どれくらいの時間が経ったんだろう。今までのことは夢だったのかな?
「うっ‥‥」
意識が戻り、ゆっくり目を開く。
あれ、俺ってどうなったんだっけ、確か紫ってやつが‥‥!!
今までのことを思い出し勢い良く起き上がった。そしてあたりを見回した。
まず目に入ったのは鳥居だった。そして本殿が奥にあるのを確認した。
「ここは‥‥神社か、なんで神社に倒れてたんだろう」
よく見ると鳥居には神社の名前が書いてあった。
「博麗‥‥神社?」
とりあえず本殿の方に行ってみよう。
ゆっくりと本殿の方に歩いていく。
「随分古い神社だな、なんだか歴史を感じるな」
すると後ろから声がした。
「参拝客なんて珍しいわね」
「うわっ‼︎びっくりした〜。いつからそこに?」
後ろを振り返る。
立っていたのは紅と白の巫女服を着た少女だ。右手にはお祓い棒を持っている。
「私はあんたが本殿の前まで来た時からずっとここにいたわよ」
「そうか、ところで君は誰だい?」
「私は博麗霊夢、この博麗神社の巫女をやってるわ」
「随分若いな、まだ子供だろ?」
「失礼ね、人を見た目で判断しないでもらえる?」
「悪い悪い」
「それより、あんたも名前を名乗りなさいよ」
「あぁ、忘れてた。俺は叢雲翔哉、身体能力だったら誰にも負けるきしないね、お嬢ちゃんにもね」
「へぇ、大層な自信ね」
「やってみるか?」
「じゃあ遠慮なくやらせてもらうわ」
俺は攻撃がいつ来てもいいように身構える。
直感が働く。攻撃が来る‼︎
予想通り札での攻撃が来た。
俺は攻撃を見極めながら最低限の動きで札をよける。
「並の人間じゃなさそうね」
「俺を甘く見過ぎだろ」
にしてもどうやってあの紙切れを高速で飛ばしてるんだろ。
「これならどう?」
霊力で作った無数の弾幕を飛ばして来る。
これをよけた時に死角が出来た瞬間札の攻撃がくるな。
またまた直感が働き自然に体が動く。
また予想した通りになった。しかし予測をしていたため、バク転をして札をよける。
「なぜ当たらないの?今のは死角からの攻撃よ。普通なら当たってるのに」
「うーん、勘かな?」
「‥‥はぁ」
俺がそう言うと彼女はため息をついた。
「どうする?まだやるか?」
「もういいわ、やめよ、やめ」
霊夢は神社のなかへ入って行ってしまった。
「なんだ?急にどっか行っちゃったよ。それにしてもなんで攻撃が来るって直感が働いたんだろう‥‥」
「それはあなたの能力じゃないかしら?」
現れたのは八雲紫だった。
俺は八雲紫をじっと睨みつける。
「そんなに怒らなくてもいいじゃない」
「あんたが悪いんじゃねぇか、勝手にわけのわからないところへ連れて来やがって」
「急に幻想郷へ連れて来たことは謝るわ。ごめんなさい」
「謝ってくれるならいいけど」
その後紫からこっちの世界、幻想郷での過ごし方などを聞くことになる。
次回は能力の説明などです