ブルアカにドMを生やしただけ 作:ナギサ様の臀部
【砂漠と廃墟の】アビドスよいとこ一度はおいでPart2【ユートピア】
408:名無しの砂粒
やっぱアビドスって治安悪いのな。
409:名無しの砂粒
そりゃ治安部隊なんて存在しないし、廃墟だらけだから不良も拠点が簡単に手に入るからな。
410:名無しの砂粒
まあでも食料がどこにもないし、砂が入って銃の整備とか拠点の掃除が大変だからか、あんまり数はいないらしいぞ。
411:名無しのアビドス生
でもおかしなことに、学校を襲ってくる方々はいるんですよね。もっと使いやすそうな建物ならいくらでもあるのに。
412:名無しの砂粒
それは……何でだ?
413:名無しの砂粒
学校奪ってでも青春ごっこでもしたいんじゃね? あいつらって、諸々の理由でドロップアウトした連中だろ?
414:名無しの砂粒
あー、そういうのもあるのか。
415:名無しのアビドス生
それならアビドスに来れば、来る者は拒みませんから学籍はあげますし、生徒手帳くらい発行するんですけどね。
416:名無しの砂粒
いやいや、そこらの不良にそんなのあげたら色々まずくないか? そいつらのやらかしが全部アビドスの責任になるんだぞ?
417:名無しの砂粒
とはいえ残りの生徒が三人だけじゃ、不良学校にでもならなきゃ生き残れなさそうだよな……。
418:名無しのアビドス生
ところで話は変わりますが、皆さんカイザーバンクという銀行はご存知ですか?
419:名無しの砂粒
よく知らないけどカイザーって時点でロクでもないのは確定だな。
420:名無しの砂粒
ゲロ以下の臭いがプンプンするな。
421:名無しの砂粒
まさかとは思うけど、カイザー相手なら強盗してもいいかって話? いいよ!
422:名無しの元アビドス生
>>421
良くねぇわボケ。
423:名無しのアビドス生
強盗なんてしませんよ! ただ実は、アビドスって10億くらい借金がありまして、それをどうにかしないことには始まらないんですけど、その借金相手がカイザーみたいなんですよ。
424:名無しの砂粒
うわっ。
425:名無しの砂粒
そっか借金10億か……10億!?
426:名無しの砂粒
残りの生徒がたった三人とかって思ってたけど、むしろどうして三人もいるんだよ!?
427:名無しの砂粒
そりゃ元アビドスネキも逃げ出すわ!
428:名無しの砂粒
相手カイザーって……昔の生徒会は何をしてたんだよ。
429:名無しの砂粒
>>428
調べた感じ昔はトリニティとかにも引けを取らないマンモス校だったみたいだし、返せると思ったんじゃない?
430:名無しの元アビドス生
いつまでも吹き荒れる砂嵐。枯れたオアシス。挙句はデカい蛇ときたんだ。そりゃ私だって学校を捨てたくて捨てたわけじゃない。今でも寄付くらいしてる。でも無理だよ。
431:名無しの砂粒
>>430
デカい蛇?
432:名無しの砂粒
元アビドスネキは蛇に噛まれて転校したの?
433:名無しの砂粒
元アビドスネキが蛇に噛まれたとき、丸五日のたうちまわり……その蛇は死んだ。
434:名無しの砂粒
>>433
元アビドスネキ・ファクト!?
435:名無しのアビドス生
どうにかバイトとか賞金首狩りで利息を払いつつ生計を立てているのが現状ですね! しかしどうにも取引に不明な点が多いので、とりあえず覆面で襲撃して資料を奪おうと思ったんです!
436:名無しの砂粒
ちょっと待て!?
437:名無しの砂粒
おぬしらもバイト戦士であったか……ならばおぬしらにも良いバイトを授けよう……と思ったけど、私の知ってる時給高いとこ、アビドスからは遠かったわ。
438:名無しの砂粒
>>437
バイトの話以上に気にすることがあるだろ!
439:名無しの砂粒
カイザーに借りた10億の利息をたった三人のバイト代と賞金首の懸賞金だけで!?
