食事を終えた翔哉とフランは先に部屋に戻った。残っているのは私と剣だけだ。そして私は最後の料理である人肉料理に手をつける。剣はそれを見ていた。

 

 

夕食の時間、夕方みんなが集まった大広間で食事をした。最初はみんな楽しそうに食べていたが時間が経ち翔哉とフランは先に食事を済まして部屋へ戻ってしまった。ここにはレミリアと2人っきりである。

レミリアは最後の料理に手をつける。が、その料理を見た瞬間背筋が凍った。レミリアが食べているのは人肉を使った料理だった。しかし考えた結果一つの答えにたどり着いた。

そう言えば昔なんかの本で見たことがあったなぁ。吸血鬼は人肉を好んで食すと。つまりレミリアも吸血鬼だからこの食事は至って普通なのだ。でも血を飲むなら鮮血を飲んだ方が吸血鬼にとってはいいと思った。

「なぁレミリア、ひとついいか?」

「何かしら?」

「思うんだけど血を飲むのなら鮮血を飲んだ方が美味しいと思うんだけど」

「⁉︎」

「まぁ詳しくはよくわからないからなんとも言えないけどな。じゃあ先に行ってるよ」

おれはそう言い残して大広間を出た。

それにしてもフランは人肉料理食べてなかったのはなんでだろう。今度聞いて見ることにしよう。

そう考えながらおれは部屋に戻った。

 

 

「まさか、この料理を見ても全く動揺しないとはね、もしかしたらあの言葉は本物なのかも知れないわね」

そう思い運命操作を使いこの先の運命を見てみると、剣と親密な関係になる運命が見えた。

「この運命はもしかしたら私が剣と出会った時には決まってたのかしら」

私は運命を見終わった後部屋に戻って剣を呼んだ。

 

「答えは決まったかい?」

「えぇ、決まったわ。さっきの返答はYESよ」

「本当か?」

「えぇ、さっき食事の時に貴方の愛が本物か確かめさせてもらったの。人肉料理を見てどうなるかをね」

「そうだったのか」

「えぇ、でも貴方は普通に接してくれた。それがとても嬉しかった。だから貴方に心を許したの」

「俺から告白しておいてなんだけど、レミリアは俺でいいのか?」

「もちろんよ。貴方と結ばれることが私の幸せになるのだから」

そう言って私は剣の胸に飛び込んだ。剣は私を優しく受け止めてくれた。そして精一杯の愛を込めて抱きしめてくれた。私の心のモヤモヤしたものは剣の心の光に照らされ晴れて行った。

ありがとう剣、これからもよろしくね!

 

こうしてレミリアと剣はお互いを愛すことを誓いめでたく結ばれることになったのだった。




更新遅くて申し訳ありません、今のところ精一杯頑張ってるところなのでこれからも応援お願いします。
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