………質問だ。
君とのやりとりも懐かしいね。
すまないね。最近忙しかったんだ。
さて、本題に入るとするか。
君は人の外か中、どっちを選ぶかい?
なに?外だと?
ククク…実に面白いね。
だが、少しイラッとしたし、ホッとしたさ。
なぜイラッとしたかだって?
今、私の目の前に居る面倒くさい大人と同じ選択をしたからさ。
…ん?ホッとしたのはなんでだってか?
ホッとした理由は良心的な選択だからさ。
え?なぜ良心的な選択なのかだって?
ほんと、君は質問が多いね。まぁ、私も言えないが。
中身だけ見られても、私は嬉しくないからね。
中身だけ見られているとまるで、便利な道具と同じ様な価値しかないと思ってしまうからね。
さて…そろそろ、さよならだ。
また、出会える日まで。待っていてくれ。
いつかまた、その時は質問しよう。
楽しみにしていてくれ。
先生『なぜ、私を面倒くさい大人だと思っているの?』
カバラ「はぁ…私の意思も尊重せずに自分勝手にそちら側に引きずり込もうとしているからだよ。」
先生『っ……それは…ごめん。』
先生『私とした事が、教師として見落としていた。』
先生『目の前の目的しか追わず、カバラの意志を尊重していなかった。』
先生『ごめ――』
カバラ「――安心してくれ。これから君はもうそんな思いもせずに済む。」
先生『え…?』
カバラ「いつまで私を生徒として扱っているつもりなのか、私には見当がつかないね。」
カバラ「私と君の関係はただの敵同士だ。」
カバラ「さて、それじゃ。私は帰らせてもらうとするよ。精々頑張るといい。無駄な努力を。」
カバラ「ククク…」
私は再び歩き始める。
数分後、出口の扉が見えてきた。
まったく。家からここまで遠いのに、この実験場は無駄にでかいからな。
全て面倒くさく思えてくる。
私は出口の扉に手を掛け、開ける。
私は油断していた。
予想外なことに私は絶句する。
なぜなら、もう色彩は此方へと来ていたからだ。
実際に色彩を見てはいないが、空と空気の重たさでわかる。
空は赤く染まっていた。それも、異常な程。
わからない…
なぜ、こんなにも早く此方を見つけれたのかを…
不思議で堪らない…これほどまでに探究心が擽られたのは神秘以来だ…!
私は空へ手を伸ばす。
その瞬間、空から稲妻が私に向かって走るかのように私の手を伝い、落ちた。
私はバタリと倒れた。
力が入らない。
意識はあるが、立つことができない。
喋ることすらもできない。
なぜだ…?
だが、力が有り余ってる気がする。
まるで、空っぽの中身に液体を注入されたようだ…
突然、腕が凍り出す。
そして、次の瞬間には全体が凍りついた。
だが、意識はある。