ブルアカにドMを生やしただけ 作:ナギサ様の臀部
【超常】分身したイッチのスレPart7【現象】
758:名無しのセミナー生
こちらイッチ2号、廃墟への侵入成功です。次安価>>775
759:名無しの技術者
えぇ……。
760:名無しの技術者
連邦生徒会が立ち入り規制してたよねあそこ……侵入(正面突破)できるものなの……?
761:名無しの技術者
>>760
できちゃったんだから仕方ないだろ!
762:名無しの技術者
道中でC&CとかSRTとかと戦ってたよね? なんで普通に元気に徘徊してるオートマタしばき回してるの??
763:名無しのセミナー生
向こうの私もこちらの私も体力は4割ほど消耗してしまっていますが、どうやらオートマタは数以外さほど脅威ではなさそうですからね。この様子なら少し奥まで行けそうです。
764:名無しの技術者
今北産業。マジでどういう状況?
765:名無しの技術者
>>764
イッチが分身を活かした安価を募集
二人ともやたらハイスペックでなんでもできちゃうから面白くてどんどん無茶振り
ついにセミナー入りしたニッチが廃墟に侵入
766:>>764
どうしてそうなった。というかニッチ?
767:名無しの技術者
>>766
そのくらい遡って読んできやがれ! ニッチはイッチの2号だからニッチだ覚えておけ!
768:名無しの技術者
>>767
ちゃんと教えてあげるのやさしい。
769:名無しの技術者
というかさっきからニッチばっかりレスしてるけど、流石のイッチも余裕なさげ?
770:名無しの技術者
誰もニッチ動かしながらイッチが戦ってることに違和感抱いてないのな……。
771:名無しのセミナー生
>>769
そうですね。流石に近接戦最強を名乗るような方からは逃げるしかありません。携帯が壊れても困りますから。
>>770
最近なぜか、向こうの私が考えなくてもこっちの私も動けるようになってきたんですよね。不思議なことに、意識とかは共有されっぱなしなんですよ。
772:名無しの技術者
そろそろ安価だから私はオートマタ1000体切りを提案するぜ! ……というかニッチ、それ人格芽生えてない?
773:名無しの技術者
せっかくなら壊せるだけ壊せ! オートマタから武器奪って荒らし回るんだ! ニッチはその後イッチ連れて病院行ってこい。
774:名無しの技術者
廃墟横断した反対側の学園の自治区まで行ってみよう。人格はあれだよ。作り物だろうが人間として扱えば人間になる的な。
775:名無しの技術者
その辺の建物を片っ端から捜索すれば面白いものの一つくらいありそうじゃない? 古代の超兵器とか! 人格? 知るか!
776:名無しの技術者
>>775
人間の屑がこのアマ……。
777:名無しの技術者
>>775
ニッチが割と深刻に悩んでるかもしれないんだぞ! なんやかんやでイッチがどうにかしそうなものだけど!
778:名無しのセミナー生
>>775
了解しました。とりあえず道中のオートマタは片っ端からスクラップにしながら押し通りましょう。
779:名無しの技術者
そういえばニッチの喋り方、イッチとちょっと違うな……。
780:名無しの技術者
く、区別かもだろ! 単に混ざると困るからって喋り方で区別してるだけかもしれないって!
781:名無しの技術者
ははは、イッチたちならこの前教室で二人で話し合いながら問題解いてたぜ。よく考えたら一人芝居だアレ。
782:名無しの技術者
よく考えなくても一人芝居なんだよ今日の騒動も全部。本人たちが二人でやったことって言い張るなら話が違ってくるけど。
783:名無しの技術者
しれっと別人として学校に在籍してるんだよな。生き別れの双子の妹って……その設定は無理があるだろ。
784:名無しの技術者
>>783
実験目撃しちゃったセミナーの子はどう言いくるめたんだそれ。
785:名無しのセミナー生
>>784
都合良く解釈してくれましたよ。私の方がなんとなく幼いからって、妹だと思ったみたいです。
あ、あと廃墟の建物は四つほど回りましたが、どれも本当にただの廃墟ですね。面白いものは見当たりそうにありません。
786:名無しの技術者
そんなご都合主義が罷り通ってたまるか。
787:名無しの技術者
>>786
だがそれがイッチである。
788:名無しの技術者
>>786
安価でニッチをセミナーに入れてって言ったら知り合い経由でねじ込んじゃうし。
789:名無しの技術者
>>786
安価でカイザーの弱み握ってって言ったら知り合いと協力して警備すり抜けてオフラインで管理されてた機密情報すっぱ抜いてきちゃうし。
790:名無しの技術者
>>786
安価で廃墟に侵入してって言ったらイッチが連邦生徒会とかをひきつけてる間にニッチが正面突破するとかいうバカみたいな作戦を成功させちゃうし。
791:名無しの技術者
>>788>>789>>790
全部安価でやらされてることじゃねーか!
792:名無しの技術者
人体錬成も元を辿れば安価のせい……つまり全部私らが悪い……ってコト!?
793:名無しの技術者
これはそのうちイッチもニッチもまとめて全員もれなく指名手配ですな。
794:名無しの技術者
わ、私は悪くねぇ! 私は悪くねぇ! 私はもっとちゃんとした案出したし! 安価を実行したのもイッチだし!!
795:名無しの技術者
>>794
でも見てて面白いからって止めなかったんだろう?
