この透き通る世界での探究心は無くならない   作:月山 白影

8 / 35
不機嫌な嫌い

 

 

 

 

 

 

はぁ……。

最悪すぎる。

暁のホルスが嫌ってないとしても他がどうなんだ……。

嫌われていても別に構わないが……。

暴力など振るわれたら困るな……。

それ以前に実を言うところあまりアビドスは好きではない……。

暑いし、迷路だし……。

本当に不便極まりない。

私の中で住みたくない地域No.1だ。

それより、話を戻そうか。

今、私の現状はこうだ。

暁のホルスに引き取られ、数日が経過した今日、登校する日だ。

はぁ……。

今日は、嫌でも暁のホルスを頼るしかないだろうな。

最悪だな…。

私は家の扉を開ける。

そして、私の予想もしてなかった事が今起きた。

玄関前に知ら――

 

 ???『ん、私は砂狼シロコ。ホシノ先輩に頼まれて、迎えに来た。』

 カバラ「……。」

 カバラ「はぁ……。」

 カバラ「なぜ、迎えに来たのです?私、キヴォトスで有名な「クズ」、ですよ?憎くないのです?」

 シロコ『ホシノ先輩が嫌ってないなら、きっと大丈夫。ホシノ先輩が嫌ってないなら、優しい人だから。』

 シロコ『早く行こ。カバラ。』

 カバラ「っ……はい。」

 

こいつ、名前を……。

いや、当たり前か。

暁のホルスが教えていなければ迎えに行かせることもないだろう。

まだ朝だから脳がボケてるな……。

 

 シロコ『カバラ。』

 カバラ「え、あっ、はい。なんですか?」

 シロコ『どうして、先生を嫌っているの?』

 カバラ「なんと言えばいいんでしょうか。先生がゲマトリアを嫌っているのでしょうか……。まぁ、対立関係にあってですね……。」

 カバラ「と、言ったところでしょうか。」

 シロコ『ん……。』

 シロコ『なるほど。分かった。』

 シロコ『これから先生を好きになれば良い。』

 シロコ『先生は、いい人だから。きっと好きになれる。』

 カバラ「そう言えば、他のアビドス生徒の人達は私をどういう風に思ってますかね……。」

 シロコ『ん、分からない。ただ、そんな話は一度もしなかった。』

 カバラ「そうですか……。」

 シロコ『ん、到着。』

 シロコ『早く教室に行こう。』

 カバラ「分かりました。」

 

私は砂狼シロコについて行く。

階段を上がり、また階段を上がる。

そんな事ばかりを見て、思っていると気づけは3階で、教室前に来ていた。

 

 シロコ『ん、ただいま。』

 セリカ『ちょっと遅いわよ!もう先生来ちゃったわよ!』

 先生『せ、セリカ?落ち着こ?』

 カバラ「なっ……。」

 

なんで…。

なぜ、先生が居るのだ……?

最悪すぎる……。

クソッタレが……。

 

 先生『や、ちゃんと来たんだね。カバラ。今日からカバラはアビドス生徒であり、「私の生徒」、だからね。』

 

こいつ……。

あの時の言葉根に持ってるだろ……。*1

 

 カバラ「はぁ……。君はなぜ、ここに居るのか、不思議なのだが?」

 先生『そりゃあ、カバラがちゃんと学校に来るか、心配だったからだよ。』

 カバラ「………はぁ……。」

 カバラ「本当に、ため息しか出ない。」

 カバラ「暁のホルス、先生が居るから帰ってもいいです?」

 ホシノ『不機嫌だねぇ。あと、暁のホルスじゃなくて、ホシノ先輩、でしょ?』

 カバラ「あ〜なんかそう呼べって言ってましたね……。」

 ホシノ『帰ることは許可しないよ。』

 カバラ「はぁ……。」

 

もうヤダ帰りたい。

*1
1話 探究心と思考の至高の領域のカバラのセリフ「君の生徒になったつもりはない」




螺旋黄粉棒さんお気に入り登録ありがとうございますご感想などお待ちしておりますこれからも温かい目で見てちょ。
マーミロスさんお気に入り登録ありがとうございますご感想などお待ちしておりますこれからも温かい目で見てちょ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。