カバラ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!」
経無頼カバラは土下座しながら謝る。
何度も頭を床に打ち付けながら。
床は血の海のようだった。
突然、経無頼カバラの動きが止まる。
先生が揺さぶっても動かない。
しかし、次の瞬間、ありえないことが起きた。
経無頼カバラが勢い良く土下座の姿勢のまま、先生へとアッパーカットをお見舞いした。
先生は数m飛び、地面に落ちる。
先生は頭を強く打ったせいなのか気絶した。
カバラ「……」
ナギサ『カバラさん!』
カバラ「っ……なんです?桐藤ナギサさん?」
ナギサ『っ!?』
カバラ「ふぅ…知ってます?「機械仕掛けの神」を」
ナギサ『き、機械仕掛けの神…?それがどうしたのです…?』
カバラ「機械仕掛けの神…物語の行き詰まった状況を、唐突かつ強引に解決する手法を指してます。」
ナギサ『それと何が関係しているのですか……?』
カバラ「さぁ?わかりませんね。ですが、ずっと混乱状態でしたが……やっとスッキリしましたよ。」
カバラ「さて…私は帰らせてもらいますよ。」
ナギサ『帰れるとでもお思いですか?貴方はこのトリニティから逃げようものならキヴォトス人が痺れる程の電流が流れますよ…!』
カバラ「私は賭けますよ。流れない方に。」
ナギサ『流れますよ。本当に…!』
カバラ「なら、やってみましょうか?」
ナギサ『っ……』
カバラ「ククク……その焦った表情…面白いですね。どうでしたか?私が貴女の手駒になっていた時間。楽しかったです?それとも高揚感に胸を躍らせていましたか?」
カバラ「ククク…クハハハハハ…!!!」
カバラ「本当に…今の貴女が惨めで愚かに見えてとても楽しいですよ私は!!」
カバラ「ふぅ…失礼。少し本音がちょびっと漏れてしまいました。」
カバラ「あと…私が貴女の傀儡人形になった時の記憶は消しておいてくださいね。ついでにその叶うことのない、妄想も。」
ナギサ『っ……!』
カバラ「それでは、私はここで帰らせていただきます。敗北者の皆さん、さようならです。」
私は歩き出し、扉を開けて部屋を出る。
廊下で人々とすれ違うたびに睨まれ、軽蔑の目を向けられる。
しかし、そんなことどうでもいい。
私は今、勝ったのだから。
今までの視線が負け犬の遠吠えのように思える。
ほんと、ここの人たちが惨めに思えてくる。
カバラ「ククク…」
カバラ「さて…そろそろ、本業の神秘の研究を本格的に進めていきますか。」
カバラ「何度も邪魔されてきましたが……今回は邪魔などされないでしょう。」
私は軽い足取りでトリニティ自治区を出た。
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