暑い……。
とても暑い……。
これだからアビドスは嫌なんだよ……。
そうだ、秘密裏に黒服に会いに行くか。
この暑さだし黒服に会いに行ったらなんか貰えるだろ。
そうとなれば黒服の所行くか。
いや、でも待て……。
アビドスから行くとなるとアビドスを通らなければならない。
となると……。
……学校で涼むか。
よし、決まりだな。
しばらくは電気代節約の為にも学校で涼ませてもらうか!!
私は学校へと向かう。
いつまで学校に居ろうかな。
前一ヶ月で辞めるとか言ったけど……。
なんか居心地いいんだよな……。
なんか……。
皆優しいと言うか……。
落ち着くと言うか……。
ゲマトリアに居た時はハイになれたりしたけど……。
アビドスに居ると何でも出来る気があるというか……。
なんか……優しさを感じれる……。
あそこに居ると私は俺でも僕でも……どの自分で居ても……本当の自分で居ても良いような気がする。
もういっそ……あそこに居……。
何を言っているんだ私は。
居て良いわけ無いだろ。
私は誰も信じない。
結局は誰も手を差し伸べてくれない。
だったらとっととこの世からおさらばするべきだ。
そう教えられただろ、この身体に。
人は結局独りが1番なんだ。
そうすれば暴力も、傲慢さも、何もかもが害する者は無くなるから。
……早く学校に行くか。
私は止めていた脚を再び動かす。
私は歩きながら周りの景色を見る。
大部分は砂で覆われており、住宅は廃れ、中は砂だらけ。
まるで砂の洪水に見舞われたかの様に。
草木などの植物は無く、本当に砂漠化が進んでいるのだなと感じられる。
カバラ「砂漠化……。まるで昔のわ――」
ドゴンッ!!と鈍い音と共に強い衝撃が私の後頭部を襲う。
痛みなど感じられず、後頭部に走ったのは強い衝撃だけだった。
カバラ「――がぁっ!?」
私は地面に力無く倒れてしまう。
意識はあるものの四肢に力が入らず、立てなかった。
???A『ふ〜ん。こいつがトリニティを馬鹿にした奴ねぇ。それにアビドスとかw廃校まっしぐらの学校に入るとかww』
???B『さっさと攫って裁判させましょ。』
???A『いや〜軽く殴っただけでこんな情けなく倒れるとかw弱すぎw』
カバラ「あ、なた……達は……な……に――」
???A『――うるさい黙ってろ。』
ドゴンッ!!と再び鈍い音と強い衝撃が私を襲う。
その攻撃の重さはまるで象に踏みつけられたのかぐらいに匹敵する程だった。
キヴォトス人でもない私はひとたまりもない一撃であった。
カバラ「がっ……」
???A『やっと気絶したか。』
経無頼カバラの意識はここで途切れた。
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