796:>>794
>>795
はい……。
797:名無しの技術者
よし、極刑!
798:名無しの技術者
重すぎィ!
799:名無しの技術者
なら無罪放免!
800:名無しの技術者
判決が軽いなあ。
801:名無しのセミナー生
おや、ここは何やら毛色の異なる場所ですね……27箇所目にしてようやく何か面白いものが見つかりそうな気配がします。
802:名無しの技術者
>>801
片っ端からとは言ったけどそんなに片っ端から回ってたの!?
803:>>775
怪しげなビルとかって書いておけばよかったって私も思う。
804:名無しのセミナー生
しかし見た目からは判断がつきませんから、片っ端から巡らないと気づかなかったかもしれません。
805:>>775
だよね!
806:名無しの技術者
>>805
お前はもうちょい悪びれろ。
807:名無しの技術者
面白そうって、具体的にはどんな感じに?
808:名無しの技術者
超兵器か!? 古代兵器発掘か!?
809:名無しの技術者
>>808
オーパーツから生まれたんだし、ニッチ自身が古代兵器みたいなもんだろ。
810:名無しのセミナー生
人の気配は無いのに機械が動いている、というのは廃墟のどこも大差ありませんが……なんでしょう。本当に雰囲気としか説明できません。しかし、向こうの私は知らない感覚です。
811:名無しの技術者
体のオーパーツが反応してるとか?
812:名無しの技術者
反応しそうなやつってどれだ……マンドラゴラか? マンドラゴラが叫びたがってるのか?
813:名無しのセミナー生
機械に勝手にスキャンされたと思ったらよく分からないことを言われて地下に落とされました……どうなってるんですかここは。
814:名無しの技術者
向こうもまさか人体錬成レシピとオーパーツのキメラが来るとは思ってないだろうからびっくりしてるよ。
815:名無しの技術者
地下って……大丈夫なの? そのまま閉じ込められて……あっ、そうなってもニッチなら脱出できるか。
816:名無しの技術者
携帯繋がってる? 圏外になっちゃった?
817:名無しの技術者
……応答なし!
818:名無しの技術者
>>817
決めつけんな、まだ早いわ。
819:名無しの技術者
まあ、しばらく音信不通でもどうせ何事もなく帰ってくるだろ。お土産に期待しよう!
私は、気づけばそこにありました。後から聞いたところによれば、本当に気づいたらそこに転がっていたそうです。……我ながら、なぜミキサーで人体錬成レシピとオーパーツを混ぜようと思ったんでしょうね。
さて、私には最初は意識と呼べるようなものは存在せず、ただ向こうの私……ムイの考えたことや思い描いたことをそのまま行動に移していました。
ムイが右足を出したなら右足を、左足を出したなら左足を。しかしムイが右足を動かしながら私の左足が動くようにイメージすれば、その通りに動きました。
しばらくしてそうやって私を動かせるようになったムイは、私を土江ムニと名付け、ミレニアムサイエンススクールの生徒にしました。
……そして、他の生徒の目もあるからと、あくまで私を私として扱うようになりました。
あとは分かりますね? 一心同体ならぬ一心二体だった私たちは、気づけば二心二体となっていたわけです。理由を説明しろと言われましても、そんなのは私にもわかりません。おそらくムイが原因であることは間違いないでしょうが。
しかし生まれた過程と育った過程がそんな調子だったものですから、思考のリンクは今も繋がったままです。違う体に違う意識があるのに、両方が破綻することなく共存しているこの状態に、なんと私たちは適応してしまっているのです。
さてさてなぜこんな自分語りをしているのかと言えば、それは今私の目の前で体が痛くなりそうな椅子に座って全裸で寝ている少女……本当にソレが少女と呼べるのかどうかは不明ですが、ソレがいたからです。
「……私と同じ、作られた存在……」
ソレがなんなのかは分かりません。ムイの記憶にも、手がかりすらありません。しかし私には理解できます。ソレが危険な代物であると。この体は細胞の一片から毛の一本まで超常現象でできていますから。
可愛い子? 連れて帰ろう? ムイは能天気ですね。私の感覚も理解しているくせに、これをミレニアムに持ち帰ろうだなんて。どう考えてもこの建物ごと破壊してしまうべきでしょう。
ムイにできないなら私が。そう思い、私はソレの細い首に手を近づけます。
その瞬間、妙な機械音が聞こえた私は咄嗟に飛び退きました。
『状態の変化、および接触許可対象を感知。休眠状態を解除します』
「っ……やはりこいつは危険です! たとえ私たちでも、手に負える存在ではないのは確定的に明らか! そんな呑気なことを考えている場合ですか!! こいつはここで破壊しないと──っ!」
私は銃ではなく、弾切れになったときのために持ってきていたナイフを構えてソレに肉薄し、目を覚ましたソレと目を合わせてしまいました。
カチャンと、ナイフが床に落ちる音が静かな空間に響きます。そしてソレは、まだ何も知らない赤子のような瞳で、私に質問しました。
「状況把握、難航。会話を試みます……説明をお願いできますか」
「ぅ、あ……えっと……私にも、よく、分かりませんが……っあなたは誰ですか! 正体を教えなさい!」
「本機の自我、記憶、目的は消失状態であることを確認。データがありません」
ああ、くそ。私にどうしろと言うんですか、こんなの。
こうして土江家に、生き別れの姉妹が増えました。……彼女がムイの妹であり続けられるかどうかは、まだ分かりませんが。