ブルアカにドMを生やしただけ 作:ナギサ様の臀部
515:三席
こちらアビドス砂漠担当、三席。今の所それらしいものは何一つ見当たりませんわ。
516:名無しの椅子
凄いですわね、見渡す限りの砂ですわよ! 土地もやけに広いですし、やろうと思えば何か面白いことができそうですわね!
517:名無しの椅子
ビジネスの話はしないでくださいまし。せっかく先生に無理を言ってCHAIRS全員を一時的に指揮下に置いてもらって、ようやく対策委員会と交渉できたんですのよ?
518:名無しの椅子
妙なことをして追い出されたら三席の努力が水の泡になりますわよ!
519:名無しの椅子
しかし、本当にこんなところに超濃度のエネルギーが……?
520:名無しの椅子
主席が言っていたように近づき過ぎないようにするんですのよ? 何が起きるか分からないそうですし、あくまで目的は調査ですわ。
521:名無しの椅子
絶対に調査だけでは帰れないやつですわね!
522:名無しの椅子
……こちらアビドス市街地待機班。主席が戦闘を行ったと思しき痕跡を発見しましたわ。
523:名無しの椅子
>>522
!?
524:名無しの椅子
>>522
えっ、主席今そんな所にいますの!?
525:名無しの椅子
>>522
D.U.に着くなり突然ナギサ様のことを五席に任せてどこかに消えたと思ったら、アビドスに向かってましたの!? 対策委員会はそれについて何か知ってますの!?
526:>>522
なぜかメンバーの中に鑑識の真似事くらいならできる方がいましたので現在詳しく調べているところですわ。こちらから言えることは……かなり派手にやってる、というくらいですわね。
527:名無しの椅子
でしたら、アビドスからは以上で結構ですの?
528:名無しの椅子
PMC多すぎですわ。四席の班で動いたことはありますから、見つからないように立ち回るのはそこまで難しくありませんけれど。
529:名無しの椅子
PMCのことも出ましたし、以上ですわ!
530:四席
ではこちらシャーレの先生護衛担当、四席。……ヴァルキューレに扮したカイザーに先生が攫われましたわ。
531:名無しの椅子
>>530
!?
532:名無しの椅子
>>530
あなたは何をしてますの!?
533:名無しの椅子
>>532
四席なら先回りして敵の車か何かに忍び込むくらいすることでしょうし、今は敵の会話などからアジトや内通者を探っているといったところでは?
534:四席
残念、ヘリの中ですわ。ワタクシには操縦できませんし、抵抗されて先生を人質に取られても厄介ですから待機中というわけでして。動きがあれば連絡しますが、今はこちらからは以上ですわ。
535:六席
ではこちらミレニアム近郊担当、六席! 無限湧きするオートマタをクルセイダーちゃんで轢きまくってたら燃料が切れそうですわ! どなたか給油と、その間の護衛を頼みますわ!!
536:名無しの椅子
温度差で風邪引かせる気ですの!? 燃料はワタクシが持っていきますから、一時離脱して待機なさい!
537:名無しの椅子
一応ワタクシも手伝っておきますわ!
538:名無しの椅子
ならワタクシも!
539:>>536
>>538
どうぞどうぞ。
540:>>537
>>538
どうぞどうぞ
541:>>538
ええっ、ワタクシ一人ですの!? でっ、できますわぁ!
542:名無しの椅子
手伝いますわ。>>536と>>537にも手伝わせますわ。次席に教わりましたから、位置情報くらいなら簡単に割り出せるんですのよ?
543:八席
多分そういう意図は無いと思いますけど番号順だったのでスランピア担当の八席ですわ。部隊の展開は完了して、仕事も無いので遊具で遊んでいますわ。
544:名無しの椅子
しれっと遊ばないでくださる?
545:名無しの椅子
ワタクシも八席の班に割り振られていたら……!
546:名無しの椅子
班分けをした次席はナギサ様たちも主席もいないティーパーティーの仕事を例の補佐さんと一緒に片付けているでしょうから、ゴネても無駄ですわよ?
547:名無しの椅子
そして他所の班に勝手に移って作戦が失敗したら怖いからって何もできない小心者の集まりがワタクシたちですのね!
548:名無しの椅子
>>547
命令くらい遵守したらどうなんですの……?
549:名無しの椅子
オーホッホッホ! ワタクシたちはトリニティでぬくぬく育ったクソニートでしてよ? 例えそれが信頼する上司からの命令でも、文句を言いたくなるものなんですの!!
550:名無しの椅子
言ってて虚しくありません?
551:名無しの椅子
ばにばにですわぁ!
552:十席
九席からは特に無さそうなので、こちらエリドゥ担当、十席ですわ。特に異常も任務への支障も無さそうなのでもっとこの都市を研究しますわね。
553:名無しの椅子
エリドゥってどこですの?
554:名無しの椅子
四席の持ち帰った情報が正しければ、ビッグシスターが作った要塞都市とやらですわね。
555:名無しの椅子
学園の資金を横領して作ったとかってやつですわね! 正気の沙汰とは思えませんわ!
