やぁ、質問だ。
君も慣れたかい?
さて、問題だ。言い訳をする時、君はなんて言い出す?謝り?それとも否定?それとも逆ギレかな?
私は謝りだね。
まず、否定から入るのは嫌われる人間の特徴でもある。
そして、逆ギレは言わなくてもわかるだろう。そんな人間と誰が関わりたいかい?
だから、謝罪だよ。
そして今、謝罪すべき相手に謝罪するんだ。私は。
なんだって?言い訳の問題だろ?五月蝿いねぇ。こっちは疲れてるんだ。問題と言ってることが違ってもいいだろう?*1
はぁ……。
本当に面倒臭いよ。
カバラ「すみませんでした……!」
私は土下座する。
最も、屈辱や恥じらいなど微塵もない。
なぜかって?
無いからに決まっているだろう。当たり前の事を言わせないでくれ。
先生『……えっ!?』
カバラ「なんです?私が土下座する事がそんなにも意外でしたか?」
先生『え、あ、いや、え?そ、そんなあっさり負けを認めちゃうの?』
カバラ「私にまだ生徒さんを馬鹿にしろと言っているのですか?」
先生『いや……。そういうわけじゃないけど……。』
カバラ「だったら良いじゃないですか。私だって折れる時は折れますよ。そんな意地っ張りだと思っていたんです?」
先生『いや、え……あ。ごめん……。』
カバラ「それで……。私はどこの学校に行けばいいんです?」
先生『え?ゲマトリア抜けちゃうの?』
カバラ「小鳥遊ホシノと交渉で命と引き換えにゲマトリアを抜けるという事になりましてね。」
カバラ「流石に命の方が大切ですからね。」
カバラ「死んでしまっては今までやってきた事が無駄ですからね。本当に生きてて良かったと思ってますよ。」
適当に薄っぺらい言葉を並べておけばいい。
所詮大人など、こういう言葉で信用する、「猿」なのだから。
大人は理解しようとしてもできない生き物。だから適当言っておけばうんうんと信じる。馬鹿猿だな。
先生『な、なるほど?』
カバラ「それで、私はどこの学校に行けばいいんです?」
先生『う〜ん。ワイルドハント芸術学院……とか?』
カバラ「嫌です。あんな降霊術だが霊的な事をするの学校など誰が行きたいんですか。」*2
先生『ゲヘナとか…?』
カバラ「あんな無法地帯誰が行きたいんです?仮にも私は人間ですよ?貴方と同じ。銃弾1発が致命傷ですよ?」
先生『うぐっ……。』
先生『じゃ、じゃあ、トリニティ?』
カバラ「……。」
トリニティ……。
あそこは治安が良さそうだが、陰湿なイジメがあると耳にしたな。やめておこう。
カバラ「嫌です。」
先生『う……。じゃあ、百鬼夜行連合学園は…?』
カバラ「……いいですね。あそこの雰囲気は嫌いではありません。」
先生『オッケー。それじゃあニヤに許可取ってみるね。』
カバラ「?」
カバラ「入学に許可が必要なのですか?」
先生『あ……。実は……。』
先生『カバラ……有名……なんだよね……。』
カバラ「ふむ、どの様に有名なのですか?」
先生『先生に反抗した……クズ……』
カバラ「……クズ…。」
カバラ「クズ……ですか……。」
先生『うん……。それで、どこの学園もカバラを嫌っていて……。』
カバラ「だったら入学しないほうが良いのでは?」
先生『でも、君は学生だ。だから入が――』
カバラ「――もうやめてください。入学はやめます。」
先生『え?』
カバラ「嫌われているのなら入学はやめておくのが最善策でしょうね。」
カバラ「もうこれで終わりでいいですか?」
???『おじさんが引き取るよ。』
カバラ「っ…?」
私は声のする方に視線を移す。
声の主は暁のホルス、小鳥遊ホシノだった。
ホシノ『おじさんはカバラ君を嫌ってないし、おじさんも当時は先生を信用してなかったからねぇ。その気持ちは分かるよぉ?だから、同じ気持ちがあった者同士気が合うんじゃないかなぁ、ってね。』
先生『ホシノ…。なら、ホシノにカバラを任せよう。』
嘘だろ?
暁のホルスと一緒に居たくないな…。
しょうがない。
一ヶ月程経ったら自主退学してゲマトリアに戻るとしましょうか。
カバラ「よろしくお願いします。暁のホルス。」
ホシノ『「暁のホルス」じゃなくて、「ホシノ先輩」呼びがいいかなぁ。』
カバラ「分かりました。ホシノ先輩」
ホシノ『うんうん!それでいいよ!よろしくね、カバラ君。』
最悪だ……。
夏休み楽しい〜。