ホシノ『今回は……?』
ホシノ『次も逃げるような口ぶりだね……?』
カバラ「当たり前でしょう?私はあなたたちから逃げれますよ。」
ホシノ『でも、説得力が無いなぁ。今、カバラ君は拘束されてるんだよ?』
カバラ「クククッ…。でも、逃げれるんですよ。私は結構前に漫画に憧れて黒服と同じように何か作ってみたんですよ。それも、ただ作るだけじゃないですよ。いえ、作るというのは間違いですね。会得する、が合っているのでしょうか。まぁ、会得したのですよ。「術」をですね。」
ホシノ『術…?』
カバラ「大変でしたよ。結構体力が持っていかれますからね…。」
ホシノ『でも、逃げれないよ。私からは。』
カバラ「そうですか。その自信が折れることを願ってますよ。クククッ。」
私はすぅっと息を吸い、大きな声で「すり抜けの術」と叫ぶ。
その瞬間、私の服から煙幕が出てくる
それも、ただの煙幕ではなく、睡眠ガスの煙幕だ。
一吸いすればあら不思議、寝ちゃうんだ。
ほれ、ご覧の通り、こいつらは全員すやすや寝てやがる。
ざまぁねぇんだ。
カバラ「言いましたよね?(作るのに)体力が持ってかれた、と。あなたたちは本当に身体を動かす方の術だと思っていたからこうなるんですよ。クククッ。」
カバラ「クククッ、さて行きますか。とりあえず、念の為別ルートから行きますか。」
私は街へと向かう為に歩き出す。
だが、予想もしていなかった事が数分後に起きた。
カバラ「ゲホッ、ゲホッ……。な、なんだ…?」
咳と共に排出されたモノを見る。
それは、血だった。
カバラ「ゔっ!?ゲホッ、お゙ぇ゙っ゙……。」
びちゃびちゃと、異常なほどの血が排出される。
私は覚束無い足取りで歩く。
カバラ「一体……私の身体にぃ……何が……起きてる、んだ……。」
カバラ「街に着くまで……倒れる訳には……。」
私は必死に歩く。
今すぐにでも倒れてしまいそうだ。
カバラ「っ……クソ……意識がぁ……朦朧と……。」
私の意識は消えてしまいそうだ。
そして、先ほどまで歩いていた足は地面に膝をついていた。
次の瞬間、私の視界は真っ暗になった。
向こう側から、誰かが歩いてくる。
よく見えないが、シルエットからして犬の獣人だ。
そして、経無頼カバラを発見したのかは分からないが、経無頼カバラが倒れている方向へと走ってくる。
???『お、おい君!大丈夫か!?おい!』
犬の獣人は経無頼カバラを背負う。
???『どこか近くに病院は……。』
犬の獣人はスマホの地図アプリを開き、病院を探すも近くには無かった。
???『とりあえず俺の店で様子見を……!!』
犬の獣人は自身の店へと経無頼カバラを連れて行くのだった。
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