556:名無しの椅子
正気の沙汰とは思えないのはワタクシたちCHAIRSも同じことでは? アリウス生は訝しんだ。
557:名無しの椅子
あら、アリウスの方々と仲良くなるついでに色々教えられるという点においては、これ以上ない判断だったと思いますわよ?
558:名無しの椅子
でも、ロクでもないネットミームよりもっと学ぶべきものはあったはずですわよ……。
559:名無しの椅子
ですがこれも今思えば、ばにたす脱却への近道でしたわ! 街を歩いているときに見かける端末とにらめっこしている方は増えたような気はしますけど!
560:名無しの椅子
歩きスマホはダメ、ゼッタイですわよ!
561:十一席
こちらカタコンベ担当、十一席の錠前サオリだ。今の所大きな問題はない。作戦を続行する。
562:名無しの椅子
>>561
お名前ぇ!!
563:名無しの椅子
>>561
ちゃんと名乗りを上げるのは良いことですわよ♡ ここがスレでさえ無ければ!
564:名無しの椅子
>>561
え、えへへ、もしかして、リーダーもおしおきされちゃいますか……? 痛くはありませんけど、苦しいですよぉ……。
565:次席
それぞれ持ち場についたようですのね。で、五席と九席はまだ会議の護衛中、七席は自由に動いて適当に救護……ひとまずCHAIRSに暇してるやつはいませんのね?
566:名無しの椅子
いますわっ、ここに一人ね!
567:名無しの椅子
ここにもいますわよー!
568:名無しの椅子
これもしかして、ヘルメット団とかスケバンとかだけチェック漏れしてません……?
569:次席
あー……学籍の無い方々は先生に送れる資料が無くて、従って先生の生徒ではないので、超法規的な措置を受けられないということで、今回の対象からは外れていますわよ。本当に申し訳ありませんわ。
570:名無しの椅子
なるほど……つまり、いつも通り仲間とふざけてればよろしいのですわね?
571:名無しの椅子
ある意味常在戦場なのが我々ですわよー!
572:名無しの椅子
とりあえず、手薄そうなD.U.に集合しますわ! あっ、ヴァルキューレに捕まってもそれは我々の落ち度ですけど、作戦の報酬自体はキッチリいただきますわよ?
573:次席
戦力はいくらあっても助かりますわ。このような形になってしまいましたが、ご協力感謝しますわ。
574:五席
D.U.に来るなら好都合ですわね! 主席がどこかへ行ってしまう直前に、会議後に開けろと言って渡されたメモに、ワタクシはここに留まれと指示がありましたから! 皆さんそれで構いません?
575:名無しの椅子
えっ、ちょ、メモの内容の詳細を教えてくださいまし!
576:名無しの椅子
五席がD.U.にいるということは、ナギサ様たちの護衛は九席一人ということですわね……大丈夫ですの?
577:名無しの椅子
まあでも、ドアガンナー要員とか含めて三人くらいいますし……全員あの曲芸飛行に耐える訓練を受けてますから、無駄に頑丈なはずですし……。
578:名無しの椅子
訓練(慣れ)
579:名無しの椅子
ふふふ、懐かしいですわね。CHAIRSに入って初めての任務と言われてウキウキで臨んだら、何の説明もなくヘリに乗せられて、何の説明もなく曲芸飛行の餌食になって、何の活躍もできずにリタイア……ふふふ。
580:五席
主席が言うには、D.U.は終末とか関係なく戦場になるから鎮圧ヨロシクとのことですわ! 皆さんは持ち場にて待機! ヘルメット団やスケバンの皆さんは一緒に戦場を荒らしに行きますわよ! ワタクシの火炎放射器が火を吹きますわ〜!
581:次席
なんか全体的に空気がユルいんですのよねえ……。
582:名無しの椅子
ワタクシたちに何を期待してますの?
583:名無しの椅子
まず街をご覧なさい。そこにワタクシたちはいませんわ。なぜなら全員家でゴロゴロしてますもの。
584:名無しの椅子
期待なんてするだけ無駄ですわ! とはいえ任された仕事くらいはキッチリこなしますけど!
585:五席
……そういえば主席、会議の内容は知らないのに、どうして会議前からCHAIRSをエネルギー反応のあった場所に向かわせることができてるんですの……? まさか、また予知夢を……?
