カバラ「……ここは?」
私は目を覚ます
ホシノ『やっと目を覚ましたねぇ〜。』
カバラ「っ……!」
私は動こうとしたが、動けなかった。
ホシノ『まだ動かないほうがいいよ?脚も痛むだろうし。』
カバラ「脚……。」
私は掛け布団を捲り、左脚の太腿を見る。
太腿は包帯でぐるぐる巻になっていた。
しかし、その巻き方は丁寧でもあった。
カバラ「私は、今とても不思議です。」
ホシノ『なにが?』
カバラ「なぜ、敵であった奴をここまで優しくするのか、とても不思議です。」
ホシノ『それは……。まだ、子供だから……かな?』
ホシノ『おじさんはそんなに難しいことは考えないからなぁ…。』
カバラ「そうですか……。」
子供だから、か……。
暁のホルスの様な人が、私の周りの大人に居たら……。ちょっとは違ったかもしれないな……。
でも、ダメだ。私がこんな感情を抱いても変わる事はない。過去は、手を加えれない実験だったのだから。
あの大人達は、人間として、人としてのまごころを持っていなかった。
だから、「俺」は……。
おっと、キャラブレはダメだろう?全てはシナリオは変えてはいけない。私は私。私は俺であっても俺じゃない。「私」だ。これは変わることない、私だ。
ホシノ『ちょっと待っててね。私、今から先生呼ぶから、ゆっくりしてて〜。』
カバラ「分かりました。」
少し前もキャラブレがあったな。「僕」……。
恐怖で出てしまった「僕」、怒りで出てしまった「俺」、これらは出てはいけない。でないと私は、崩壊してしまう。人間の形を……。
おっと、そこの君。考察しようなどと考えるんじゃないぞ?考察しても無駄だからな。この透き通る世界では奇跡が集まれば、不幸も少し来てしまうのだからな。
ククク、まぁ、せいぜい考察を捗らせるといい。その考察、私がへし折ってやるよ。
カバラ「トイレに行きたくなってしまいましたね……。」
カバラ「どうしましょうか。暁のホルスは何処かへ行ってしまった。トイレの場所ぐらい聞いておけば良かったですね。」
カバラ「いや、そもそも私動けないので無理ですね。松葉杖が支給されるまで我慢しますか。まぁ、そもそも、松葉杖が支給されるかも分かりませんがね。」
カバラ「はぁ……。それより、私はどうして倒れたのでしょうか。それぐらいは聞いておけば良かったですね。まぁ、そういうのは暁のホルスが言うと思っていた私の落ち度ですね。これ以上考えても分からない事は分からないのでやめておきましょうか。」
カバラ「さて、謝りと言い訳の文章でも考えておきますか。」
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