440:名無しの砂粒
>>439
違う、そこでもない!
441:名無しの砂粒
砂漠で覆面!?
442:名無しの砂粒
>>441
どうして変なところにばっかり目が行くんだよ!?
襲撃して資料を奪うってところを気にしろバカども!!
443:名無しの元アビドス生
そうだぞイッチ! 真っ当な方法でやらなきゃ、仮にそれでアビドスが立ち直っても、その先が無いじゃないか!
444:名無しのアビドス生
学校を襲ってくる不良に資金提供している可能性がある、と言ったらどうしますか?
445:名無しの元アビドス生
まずは慎重に警備員の配置とか監視カメラの位置を確認しろ! 拠点がブラックマーケットなら、マーケットガードの動向にも注意して実行に移せ!
446:名無しの砂粒
>>445
おい元アビドス生!?
447:名無しの砂粒
でも向こうが真っ当じゃないやり方をするなら、こっちも同じことをするまでだろ。いつ強盗に行く? 私も同行しよう。
448:名無しの砂粒
>>447
スレm院!
449:名無しの砂粒
しかしイッチはどうしてそんな可能性に思い至ったんだ?
450:名無しの砂粒
黒ずくめの大人たちの怪しい取引現場を目撃したんだろ。
451:名無しの砂粒
>>450
取引に夢中になっている間に背後から近づいてきた敵の仲間に毒薬を飲まされて体が縮んでしまったわけだ。
452:名無しのアビドス生
縮んでません! 私、怪しい人のところでバイトをしてるんですけど、そこでその人とカイザーの偉そうな人が話してるのを聞きまして。そこでヘルメット団がうんたらかんたらと話していたんです!
453:名無しの砂粒
何で怪しい人のところでバイトしちゃってるんだよ。
454:名無しの砂粒
いやそれ以前に、その怪しい人が何か知ってるかもとか思わなかったのかよ。
455:名無しの砂粒
バイトしてるならいくらでも聞く機会がありそうなものだけど。
456:名無しの砂粒
これもしかして既に危ない仕事に手を染めてるのでは?
457:名無しのアビドス生
・一般的に悪いとされることをしない
・危険性は少ない
・日常生活や学校生活に支障をきたさない
・アビドスの不利益にならない
・友達に手を出さない
その他の条件も付け加えたうえで実験台になってるだけですから、何も心配はありませんよ!
458:名無しの砂粒
>>457
危険性は少ない(無いとは言っていない)
459:名無しの砂粒
>>457
交渉しなきゃそんな最低限の条件も付けられないような相手のところでバイトしてんの……?
460:名無しの砂粒
草も生えない。
461:名無しの砂粒
>>460
そりゃ砂漠だからな。
462:名無しの砂粒
>>457
実験台……? ち、治験のバイトの言い間違いか何かだよな? そうだよな?
463:名無しの元アビドス生
アビドスはもうだめかもしれない。
464:名無しの砂粒
>>463
諦めんなよ元アビドスネキ!
465:名無しの砂粒
まずは自分たちの通う学校に借金があると想定しましょう。次に、その借金の額が10億あるとします。そして借りている相手はカイザーかつ、立地がカスだとし、しかも最後の仲間は変な相手と変な取引をしてバイトをしています。さあ、あなたはどうしますか?
466:名無しの砂粒
>>465
破産手続きをして転校します。
467:名無しの砂粒
はい。
468:名無しの砂粒
はいじゃないが。
469:名無しの砂粒
いいえ。
470:名無しの砂粒
いいえでもないが。
471:名無しの砂粒
いかなる理由があろうとも、郷土愛で借金は減らないんだ。悔しいだろうが仕方ないんだ。
472:名無しのアビドス生
確かに改めて考えると、あの人に話を聞くのが先な気がしてきましたね。確実に何か知っているでしょうし、何も知らなければ銀行を襲えば済む話です!
473:名無しの砂粒
>>472
そういえば、その人ってどういう人なの? カイザーの偉そうな人と話してたって、裏社会のヤバい人?