計画は完璧だった。失敗などありえなかった。計算外の存在なんてものが現れる余地もなかった。カイザーコーポレーション幹部のジェネラルは、少なくともそう認識していた。
キヴォトス中で観測された謎の超高密度エネルギーの調査のために、不在の連邦生徒会長に代わって代理の七神リンが設立しようとしたキヴォトス非常対策委員会。
しかしどこの学園もそんな荒唐無稽な話には取り合わず、権限の乱用だとして行政委員会の過半数がリンの不信任に賛成してしまったため、連邦生徒会は機能不全に。
ジェネラルはその隙を突いて行動を起こしたのだ。
SOFも動員し、シャーレの先生を確保し、クラフトチェンバーを通じてサンクトゥムタワーまで手中に収めた。
……だというのに、部下の通信からは銃声や爆発音が絶えなかった。
『このままでは持ちません! 増援を! ジェネラル! 増援をぉ!』
『くそっ! このままじゃ、シャーレに突入され──ぐわーっ!?』
『汚物は消毒ですわ〜!』
『敵の通信機を発見!』
『駄目だ!』
『駄目だ!』
『駄目だ!』
『駄目だ!』
「何が……何が起きている……?」
まるで最初からD.U.全体に数百人規模の兵士を隠していたかのように突然現れた集団を前に、カイザーの勢力は一気に削がれていっていた。
ムイの用意していた仕込みが、想像以上に効果を発揮したのだ。
「それが分からないなら、それまでですよ」
「っ……!?」
いざとなればこのシャーレの建物ごとと考えて起爆装置を手にしたジェネラルだったが、背後から飛んできた手裏剣がスイッチを真っ二つにしてしまった。
ジェネラルはまだ残っている仲間に助けを求めることもできずに、音もなく背後に回っていた四席によって気絶させられた。
「いっちょ上がりってとこかな? お疲れ様でした、先生。主席の無茶に付き合わせてしまって申し訳ないです」
“ううん、おかげで助かったよ。ムイにもそう伝えてほしいな。”
「了解です。カンナさんも、ご協力ありがとうございました」
「いや、私は……」
「……あなたがあなたをどう思うかは勝手ですが、私の知る今のカンナさんは、組織の圧力に屈さずにご自身の正義を貫いた、カッコいいヒーローですよ」
「……まるで、前までの私を知っているかのような言い草だな」
「あっ、やっべ。……やっぱ忍び足ができるってだけでこんな役目に着いたのはおかしいよな……」
キヴォトス非常対策委員会のための会議に呼ばれていた先生は、なんやかんやあってカイザーに捕まっていた。
しかしそこには四席が先んじて忍び込んでいたので、割と早い段階で逃げ出す準備はできていた。そしてそこに上層部の怪しい動きを不審に思い行動に移ったヴァルキューレ公安局長の尾刃カンナが合流し、無双状態だったわけだ。
さらに、敵の増援は五席と集まったヘルメット団やスケバンが相手取った結果、特に苦戦することなくジェネラルを始末できたのだ。
カイザーがサンクトゥムタワーを使って発生させていた通信障害も解除し、囚われていたリンや隠れていた他の役員や五席とも合流し、これにて一件落着──とはならなかった。
突如として空が赤く染まり、真っ赤な色の捻れたサンクトゥムタワーがサンクトゥムタワーの上に降ってきたのだ。
「サ、サンクトゥムダイーン!!」
「あらあら、真上からダイナミックエントリーですわ〜! ……破片ヤバくありませんこと!? というかまさか、超高密度エネルギーってアレだったんですの!?」
「し、知らないよ!? 一体何がどうなって……!」
有識者っぽい連邦生徒会の役員に詰め寄る五席たちだが、当然ながらこの状況をしっかりと理解できている者はいなかった。
そんなてんやわんやのシャーレ部室を離れて、先生は一人屋上に出た。
「クックック……お見苦しい姿で失礼します、先生」
「そういうこった!」
“黒服……デカルコマニー……ゴルコンダは?”
「……彼は攫われました。その件も含めて説明いたしましょうか」
黒服たちの所属するゲマトリアはこのキヴォトスの神秘を探求、研究する組織だった。アリウスで儀式を行い、崇高になろうとしていたベアトリーチェも、ここの所属だ。
そのベアトリーチェはムイたちとの戦闘に敗れて牢屋に入れられていたが、なんやかんやで抜け出し、今日開かれていたゲマトリアの会議に参加していた。
しかしベアトリーチェはムイたちへの恨みに支配されていた。そしてその恨みに任せて「色彩」をキヴォトスに呼び寄せてしまったのだ。
「彼女は既にキヴォトスから追放しましたが、色彩は既にここを見つけてしまいました。色彩はやがて、キヴォトスの全てを飲み込むでしょう。あのサンクトゥムタワーから光が伝播され、全てが反転します」
「そういうこった!」
“……あれが何であれ、私たちは食い止めるだけだよ”
D.U.には色彩の不思議パワーで召喚したのか、Divi:Sionやミメシスが徘徊するようになっていた。動き出した五席たちが対処しているものの、先生が加勢に入らないと危なそうだ。
「色彩はアヌビスを目覚めさせましたが、本命はもう一人の方でしょう。あれが何なのかは分かりませんが、何らかの目的があってゴルコンダを攫い、デカグラマトンのパスや聖徒の交わりといった秘儀や検証結果も奪い去りました」
「そういうこった!」
“……”
「クックック……彼女との接触にはくれぐれも気をつけることですね。それから……そのカードの使い過ぎにも。我々と同じ末路を辿りたくはないでしょう?」
「そういうこったぁ!」
先生は黒服たちにそれ以上見向きもせずに、D.U.を一望できるこの場所から、シッテムの箱で五席たちの指揮をとり始めた。