474:名無しの元アビドス生
取引なんてせずに縁を切るのが大正解な相手であるのは確実だけど、確かに気になるな。
475:名無しの砂粒
イッチはよくそこまで条件を引き出したものだよ。もしかして、権謀術数渦巻くトリニティからアビドスに移り住んだ感じ?
476:名無しの砂粒
トリニティのお嬢様が砂漠を水着で闊歩するわけがないだろいい加減にしろ!
477:名無しの砂粒
そういえばイッチ水着で砂漠歩いてたわ。日課で。
478:名無しのアビドス生
>>473
本名不詳の黒ずくめの大人です! 私は見た目の印象から、ミスター・くろまめと呼んでいますよ!
479:名無しの砂粒
マジで黒ずくめの大人なのかよ!?
480:名無しの砂粒
……ミスター・くろまめ……?
「ミスター・くろまめ、一つ質問をいいですか?」
ユメ会長を助けてからしばらくして、アビドスは平常運転に戻っていました。いつものようにバイトでお金を稼ぎ、賞金首を蹴散らして懸賞金を稼ぎ、学校を襲ってくるヘルメット団の方々を弾薬費をケチって殴り飛ばす。それだけの日々です。
ユメ会長との距離感が少し縮まったような、ホシノさんの態度が少し柔らかくなったような、そんな気はしましたが、それ以外は本当にいつも通りでした。
強いて言うなら、ミスター・くろまめのことを説明するタイミングを見失ったのでまだ私がここでバイトしていることを言えてないことくらいでしょうか。
ユメ会長にはバイト代を借金返済の足しにと渡していますが、ひょっとするとホシノさんには帰宅部と思われているかもしれません……。
「ふむ、何の質問かによりますね」
「この実験と間接的に関わる話です」
「いいでしょう。なんでも聞いてください」
「カイザーとヘルメット団の間には、何か関係があるんですか?」
「……クックックックック……」
何の意味があるのか、それともただの雰囲気のためなのか薄暗い実験室で、ミスター・くろまめは赤い糸で縛った私に何かしながらパソコンを弄っています。視力下がっちゃいますよ?
ミスター・くろまめとの出会いは数ヶ月前、私がアビドスに流れ着き、転校してすぐのことでした。お金の代わりに実験させろという話でしたので、当然最初は断りました。
ですがミスター・くろまめの実験は実験台がいなければ始まらないわけですので、時給を対価に色々条件をつけることで安全を確保したというわけです。
というか、彼はなぜ壊れることが前提の実験をしようとしていたのでしょう……? そういうのって、負荷を少しずつ上げてどこまで耐えられるのかを見るべきでは? そう言ったら、今絶賛その実験中なわけですけど!
「あなたの信頼と彼らを天秤にかけろ、ということですか?」
「えっ、ちょっと何言ってるか分かんないです」
「いいでしょう。私はあなたを選びますよ。ウトナピシュティムの本船も、あなたほど価値はありませんからね」
「……うとなぴ?」
「カイザーはヘルメット団に資金提供していますよ。あなたが盗み聞いていた通りです。良ければ証拠も差し上げますよ」
「良いんですか? やったあ!」
ミスター・くろまめは何やら小難しいことを言っていましたが、私にそんなのは分かりません! 今大事なのは、カイザーの悪事を暴いてやったという事実だけ!
……しかし肝心の証拠をどう利用すればいいかがさっぱり分かりませんね。怪しい資金の流れを明らかにしてやったわけですが、それを……えっと……とりあえずホシノさんに伝えてみますか! 難しいことは分かりませんし!
そうですね、今は実験に集中しましょう。ミスター・くろまめの邪魔をしてもいけませんから、今は神秘とか恐怖とかいう不思議パワーに神経を集中させましょう。
しかし、反転とやらの実験のこの魂そのものにかけられるような負荷はたまりませんね!! 砂漠を歩くだけでは得られない
「……反転しかけた神秘が、やはり神秘に戻る……クックック、興味深い性質ですね……これを分析し、理解できれば、色彩にも対抗しうる手札が手に入る……!」